Yokohama F・Marinos

レポート

REPORT

2020 明治安田J1 第16節 vsセレッソ大阪

前半レポート


 前節から中3日で迎えるホームゲーム。連敗をストップしたいF・マリノスは、7人を入れ替える。GKに梶川、MFはアウトサイドを右・小池、左・ティーラトンとし、ボランチを渡辺・和田のコンビに。またゲームキャプテンはマルコス ジュニオールが務める。
 C大阪のキックオフで試合はスタート。序盤、両チームにチャンスが訪れる。まず3分にC大阪。FKからヘディングシュートを合わせたが、GK梶川が良く反応してボールを弾き出す。その1分後にはF・マリノス。スピーディーにボールを運びエリキがシュート、しかしクロスバーを叩く。そしてこのリバウンドをジュニオール サントスがヘッドで狙ったが、DFにクリアされた。
 ともに前からプレッシャーを掛けていくが、徐々にF・マリノスが出足で上回りポゼッションを高めていく。11分、ボールを奪ってジュニオール サントスのミドル(GK正面)。F・マリノスはさらに13分・渡辺がリバウンドを右足ミドルを放った。
 飲水タイム後もF・マリノスのペースは変わらない。25分・エリキの強烈なミドルはクロスバーを直撃。29分にはマルコス ジュニオールが反転してすぐに左足を振り抜いたが、GK正面を突いた。
 終盤も39分・ティーラトン、41分・渡辺がミドルを狙うなどシュートを連発するが、ネットを揺らすことはできず、前半は0-0で折り返す。

ハーフタイムコメント

横浜F・マリノス アンジェ ポステコグルー

横浜F・マリノス
アンジェ ポステコグルー

「良いプレスと切り替えを続けていこう。
スペースはある。慌てずに落ち着いて攻めていこう。
ボックスにどんどん入っていくこと」

後半レポート


 立ち上がりからボールを握ったのは前半同様にF・マリノス。5分には小池、マルコス ジュニオールのクロスなど波状攻撃を仕掛ける。そして7分、渡辺が左から右へパスを展開。それを受けたマルコス ジュニオールがクロスを上げ、エリキがヘディングシュート、先制ゴールを奪った。
 さらに追加点を狙い、C大阪ゴールに向かう。9分、ティーラトンのクロスをジュニオール サントスが高い打点のヘディングで合わせたが左へ外れる。するとC大阪の反撃を受け13分、清武に決められ同点に追いつかれる。
 再びF・マリノスは攻勢に出る。16分・ティーラトンのクロス、続いてマルコス ジュニオールがジュニオール サントスへ浮き球のラストパスを狙う。17分にもジュニオール サントスがティーラトンのクロスに飛び込んだが届かない。
 F・マリノスが流れを引き戻すかと思われたが、20分、相手選手を倒して伊藤がレッドカードで退場に。F・マリノスベンチは、25分に最初の交代で3枚代え。扇原、仲川、喜田を投入した。
 その後は両チームが攻撃を応酬する展開へ。29分、マルコス ジュニオールの仲川へのパスは通らず、セレッソはロングボールでチャンスをうかがう。32分・4人目の選手交代で、前田がピッチへ。
 38分・前田がDFと競りながら突破してシュートを打つ。39分には5人目の交代で、水沼をピッチに送り出す。だが41分、サイドを突破され、高木に逆転ゴールを奪われてしまった。
 アデショナルタイムは4分。47分・水沼のシュート気味のクロスに前田が合わせ、右へ外れたのがラストチャンスに。そのままタイムアップを迎え、3連敗となった。 

横浜F・マリノス 試合後監督コメント

横浜F・マリノス アンジェ ポステコグルー

横浜F・マリノス
アンジェ ポステコグルー

「本当に良いゲームコントロールをしてくれましたし、試合内容としても、しっかり支配をした中でチャンスもたくさんつくりました。ここのところの数試合に比べたら、見違えるようなサッカーそしてくれたと思います。
勝てなかったのは正直、残念ですが、選手たちはしっかり自分たちのサッカーを最後の最後まで表現してくれたと思います」

質問:サッカーは点を取ること、そして取らせないことが原則だと思いますが、点を取らせないというところで、ここのところ良い結果が出ていないのですが、その点は、どう考えていますか?
「そうですね。おっしゃるとおり、それがサッカーの原則の一つだと思いますけれど、今日はしっかりチャンスをつくり惜しい場面、ポストに2回当たるなどがありました。またGKが弾いたボールにしっかり反応できれば1点という場面もありました。
自分たちがやろうとしているサッカーをしっかりやることが、自分は大事です。点を取るとかは、その次です。まずは自分たちのサッカーをすることが一番大事です。その後で、点が入ったり、勝利とかの結果はついてきます。
今日は他の試合と何が違ったかというと、川崎戦では自分たちのサッカーができず、本当に悔しい思いをしました。今日も勝ちはできませんでしたが、自分たちのサッカーをしっかり出せることができたので、自分は選手たちが誇らしいです」

質問:同点ゴールを奪われるまで、ポジティブな材料がかなりあったと思いますが、監督の評価をお願いします。
「本当にアグレッシブに前からプレスに行き、いい場所で相手からボールも奪い、ボックスへの侵入の数も多かった中で、ああいう形で良いパフォーマンスができたというのを、自分は嬉しく思いますし、満足しています」

質問:ボックスに入るところのクオリティーが昨シーズンよりも高くないと思うのですが、その点はどう考えていますか?
「今日の試合だけのことをいえば、おっしゃるような質の問題はなかったと思います。しっかりボックスの中に入って行きましたし、しかもシュートを打ってポストに2回当たったりなど、最後の最後のところの運というのもあったと思います。
他の試合では、ゴール前での質が下がったという部分はあったかもしれませんが、今日は今年のベストゲームの一つかなと思うぐらい、しっかりチャンスをつくってくれました。もちろんその中で、決め切れなかった悔しい部分はありました。しかし自分たちのサッカーという部分では、今日は見せられたと思います」

試合後コメント

「前半は、チームとしてもボールを支配してゴール前まで行くというシーンが多くつくれたと思います。後半、やはり相手が修正してきて、こういう結果になってしまったので、前半のうちに試合を決めておかなければならなかったと思います。
(4バックと3バックでのプレーの違いについて)3枚後ろにいるので、自分たちが降りるよりはワンラインはがしたところでピックアップして、シャドーが2枚・エリキとマルコス ジュニオールがいたので、そこにいい形で前を向かせられるかというのは意識しました。3トップじゃなかったので、中のボランチ2枚とシャドー2枚で、いかにボールを前に進めるかというのも意識しました。そこで前を向けるかで、かなり攻撃の形は変わってくると思いましたので。
相手に対して自分たちが4ラインみたいな形をつくって、間・間に顔を出していたので、それがボールが良く回った要因かなと思いますし、皆、うまくポジションを取れていたので、プレスにつかまらずに相手のゴール前まで進めたと思います。
後半に関しては、相手が修正してきた中で、自分たちの疲労もあると思うのですけど、ポジションだったり判断だったりが悪くなってきて、相手に引っかけられる回数が増えたと思います」

「幸先よく先制できましたが、同点になり、逆転され難しい状況になってしまいました。2失点目は、自分のサイドからだったので、次に向けて修正しないといけないと感じています。
WBはタイで経験がありました。普段はSBで中に絞って、出たり入ったりすることが多いのですが、今回はワイドに張ってプレスすることが多かったです。
自分たちのサッカーはできていたと思いますが、チームとして10人になったときの攻め方や守り方は修正が必要だと思います。まだまだ試合はあるので、自分たちのサッカー、仲間を信じてやってきたいです」

「初先発ということで、皆よりはフレッシュだと思うし、多く走ってチームの力になれればと思って入りました。けれども結果がついてこなかったので…。勝ち切れれば良かったと思います。
(新システムでのプレーの違いは?)フォーメーションは違ってもF・マリノスのサッカーというのは変わらないので、ポジション関係なく流動的に動いて、チーム全員で攻め切る・守るというのは変わりません。フォーメーションによって変わったということはありません。
サイドバックが内側に入ってこないぶん自分たちの周りにスペースがあるので、センターで止まらずに外に出たり、真ん中で受けたり、あまりポジションにこだわらず、いろいろなところに顔を出すというのは意識しました。
(和田選手とコンビを組んだボランチのプレーでの成果や課題については?)2人のバランスのところで試合中に話していたのは、2人とも流れすぎず一人は必ず真ん中にいること。課題としては、今日のような流れだったら、ボランチの選手が最後のところでパスやシュートの精度を出せれば崩し切れたシーンもありました。ですからゴール前で落ち着いて良い判断ができれば、もっと良かったと思います。
前半はすごく良くて、そこで決め切れればこの試合は終わっていたと思います。後半は、先制した後、自分たちからペースが落ちて相手のペースに持っていかれたので、ゲームコントロールのところで、もう少し落ち着かせたりする場面も必要かなと思いました」

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