Yokohama F・Marinos

レポート

REPORT

2020 明治安田J1 第8節 vsベガルタ仙台

前半レポート

 8月に入って最初の試合は、アウェイでのベガルタ仙台戦。F・マリノスの先発は、GKに第1節以来となるパク イルギュ。CBは松原が畠中とコンビを組み、FWの左には仙頭が起用された。
 F・マリノスのキックオフで試合はスタート。序盤からF・マリノスがボールを握って仙台ゴールに向かう。2分、ゴール前のルーズボールをエジガル ジュニオが右足バイシクルシュート。さらに3分・4分と仙頭がラストパスを狙う。
 仙台は守備を固めてカウンターを狙うが、F・マリノスはリスクマネジメントを怠らず、10分のアーリークロスも畠中が落ち着いてクリア。15分には裏へ抜け出されたが、パク イルギュが鋭くダッシュしてセーブ。
 そして20分にはビッグチャンスを迎える。相手陣内でボールを奪い、エジガル ジュニオが素早くラストパス。これで天野がフリーになりシュート。左足からの一撃は、惜しくもポスト左に外れた。
 飲水タイム後もF・マリノスの流れは変わらない。27分、クリアが短いところを捉えてエジガル ジュニオが右足シュート。32分にはティーラトンが裏に走り込んでワントラップで左足を振り抜いたが、惜しくもポスト右へ。
 その後、36分・37分の仙台の反撃をパク イルギュの好セーブなどで阻むと、再び攻勢に立つ。しかし40分・個人技からのエジガル ジュニオのシュートも、46分・仙頭のカットインからのシュートも得点にはつながらない。前半は、0-0で折り返す。

ハーフタイムコメント

横浜F・マリノス アンジェ ポステコグルー

横浜F・マリノス
アンジェ ポステコグルー

「後半も良いテンポでボールを動かしていこう。
声を掛け合ってハードワークで無失点に抑えよう。
ペナルティーエリアにどんどん飛び込んでいくこと」

後半レポート

 仙頭から大津に代わって、後半スタート。前半から引き続き、ボールを丁寧につなぐF・マリノスのペース。5分・松原、喜田と後方から運んだボールを水沼がグランダーのクロス。中で天野が合わせたがGKに阻まれた。7分、再び右サイドの水沼がクロスを入れる。その後もサイドから仕掛けるがフィニッシュには届かない。22分・エジガル ジュニオを下げて、オナイウを送り出す。
 試合はややこう着状態となるが、守備ではパク イルギュが奮闘する。24分、右サイドからの強列なシュートを右手でかき出すファインセーブ。1分後には相手のゴール正面から叩きつけるヘッドの一撃をキャッチ。さらに32分、カウンターからのシュートも正面で防ぐ。
 流れを引き戻したいF・マリノスは34分、3枚の交代カードを切り渡辺、マルコス ジュニオール、伊藤を投入。そして再び主導権を奪い返すと、仙台ゴールに何度も迫る。35分、裏に抜け出したマルコス ジュニオールのクロスに小池が飛び込む。37分、大津の左クロスから渡辺が一撃を見舞う。43分には、扇原の左足ミドル。
 アデショナルタイムは5分。90分、扇原のパスを受けたティーラトンがクロスを入れ、奥に待ち構えていたマルコス ジュニオールが右足で上手くミート。ボールは左スミに突き刺さった。そしてタイムアップ。マルコス ジュニオールの今季リーグ戦5得点目が値千金のゴールとなり、完封勝利で今季J1アウェイ初勝利を飾った。 

横浜F・マリノス 試合後監督コメント

横浜F・マリノス アンジェ ポステコグルー

横浜F・マリノス
アンジェ ポステコグルー

「すごく良いゲームでした。スタートの入りも良く、自分たちがずっとチャンスをつくり、そしてボールを支配していたと思います。なかなか最後の最後までゴールを奪えなかったのですけれど、あきらめずにしっかり勝利できて良かったです」

質問:ケガ人が多くメンバーが厳しい中でも勝点3が取れたということについての評価を教えてください。
「ケガ人はこの試合だけではなく、前の試合、前の前の試合から多い中、入れ替えなければならない部分がありました。また遠藤もレンタル移籍をしました。ですが試合前、選手たちに“相手どうこうではなく、自分たちがどういうふうにやっていくか。自分たちのサッカーをどう見せるかが大事だ”と伝えていました。また“しっかり約束事を守り、そして自分たちのサッカーをやっていこう”とも話していました。誰が出ようが、できる選手たちなので、違ったポジションでも使わなければならない状況でしたが、選手たちはしっかりピッチ上で表現してくれたと思います」

質問:仙頭選手のハーフタイムでの交代については?
「ケガじゃありません。戦術的な部分の交代です。自分たちは、よりスピードアップを図りたかったので大津を入れました。仙頭も前半、いつもと違うポジションでしたが、よくやってくれていました」

質問:松原選手のCB起用の狙いを教えてください。
「ケガ人が多いという自分たちのチームの状況の中で、彼も経験豊富な選手ですし、問題なくCBもやれると起用しました」

質問:パク イルギュ選手の評価をお願いします。
「パク イルギュもケガ上がりですが、良いゲームをしてくれたと思います。彼だけでなく、マルコス ジュニオールもケガから復帰し、残り15分間のところでしっかりいい結果を残してくれました。そしてあと数日もすれば、何人かがケガから戻って来ると思います。楽しみにしています」

試合後コメント

DF27
松原 健

「試合の入り方から良かった。ただ、最後にフィニッシュにいけるシーンといけないシーンがあり、いけなかったシーンでボールを奪われて、そこからカウンターを食らうシーンが何個かあった。なのでアタッキングサードに入ってからシュートで終わることを意識していかないと、自分たちでピンチを招く。そこは修正していきたい」

「チーム全体で守備がしっかりできて、久々の失点ゼロでしっかり勝つことができました。それはすごい嬉しいことです。
ここ最近、失点が増えていたので、ホッとしている部分もあります」

「勝ててホッとしたというのが、率直な感想です。連敗してましたから、今日は勝たなければいけない状況でした。内容も大事でしたけれども、まずはしっかり勝って、勝点3を取るということが大事でした。そこが達成できて、ホッとしています。
(ケガで離脱している間、チームをどのように見ていましたか)サッカー自体は、2年前からやっているパスサッカー、全員が流動的に動いてのハイライン、ハイプレスというコンセプトは今年もできています。ただ個人個人が、結果がついてこない中で、中断期間もあり、メンタル的なところで強い気持ちでゲームに臨めていないような気がしていました。
なので、もし自分がピッチに立つときが来れば、後ろからしっかりコーチングをして、皆に自信を持ってプレーしてもらおうと思っていました。今日、それを心掛けてプレーしました。
(この試合に懸ける気持ちについては)開幕戦、ショッキングな敗戦でした。僕自身もチームに迷惑をかけるプレーをしてしまいました。そこから中断期間に入り、再開直前でケガをして離脱し、本当にチームにたくさん迷惑をかけてしまいました。その気持ちが強かったので、復帰したら、チームのために全力で、とにかく自分ができる限りのことをやろうという思っていました。
今日、早いタイミングで使ってもらい、チャンスをいただきました。すごく意気込んではいたのですが、あまり意気込み過ぎても空回りするタイプなので、今のチーム状況を見て、チームに何が足りないのかを自分で分析して、自分が出たときに何をチームにもたらすことができるかをしっかり整理して今日のプレーに臨めました。ホッとしました。
サッカーは個人ではなくチームスポーツなので、今日、出た選手以外の横浜でしっかり準備している選手もいます。その人たちの想いも背負って、ピッチに立っているつもりです。その人たちに恥じないプレーをしなければならないと心掛けているので、そういうところがピッチで表現できたのは、すごく良かったと思っています」

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