Yokohama F・Marinos

レポート

REPORT

2020 明治安田J1 第14節 vs川崎フロンターレ

前半レポート

 ディフェンディングチャンピオンのF・マリノスが、首位を走る川崎フロンターレを迎え撃つ神奈川ダービー。F・マリノスの先発は、いつものように約半分を入れ替えて臨む。喜田は控えにまわり、ゲームキャプテンを務めるのは、この試合でJ1通算200試合出場となる扇原。
 試合はF・マリノスのキックオフでスタート。開始2分、F・マリノスがいきなり先手を取る。右サイド、小池のパスを受けた松田がドリブルし、深いところからマイナスに折り返す。これをマルコス ジュニオールがワンタッチで右足を振り抜くと、ボールは左ポストに当たってネットに突き刺さった。
 マルコス ジュニオールの今季9点目で先制に成功したF・マリノスは、5分の川崎の連続攻撃を跳ね返すと、ボールを握って相手陣内で分厚い攻撃を繰り広げる。18分には松田のカットインから好位置でFKをゲット。これを天野が狙ったが壁に当たった。
 飲水タイム後、川崎がペースを奪い返し左サイドを有効に使って攻める。F・マリノスはセカンドボールを回収できずに自陣でこらえる時間が続く。そして33分、ディフェンスラインの裏へパスが送られ、同点ゴールを奪われてしまう。
 その後もF・マリノスは川崎の攻撃を受けるが、39分・畠中が浮き球をうまく処理してヘッドでGKパクに送るなど、追加点を許さない。前半、互いに持ち味を出した攻撃を応酬し、1-1のタイで折り返す。

ハーフタイムコメント

横浜F・マリノス アンジェ ポステコグルー

横浜F・マリノス
アンジェ ポステコグルー

「強さを出して、ボールを簡単に失わないこと。
集中を切らさずに、45分間出し切ろう」

後半レポート

 F・マリノスは交代なし。川崎ベンチは2枚の交代カードを切って後半をスタート。開始早々、川崎が猛アタック。3分、左サイドから崩され、家長に逆転ゴールを許す。さらに2分後、横パスを通されて三笘に追加点を決められ1-3に。
 2点を追うF・マリノスは、10分にジュニオール サントスのシュートこそあったが、なかなか攻め切れない。また視界が悪くなるほど雨足が強くなる。
 12分、F・マリノスは、最初の交代で3枚代え。仲川、喜田、前田をピッチに送り出す。ここからF・マリノスがボールを握る時間は増えたが、ラストパスがなかなか通らず、決定機をつくるには至らない。23分、4人目の交代でジュニオール サントスを下げて、オナイウを投入。24分・前田がドリブルで仕掛け、27分にはマルコス ジュニオールのクロスに前田が飛び込む。だがタイミングが合わない。29分には仲川がミドルを放つも、ボールはGKの正面へ。
 38分、渡辺が扇原に代わってピッチへ。F・マリノスのペースは続いたが、川崎も時折、攻撃を仕掛ける。42分にはシュートのこぼれ球に相手FWが反応したが、GKパクが間一髪で飛び込み、ピンチを防ぐ。すると43分、マルコス ジュニオールとオナイウの連続シュート。しかしゴールには届かない。
 アディショナルタイムは4分。49分、前田が左サイドからマイナスのパスを入れて、喜田が飛び込む。最後はオナイウへボールが渡るもカットされた。そしてタイムアップ。神奈川ダービーを勝利で飾れなかったF・マリノスは、8月15日の大分戦以来の黒星となった。 

横浜F・マリノス 試合後監督コメント

横浜F・マリノス アンジェ ポステコグルー

横浜F・マリノス
アンジェ ポステコグルー

「本当に残念な結果になってしまいました。前半は、少ないチャンスを決め切れなかった部分はあったものの、ハードワークをしてまあまあ良かったと思います。
後半は相手がスピードアップして、開始早々2点を入れられて難しい展開になってしまいました。相手は勝利に値するゲーム内容だったと思います」

質問:後半の立ち上がりの2失点については?
「向こうが、後半に入った瞬間にスピードを上げました。そして自分たちのミスもあり、なかなかポジティブなサッカーができませんでした。そこで2失点をすると難しい展開になってしまいます。ああいう展開になってしまいます」

質問:この試合に続き、これから名古屋、C大阪という上位との対戦が続きますが?
「今この試合が終わったばかりです。次の相手が名古屋というのはわかっていますが、それは置いておいて、まずは今日の試合を振り返って、しっかり次に向けてやっていきたいと思います。今、いろいろな情報が耳に入って来るでしょうけれど、そういうものは関係ありません。とにかく自分たちがどういうゲームをしたのかというのを明日振り返って次に向けてやっていきたいと思います」

質問:この試合の結果で首位との勝点差が17ありますが、この数字をどのように捉えていますか。
「去年の結果だとか、今、勝点がどれだけ離れているかとか、正直、どうでもいいです。とにかく今日の後半、しっかりプレッシャーを掛けたいなど自分たちがやろうとしているサッカーがなかなか出なかったところを、明日しっかり振り返ったなかで、次に向けてやっていきたいと思っています」

試合後コメント

MF39
天野 純

「(前半、相手のアンカー脇をうまく使いながら“間で受ける”というプレーができていたと思います。その点、意識していましたか?)相手もワンアンカーで、今日のウチのシステムと同じでした。アンカーの脇が使えるというスカウティングもありましたので、そこをうまく使って攻撃できたのではないかと思います。
ただ今日のゲームで、個の質の部分というところは、もっと高めなければいけないと思いました。そこについて自分自身、刺激をもらえたので、もっともっとうまくなりたいと思っています。
(2失点した後半の立ち上がりについては?)後半の入りも皆で声をかけていたのですけれど、やはりああいう一瞬のスキを見せると、川崎のようなチームは得点につなげてくるので、そこは修正しないといけないと思います。
負けてしまいましたが、かなわない相手だというふうには自分は感じていません。もちろん今日の試合を通して、川崎の個の質は高かったですし、技術的な部分は相手の方が一枚上手だったと感じました」

「先制点は取れましたけど、そこから押し込まれる展開になって、自分たちのミスからやられてしまいました。後半も良くなくて、連続失点してしまった。そこは次の試合で活かせるよう、守備の部分だったり、取った後のパスだったりの意識は変えられると思います。そこは今後の課題としていきたいです。
自分は守備の部分でもチームに貢献しないといけないと思っているので、これからの試合ではそういうところを意識してやっていきたいと思います」

「いいスタートは切れたと思いますが、残念ながら勝利をおさめることができませんでした。
相手がすごく良いチームというのも、すごく良いサッカーをするというのも皆わかっていました。また相手も我々のサッカーをわかっています。ですから我々の弱点をしっかりと突いて、試合に臨んできました。
一人一人のスキルが高く、連携が取れているチームだと思いました。
今日は強いチームに負けたので、下を向かずにここはしっかりと切り替えて、次の試合を見据えてしっかりと準備していきたいと思います。
(今後の修正点は?)修正点はコーチングスタッフや監督が決めなければいけないと思います。僕は選手なので、監督やコーチの指示したことをしっかりとピッチで表現することに努めたいです」

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