2024明治安田J1リーグ 第15節 FC東京戦 試合後監督会見
無料記事 試合 コメント ハリーキューウェル
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Q.試合の総括

残念な表情のように見えるかもしれませんが、正直この引き分けがフェアな結果だったのではないかと思っています。

今日の試合は二面性がありました。

前半は、自分たちがしっかりと良いスタートを切り、ボールをコントロールをしてチャンスも多く作り上げることができました。

自分たちがデザインした形でゴールも生まれました。そこで2点目を取れなかったことは悔やまれます。

チャンスを多く作りながらも、とどめを刺す事が出来なかった。途中でセンターバックのアクシデントもありましたが、まだケガの詳細は聞いてはいません。

後半は、自分たちがやろうとした部分、できていた部分が急に出来なくなってしまいました。

相手もマンツーマン気味で戦ってきました。その時に慌てることなく、しっかりとゲームマネジメントができることがすごく大事だと思っています。

相手もそこでしっかりと良い部分を出してきました。FC東京は後半にどんどん攻め上がり、チャンスを多く作り出していました。

自分たちは試合終盤にはあまりチャンスを作ることができず、最終的には引き分けになってしまいましたが、フェアな結果であったと思います。

Q.特に前半は久しぶりにF・マリノスのサッカーが出た内容でした。この影響は次のACL決勝にどう及ぼすと思いますか?

この5〜7試合くらいは、場面ごとに支配していた部分は多くあったかなという印象です。

もちろん理由のないところで何か相手にやらせてしまうような部分が少し目立っていました。

支配し続けることが本当に大事だと思っています。90分を通して相手がボールを持ってチャンスを作る時間がある中で、そこでどう我慢するのか。

その時に慌てず、もう1度自分たちがボールを奪った後にどう支配をするのか。しっかりとそこをマネジメントできるのではと思います。

ACL決勝はクラブにとっても、ファン・サポーター、そして我々に関わるすべての人たちにとっての大きな舞台です。

簡単に取れる大会ではありません。自分は何かにビビって立ち向かわないということはありません。とにかくやるだけだと思っています。

自分たちがここまで勝ち上がって来た以上、しっかりと向き合う。そこがすごく大事になってくると思います。

この大会で優勝するというのは、ただでは貰えません。やはり自分たちが犠牲にするものは犠牲にして、ここまでやってきました。

自分たちからしっかりと奪い取りに行く。それが大事だと思っています。

自分はこれまでこのような大きな舞台に立ってビビったことはないです。とにかく楽しむことが大事だと思っています。

この決勝に様々な人の想いを乗せて戦いたいと思います。

Q.新潟戦の後から選手に伝えてきたこと、今日の試合でパフォーマンスとして出た部分は?

もちろん自分たちは試合の振り返りもしてきました。良い部分とできなかった部分はしっかりと把握した中で、皆さんも今日の試合について90分を通して見られたと思います。

それが全てだと思っています。その中で自分も含めて理解できなかったのは、前半はあれだけの戦いができていて、後半になった時に急にできなくなる。

その疑問を探して改善しないといけないと思います。自分たちが今日の38分頃まではしっかりとボールを支配し、相手の敵陣にいた状況でした。

それから彼らがどうこうではなく、自分たちから相手に対してやらせてしまったところがありました。つまらないミスや繋がらなかった部分で相手のカウンターを受ける。

そこでしっかりとマークにつけず、チャンスを与えてしまいました。良いサッカーをしていた中で急にできなくなる。もちろん疲れがあることも理解しています。

その中でしっかりとやっていくことが大事だと思っています。監督としてもそうですが、自分は選手としてもこういう状況を味わってきました。

この時にすごく大事になるのは、メンタルを強く持つことです。途中までこういう形でやってきたが、あのような事象が起きたりすれば、やり方を変えざるを得なかったりもします。

自分としてはこのACLだけを考えて戦うというのは全然違うと思います。やはりどの試合も大事です。

特にリーグ戦を落とすことは絶対にあってはならないと思っています。どの試合も自分は大事な1試合として捉えています。

そこをしっかりとやっていかないといけないなと思います。チームとして、リーグもどの大会でも全てにおいて出し切ることが大事だと思っています。