試合を振り返って

非常に残念な結果になってしまいました。前半、試合の入りがあまり良くなく先に得点を許してしまい、良くないところを改善するところまでいけなかった前半だったと振り返っています。シュート数に関しても前半は3本しか打てていないことが、この試合の前半を象徴するところだったと思います。

後半は前に推進していくところを修正しながら、決定機を何度も作ったとは思いますが、2点目を入れられたところで、このビハインドのところから選手を3人交代していく中で、より攻撃的な準備のもとに1点返せました。その後、同点に追いつくチャンスは何度もあったとは思いますが、決定力、最後の精度というものが足りなかったかなと。結果的には1－3で敗れましたけれども、これまでの2週間、選手もスタッフもメンタル的にきつい時間を過ごしたと思います。それでも前を向いてよくプレーしてくれたと思いますし、最後まで戦ってくれたと思います。カップ戦はこれで終わってしまいましたがリーグ戦はこの後も続きますので、ここで一回いろんなものを見直してまた再スタートしていきたいと思います。

Q.「2週間きつい時間を過ごした」とのお話がありましたが、ポステコグルー元監督の去就が選手のプレーに影響していたということでしょうか

もちろんアンジェ監督の退任ということもありましたし、天皇杯のHonda戦、120分戦っているところでのフィジカル的なコンディションでしたり、あるいは連戦が続いていく中でのコンディションの調整が難しかったのかなと個人的には思います。いろいろな側面から言って、この2週間というのは難しい状況にあったのかなと。ただ選手たちやスタッフはその中でもやるべきことをトレーニングから見せてくれていましたし、今日のゲームについては私自身も楽しみにしていました。残念ながらゲームの入り方が良くなかったところで、リズムを生み出せなかったと思いますが、これをリーグ戦の方にしっかり結びつけていきたいと思います。

Q. マルコスジュニオール選手と天野選手を並べる形となりました。2人にはどのような働きを期待しましたか

（札幌は）前線と後ろが開くので、その間でうまく受けて起点を作ってリズムを作ることがひとつ狙いとしてあったのですが、相手が前からチェイスしてくるところに対して、引きすぎたポジションをとったことで（プレスの網に）かかってしまったのかなと思います。アイデアとしては悪くなかったので、後半については修正できたのではないかなと思います。

Q. 次のリーグ戦の話が出ましたが、次節も松永監督が指揮を執るのでしょうか

あくまでも暫定ということでこのミッションを続けていくことになるかと思います。

Q. 基本的には前監督のやりかたを踏襲していくということでしょうか

もちろんそうです。今日もヘッドコーチのジョン、それからショーンとこれまでのやり方や考え方を継続してやってきていますので、何かを変えるということはないですね。今日のような（内容の）試合もありますが、逆にもっともっと精度を上げていくというところについては練習の中でやっていこうと思います。