Yokohama F・Marinos

レポート

REPORT

2019 ユーロジャパンカップ2019 vsマンチェスター・シティFC

前半レポート

 マンチェスター・シティとの対戦に臨むF・マリノスは、先週のヴィッセル神戸戦とほぼ同じスタメン。マルコス・ジュニオールがFWに、MFに三好が入った。なおゲームキャプテンは、F・マリノスが喜田、マンチェスター・シティはダビド・シルバ。
 F・マリノスのキックオフで始まった試合は、お互いに前からプレッシャーをかけて攻撃的なサッカーを展開する。9分、マンチェスター・シティのミドルシュートはパク・イルギュが左に飛んで抑える。11分にはF・マリノス、喜田の仲川へのタテパスは相手にカットされた。
 その後も12分・マンチェスター・シティ、13分・F・マリノスと攻撃を応酬。そして14分、17分とパク ・イルギュの好守でピンチを逃れたF・マリノスだたが、18分、デ・ブライネにサイドから持ち込まれて先制ゴールを奪われた。
 F・マリノスはすぐ反撃に移る、20分、遠藤が左から鋭いドリブルからクロス。そして23分、三好のスルーパスを仲川が右足シュート、GKに当たって跳ね返ったボールをマルコス・ジュニオールが左足シュートさらにこのリバウンドを遠藤が詰めて、右足でネットに突き刺した。
 1-1とタイスコアになってからもエキサイティングな展開が続く。給水タイム後の32分には仲川と遠藤が連携していい形をつくる。40分は畠中がロングパスを裏へ。これを遠藤が走り込んだが、GKに防がれた。この直後、マンチェスター・シティが反撃、スルーパスからスターリングがフリーとなり、勝ち越しゴールを左サイドネットに流し込んだ。
 前半、見応えのある攻め合いが繰り広げられ、マンチェスター・シティが1点のリードで折り返す。

ハーフタイムコメント

後半レポート

 F・マリノスの後方からのビルドアップが前半よりもリズミカルになり、アタッキングサードでの連動も早い時間から見られる。1分、遠藤のパスをもらった三好が仕掛けてCKをゲット、3分にも遠藤の鋭いクロスから二本目のCKを獲得した。8分は喜田の右からのクロス、これを三好が右足シュート。これはクロスバーの上へ。
 6分、10分とマンチェスター・シティの反撃をはね返したF・マリノスは11分、裏にパスを入れられたがチアゴ・マルチンスが素早く戻ってシュートを阻む。さらにマンチェスター・シティの猛攻が続く。12分にゴールを割ったが、これはオフサイドに。F・マリノスは13分、最初の選手交代で大津がイン。その後もマンチェスター・シティの攻勢を受けたが15分のロングフィードに対して、パク・イルギュが判断良く前に出てクリアした。
 20分を回るとF・マリノスの動きが良くなり流れを引き戻す。22分、広瀬が相手陣内でボールを奪ってクロス、24分、仲川が左足シュート。
 給水タイム後の30分、両軍ベンチが大きく動いた。マンチェスター・シティが3人交代させたのに対して、F・マリノスはフレッシュな選手が8人登場する。GKは飯倉、ディフェンスラインは右から松原、伊藤、ドゥシャン、和田。ボランチに山田が入り、中川と泉澤がアタッカーに加わった。
 ここからF・マリノスはギアを上げてマンチェスター・シティゴールに迫る。36分、38分と惜しいシーンが連続、だがゴールは奪えない。アディショナルタイムは5分。すると47分、マンチェスター・シティは右サイドからの速いクロスからネメヒャが左足でフィニッシュ。ダメ押しといえるゴールでスコアは1-3に。そしてタイムアップ。シュート数はともに11本と、F・マリノスは勇気を持って攻めたが、決定力でマンチェスター・シティが上回り、勝利をおさめた。  

横浜F・マリノス 試合後監督コメント

横浜F・マリノス アンジェ ポステコグルー

横浜F・マリノス
アンジェ ポステコグルー

「すごく良い試合になり、サポーターの皆さんもエキサイティングな、ワクワクしたゲームが観られたと思います。いろいろな場面で見応えのあるプレーがあり、全体的には本当に楽しい試合が繰り広げられたのではないでしょうか。
残念なのは、自分たちがたくさんチャンスをつくった中で、決め切れなかったところです。やはり、相手の前線は素晴らしい選手がそろっています。
そういう相手と対戦して、チームとしても個人としても良い経験になったと思います。またマンチェスター・シティも我々と対戦したことが良い経験になったのではないでしょうか。
そして、両チームとも大きなケガがなかったことも幸いだったと思います」

質問:いつも以上に激しいプレスをかけていたように見えましたが、試合前どういう指示をして選手を送り出したのでしょうか?
「この試合だからと、特別に出した指示はありません。いつもどおり、前からプレスに行こうという、自分たちのサッカーを行なっただけです。
相手は常に後ろからつなごうと意識していますから、自分たちは、それをさせないため、アグレッシブに前から行ったというところです。
相手にロングボールを蹴らせるというところも一つの狙いでしたし、そういう部分でも自分たちにとって良いトレーニングになったと思います。良い経験になりました。やはり、相手に突破されることもありましたが、自分たちも前から行ったことで、相手を自由にさせず、止める場面もたくさんありました。
そういう点でも、自分たちは自分たちのサッカーをしただけです」

質問:F・マリノスがこの試合の経験によって、これから向上させていく部分については、どう考えていますか?
「本当に良いゲームだったと思います。相手は世界のトップレベルのチームなので、守り重視などという自分たちがいつもと違うやり方をすることもできましたが、そうさせずに、私は“いつもどおり、自分たちのサッカーをやろう”と言いました。選手たちは、しっかりとそれをピッチ上で出せたと思います。
唯一ポイントを挙げるとすれば、ボックスの中でチャンスをつくった中で、自分たちは決め切れなかったことでしょうか。しかし相手は、ボックスの中に入ってきたら、しっかり決めていました。そういうところは違いがあったと思います」

試合後コメント

MF41
三好 康児

「試合のテンポも相当早かったですし、距離感の部分だったりパスだったり、シュートまでのスピードに違いがあったので、やっぱり強いなと改めて思いました。
自分たちがボールを持っても、奪いにくる距離だったりスピードも違いました」

「マンチェスター・シティは、言うまでもなく世界一と言ってもいい、素晴らしくて強いチーム。自分たちもプレッシャーをかけて、後ろからつないで戦いましたが、Jリーグと違う強さ、スピードの違いを感じました。
その違いをこれから少しでも少なくして、いつかまた強いチームと対戦したときは勝てるようになりたいと思います。
ディフェンスラインとしては、裏を取られないよう、常に緊張感と集中力をもって戦いましたので、走る量も多かったですし、頭も疲れました」

「自分としては、前にボールを追っていくという意識で試合に入りました。
マンチェスター・シティのプレー精度だったり、一つのパスの質だったり、ボールの置き所、あるいはいやらしさだったり、盗めるところを盗もうと思ってプレーしました。
前への推進力ということは身をもって体験できたので、そこは自分にとってプラスになりました」

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