Yokohama F・Marinos

レポート

REPORT

2020 明治安田J1 第23節 vsセレッソ大阪

前半レポート

 前節に続き大阪でのアウェイゲーム。中2日で臨むF・マリノスのスタメンは、前節から3人を変更しDF松原、MF喜田、FW前田が起用される。対戦相手のセレッソ大阪には4連敗中、9月13日のホームゲームもエリキのゴールで先制したが逆転で敗れている。
 雨降る中、試合はC大阪のキックオフでスタート。F・マリノスは徐々にテンポを上げてサイドの幅を使いながらC大阪陣内に攻め込む。6分・松原のクラウンダーのクロスをエリキがスルーし、マルコス ジュニオールがラストパス。7分にも右サイドの松原から。アーリークロスをエリキに送ったが、これはオフサイドに。
 F・マリノスの展開が続いていたのだが、先制点はC大阪。10分、クロスからのヘディングシュートを合わせられて、F・マリノスはリードを奪われる。
 いつものように前から激しくボールを追ってプレッシャーを強めようとするF・マリノスだが、C大阪のボール回しになかなかボール奪取ができない。飲水タイム後も流れは変わらず、34分ロングボールからジュニオール サントスが裏へ走ったがファウルに。36分、ジュニオール サントスが左サイドをドリブルで持ち上がったが、C大阪の2人がかりのマークでクロスを上げられない。
 39分、ようやくサイドからのコンビネーションから崩し、マルコス ジュニオールがシャープな振りから右足シュート。しかしボールは左ポストに当たった。44分にもF・マリノスは好機をつくる。エリキが相手ボールを奪って2対2のカウンター。ジュニオール サントスのラストパスをエリキが右足で右スミに流し込んだが、オフサイドフラッグが上がった。終盤のチャンスもフィニッシュに至らず、前半は1点のビハインドで折り返す。

ハーフタイムコメント

横浜F・マリノス アンジェ ポステコグルー

横浜F・マリノス
アンジェ ポステコグルー

「プレスは継続して。1回ダメでも2回3回とかけ続けよう。
奪ったあとは慌てずに、自信を持ってプレーすること」

後半レポート

 1点を追いかけるF・マリノスが、左サイドを起点に序盤からC大阪ゴールへ向かう。1分、ティーラトンのクロスをジュニオール サントスが頭で合わせる。8分、ティーラトンの縦パスから左サイドを抜け出し、ボックス内にエリキが侵入する。前への積極的なディフェンスも機能し、F・マリノスが流れをつかむ。
 続いて18分には連続攻撃。マルコス ジュニオールのドリブルシュート、扇原の左クロスなどで攻め立てるが、C大阪の中央の守備が固く、いずれも跳ね返された。逆に20分、C大阪が反撃。2本連続でシュート。これを伊藤と畠中がそれぞれブロックしピンチを救う。
 しかし22分、ロングパスから崩されて追加点を与えてしまった。その直後にF・マリノスベンチが動き、3選手を交代。エジガル ジュニオ、天野、水沼と攻撃のカード3枚を切る。だが4分後の26分、速攻から長いパスを通されて、0-3に。
 29分に4人目の交代でオナイウを前線へ送り出したF・マリノスは、懸命に前に向かう。32分にはティーラトン、天野がクロスをボックス内に放り込む。だがこの4分後の40分、DFラインの背後を突かれて4点目のゴールを決められた。さらに42、44分にも攻め込まれてシュートを打たれたが、ここは梶川が好セーブでしのぐ。
 アデショナルタイムは4分。46分、エジガル ジュニオがドリブルで前進しCKを獲得。速いリスタートからティーラトンがクロスを入れ、ファーで構えた水沼が、ヘッドで合わせてネットに突き刺し1点を返す。水沼の古巣相手に奪ったF・マリノス初ゴールだったが、反撃もここまで。大阪アウェイ2連戦で白星を持ち帰ることはできなかった。 

横浜F・マリノス 試合後監督コメント

横浜F・マリノス アンジェ ポステコグルー

横浜F・マリノス
アンジェ ポステコグルー

「疲れが見受けられました。スケジュール的にもタイトな中でやっていました。その中でも選手たちは全てを出し切ってくれたと思います。結果はついてきませんでしたが、90分を通してあきらめず、最後の最後まで戦う姿勢を見せてくれたと思います」

質問:今日のフォーメーションの狙いを教えてください。
「毎回言っていることですが、システムがどうこうというのは関係ありません。自分たちにとって大事なのは、自分たちのサッカーをすることです。
とにかく今日の試合で見えてしまったのは選手たちの疲労です。けれどもこのタイトなスケジュールの中で、選手たちが最後の最後まで、今日の試合も戦い続けてくれたと思います。
こういうスケジュールの中で、自分は選手たちを守りたいと思っています。しっかりと選手の状態を見ながら、変更だったりやり方を変えたりというのはあるかもしれませんけど、特にシステムどうこうというのは、自分たちにとっては重要ではありません」

質問:上位に勝ち切れていないという部分については、どのようにとらえていますか。
「本当にさっきから言っているとおり、疲れが出ていると思います。アンフェアと言いたくなるほどのスケジュールの中でやっていますが、自分たちの高い強度のサッカーは、この日程は非常にきついです。
もちろんスケジュールに従ってやらなければいけないので、リーグ戦のあと8試合をしっかり戦わなければなりません。
この高い強度のサッカーを3カ月間続けてきましたが、こういうサッカーがずっとうまくいっているようなチームは世界中探してないのではないでしょうか。引き続き、与えられたこのスケジュールの中でどう戦っていくのかを、しっかり頭に入れながらやっていきたいと思います」

試合後コメント

FW17
エリキ

「フィジカル面の問題ではないと思います。ずっと成功し続けるチームはありません。勝ち負けというのは、サッカーにはつきものです。我々は、フィジカル面でもしっかり準備はしてきていますので、それは問題ではなかったと思います。
今日も、我々のサッカーをやろうと臨んだのですが、最初に失点してしまって流れに乗れませんでした。ただ先ほど言ったように、全てがずっと成功し続けるということはありません。一説に、トップアスリートでも成功といえる試合は15%、そうではないのが85%といわれています。この1日がダメだったらずっとダメだ、1ヵ月ダメだったからずっとダメだ、今後ずっとダメということはないのです。
まだまだ目標もありますし、まだまだ試合は続くので、ここでくじけずにしっかりとまた立ち直って、次に向けて準備していきたいと思います」

「今日の試合は、個人的にも中2日で戦うチームを後ろから助けたい気持ちがありましたが、2点目3点目を取られてしまったことを悔しく思っています。あのまま0-1の展開でいっていたら、チームとして盛り返していけたんじゃないかと感じているので、残念です」

「やっとゴールが入ったので嬉しい気持ちはありますが、喜べる状況でもないので…。
(交代出場のときの意識は)とにかく勝ちにいかなければいけない、点を取りにいかなければいけない状況でした。自分の中で、相手のどこが空いていて、どこがチャンスになるのかというのは、ある程度整理できた中でピッチに入りました。少しは流れを変えられたとは思いますけど、逆に、点を取りにいこうということで前がかりになりすぎて追加点を入れられました。自分たちの甘さが出たと思います。
(特に前半、なかなかF・マリノスのサッカーが機能しなかった)出ている選手たちの特長が表れているところもあったし、逆に相手がブロックをつくって引いて守ってくると分かった中で、一気にカウンターを食らったなどのシーンもありしました。もっと幅を使いながらタテに速い攻撃というのを交えていけば良かったかもしれません。
監督が求めていることの半分ぐらいしか出せていなかったのですが、もっともっと自分たちはできるはずだと思います。
この2連戦で勝てなかったというのはすごく悔しいですし、自分たちの良さが出せなかった2連戦でもありました。けれど監督はいつもボクたちに“毎試合、成長していこう。どんな状況でも自分たちは上に向かって進んで行くのだ”と言ってくれています。ボクたちしだいだと思います。監督がしっかり提示してくれた中で、自分たちが向上心を持って、高みを目指していくというのをどん欲にやっていく必要があると思います。
そういうふうにやっていけば、1試合1試合はムダにならないですし、もっともっと良いサッカーを見せることができると思います。そこに対しては、自分も含めてチーム皆で貪欲にやっていきたいと思います」

フォトギャラリー