Yokohama F・Marinos

レポート

REPORT

2020 明治安田J1 第22節 vsガンバ大阪

前半レポート

 6連勝で4位に順位を上げてきたガンバ大阪とのアウェイでの対戦。G大阪には今季の開幕戦で1-2で敗れているだけに、リベンジを果たして上位との勝点差を詰めたいところだ。F・マリノスの先発は出場停止の喜田に代わってキャプテンマークをつけるのはMF扇原。FWエリキ、マルコス ジュニオールなど前節からスタメンを5人変更して臨む。
 F・マリノスのキックオフで始まった試合は、ともに積極的に前へ出てプレッシャーを掛け合い、セカンドボールを回収してからの早い攻撃を狙う。3分、ティーラトンのロングボールをエリキが狙い、その直後にも扇原が裏へ飛び出してティーラトンのパスを受けるなど形をつくったF・マリノスだが、その後の10分間はG大阪が反撃しF・マリノス陣内での時間が続く。
 しかし14分からはF・マリノスがブラジル人トリオを中心に起点をつくり、シュートに結びつけていく。14分・17分とジュニオール サントスがミドルを放つと、19分にはティーラトンのクロスをマルコス ジュニオールがヘディングシュート。ボールはワクを捉えていたが、GKの好セーブに阻まれた。
 飲水タイム後の25分には梶川の好セーブでピンチを逃れたF・マリノスは26分、高い位置でエリキが相手ボールを奪い、ドリブルからラストパス。これをマルコス ジュニオールがシュート。リバウンドを身体で跳ね返し、相手のオウンゴールにつながった。
 41分、CKからのパトリックのヘディングシュートを梶川がビッグセーブで救い、リードを守るF・マリノス。だが45分、ロングパスから宇佐美にうまく抜けられるところで梶川がファウルしPKに。これを決められ1-1のタイスコアで前半を終了した。

ハーフタイムコメント

横浜F・マリノス アンジェ ポステコグルー

横浜F・マリノス
アンジェ ポステコグルー

「ビルドアップを丁寧に。テンポ良くボールを動かしていこう。
後半もハードワークして良いプレスを続けよう」

後半レポート

 立ち上がり、前線からのプレスが機能したG大阪がペースを握る。F・マリノスは7分までに3本のCKを相手に与えるなど劣勢の時間が続いた。8分には少ないチャンスから小池がクロスを入れるも、走り込んだマルコス ジュニオールへ通らない。
 10分を過ぎたあたりからF・マリノスの攻撃時間が増えてくる。11分・ティーラトンがミドルシュート。12分はCKから小池がクロスを入れ、ニアへエリキが詰める。そのこぼれ球を先に触って畠中がゴールを狙ったが、DFがブロック。14分・伊藤がゴール前でシュートブロック、そこからカウンターを仕掛け、エリキが打った右足の一撃は枠外へ。
 20分過ぎには再びG大阪が攻勢に立ち、23分・伊藤が相手の縦パスに対してFWと競り合い、間一髪でクリア。その直後のG大阪・井手口のミドルは、梶川がキャッチするなど、高い集中力で相手の攻撃をしのぐ。
 32分、1-1の均衡が続く中、両チームのベンチが動き、お互い交代カードを切る。F・マリノスはジュニオール サントスに代えて、前田を投入。するとF・マリノスが流れをつかみ出す。36分・渡辺がミドルシュート、1分後には渡辺の縦パスから飛び出した前田が中へ折り返し、エリキへ。しかし決定機は生まれない。
 アデショナルタイムは3分。47分、右の小池が送ったパスがニアへ走ったエリキに渡ったが、相手DFにカットされてシュートには至らず。両チームとも追加点が奪えず、ドローでタイムアップ。  

横浜F・マリノス 試合後監督コメント

横浜F・マリノス アンジェ ポステコグルー

横浜F・マリノス
アンジェ ポステコグルー

「本当に良いゲームが繰り広げられたと思います。両チームともハードワークをして、いろいろなチャンスをつくれました。1対1はフェアな結果だと思います。
G大阪も良いチームでここのところ良い結果を残してきていて、自信もあったと思います。その中で、自分たちのチームも選手たちが相手に対して引くことなくしっかりとやれた部分もありましたし、本当に最後の最後までやれたと思います」

質問:いつもと違って1人しか選手交代をしなかった理由は?
「試合の流れでいろいろな交代を行います。今日に限っては、最後の最後まで選手が良い状態でチャンスをつくっていましたし、良い形でやってくれていました。その中で最後の最後まで出し切る、ハードワークをし続けてくれました。
次の試合は、もう土曜日にやって来ます。それに向けても、しっかりやれる準備につながったと思います。
ただ理由もなく人数を代えるというのは、おかしな話です。今日は良い状態で中が動いていたので、特に何人も代える必要はないと考えて1名だけ代えました」

質問:今日は、いつもよりセカンドボールが拾えなかったのではないでしょうか?
「自分の中では、セカンドボールが拾えていないとはみていません。ただ相手も大きなフォワードがいましたので、なかなか拾えなかった部分があったかもしれません。
それよりも、いつもの試合との大きな違いというのは、ボールを奪ったときになかなかキープできなかった、そこだと思います。もっともっとキープしてコントロールできていれば、良い展開になったと思います。そこがちょっと欠けていた部分だと思います。
もちろん相手も簡単なチームではありません。本当に良いチームです。そんな相手とフィフティ・フィフティのゲームが繰り広げられたと思います」

試合後コメント

「相手は前からプレッシャーを掛けて来ていて、ボランチでボールを受けた時、後ろに戻すのか前に向くのかで展開は大きく変わるのですが、今日は後ろを選択するシーンが少し多くなってしまったと思います。
また、全員が少しプレッシャーを感じてしまったかもしれません。あれぐらいのプレスなら、はがせるようにならないといけない。そこで蹴ってしまったり、相手にぶつけてしまったり、そういう簡単なミスが多かったという印象です。
(セカンドボールが拾えなかった点について)チームとして、前から行くことは毎試合、徹底されています。そこでプレスを掛けたときに蹴られて、セカンドへ戻るタイミングが遅れてしまったり、ボランチの戻りも遅くなってしまったりしたことで相手に拾われるというシーンが多くなってしまいました。蹴られると分かっているなら、セカンドを意識したポジショニングだったり臨機応変に対応することが今後、大事になると思います。
今日は試合内容でいつものように相手を支配できなかったですし、90分を通して、相手のやり方が良いのかは分かりませんが、相手ペースになってしまったり、自分たちのサッカーができない時間が長くなってしまいました。内容、支配するということ、そしてゴールを奪うこと、これらを次の試合に向けて修正したいと思います」

「自分たちは後ろからビルドアップして流れをつくっていくというスタイルなので、正直、立ち上がりのミスはあってはならないと思います。失点につながらなかったから良かったのですけれど、そういうミスは減らしたいと思います。ただその中でも、ボールを前に運べた時に、チームとしてしっかりボールを動かすということはできましたし、チャンスもつくれていたので、そこは最近の良い流れのままプレーで表現できたと思います。
(パスの成功率が良くなかったと思いますが)自分もミスが多かったので、チームとしても修正していかなければいけないと思います。やはり出し手と受け手だけではなく、3人目の動きによってパスコースをつくるだけで、ボールを持っている人は余裕を持って選択肢が持てると思うので、そこは改善していきたいです。パスを出す選手も、選択肢の中から選んだパスコースを通す能力は間違いなく持っているので、そこはしっかり集中力を持っていけば、改善できると思っています。
前半、ゴールキックを直接、前に蹴るシーンが多かったので、監督からも“しっかりつないでいこう”という話がありました。それで皆で、ビルドアップをしっかりつないでいこうと話し合っていました。しっかり運べて相手を押し込める時間帯もありましたし、後半は、そういう時間をもっと長くつくれれば、守備に回る時間ももっと減らせたと思うので、そこをもっと意識してやれれば良かったと思います」

「連戦のなかで、このような苦しい試合は絶対にあると思っていました。先制した試合展開のなかで、自分のファウルでPKを献上して引き分けに終わってしまったのは、もったいないというか悔しく思っています。
次のゲームで改善できるように頑張っていきたいと思います」

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