Yokohama F・Marinos

レポート

REPORT

2020 明治安田J1 第11節 vs清水エスパルス

前半レポート

 中3日で前節に続いてのアウェイ戦となるF・マリノスは、先発を6人入れ替えた。ディフェンスラインは右から松原・チアゴ マルチンス・實藤・高野、中盤に和田を配し、FWには仲川・ジュニオール サントス・前田を起用する。対する清水エスパルスは、右サイドバックの奥井以外の10人が前節と同じメンバー。
 試合はF・マリノスのキックオフでスタート。2分、早くも試合が動く。ジュニオール サントスがドリブルで持ち上がり、ペナルティーエリア内で相手をかわすと力強いシュート。右足から放たれた一撃は、逆サイドのポストに跳ね返って右サイドネットに飛び込んだ。
 ジュニオール サントスは、その後もたびたびチャンスに絡む。4分には高野のクロスをヘッド。10分、實藤の攻撃参加から左サイド、ペナルティーエリアの外で受けての強烈なシュート。これはGKに弾かれた。
 F・マリノスのペースと思われたが、12分、清水が反撃し西澤が左サイドからシュート。西澤のこのカード3試合連続ゴールで同点に追いつかれてしまう。
 だがF・マリノスはペースを奪い返し、19分に勝ち越す。右コーナーキックの流れから、高野のクロスを高い打点で前田がヘディングを流し込んだ。
 この後、互いにスピードに乗った攻撃の応酬に。そして44分、F・マリノスは相手のアーリークロスをクリアし切れずオウンゴールを献上。激しい得点の取り合いとなった前半、2-2で折り返す。

ハーフタイムコメント

横浜F・マリノス アンジェ ポステコグルー

横浜F・マリノス
アンジェ ポステコグルー

「攻守の切り替えに注意して球際の強さを出していこう。
アグレッシブに自分たちのサッカーをやり続けること」

後半レポート

 後半、先に動いたのはF・マリノス。前田に代わりエリキを入れてスタート。エリキは果敢にジュニオール サントスとのワンツーからゴールを狙い、松原から出た裏へのボールにも食らいついていく。
 そして両チーム積極的なオフェンスが続くが、スコアは動かず、中盤へ。23分、F・マリノスベンチは一気に3枚代え。扇原、松田、渡辺がピッチに送られた。すると若い力がチームにバイタリティーを呼び戻す。渡辺が相手に寄せられながらも、小さな体で踏ん張ってつなぐ。松田も相手FWに対し、勇敢にタックルを仕掛ける。
 34分、ビッグチャンスが訪れた。松田が果敢に右サイドを切れ込んでクロス。待っていたエリキがボレー。しかし叩きつけたシュートは、GKの正面に。しかしその4分後の38分、渡辺からペナルティーエリア右でボールを受けたジュニオール サントスが、巧みなトラップから右足を振り抜くと、ボールは左サイドネットに吸い込まれた。
 3-2としたF・マリノスはさらに42分、4点目を奪う。高野の速いクロスに飛び込んで行ったのは渡辺。身体を投げ出してのヘディングシュートでJ1初ゴールをゲットした。
 F・マリノスは45分に、コーナーキックから押し込まれて1点を返されたものの、攻めの姿勢は揺るがず、5点目をめざし清水陣内に攻め込む。そしてタイムアップ。アウェイで今季4勝目を挙げ、次節ホームで今季初の連勝を目指す。 

横浜F・マリノス 試合後監督コメント

横浜F・マリノス アンジェ ポステコグルー

横浜F・マリノス
アンジェ ポステコグルー

「本当に良いゲームができたと思います。前節に悔しい思いをし、そこから自分たちはしっかり切り替えて、選手たちがピッチ上でしっかり表現してくれました。そのなかで両チームとも、面白いサッカーをやってくれたと思います。こうやってお互い点を取り合って面白い展開を見せられたと思います。本当に良いゲームだったと思います」

質問:新加入の選手の3ゴールを含めての、今日の4ゴールについての感想をお願いします。
「やはり新戦力で来てくれたジュニオール サントス、前田が本当にいいパフォーマンスを披露してくれたと思います。彼らは、まだ100%フィットした状態ではないにしろ、本当に良い活躍をしてくれました。また交代で入った渡辺に関してもいいプレーをしてくれました。連戦が続く中で、選手たちはどうチャンスをつかむか、だと思います。今日はそれを見せてくれたと思いますし、引き続き楽しみにしています」

質問:3失点してしまった守備については、いかがでしたか?
「正直、悪くなかったと自分は思っています。ケガから戻って2戦目のチアゴ マルチンスも、久々に登場した實藤も良くやってくれました。まだまだフィットしてないところはあるかもしれませんけど、こういう連戦の中では準備の期間も短いですし、どんどんやっていくしかないのです。そうやっていって、修正していきながらやれればと思います。今シーズンは、ずっと同じメンバーで戦えるわけではありません。ですから、いろいろなところで試しながらやっていけたらと思っていますし、やり続けることが大事だと思っています」

質問:試合後、クラモフスキー監督と言葉を交わしていましたが、話の内容を教えてください。
「彼が新しいチームに行って、どうしても離れていますし会えなかったので、今日は久々に会えたというところで、世間話でした。彼は彼で、本当にいい仕事をしていると思いますので、“お互い引き続き、しっかり頑張ろう”という感じでした」

質問:クラモフスキー監督のチームに対する印象を教えてください。
「先ほどもお話したのですが、彼がやろうとしているサッカーという部分で、しっかりいい仕事をしていると思いますし、結果もついてきていると感じています。彼がやろうとしているサッカーを続けてやってもらえればいいと思っています」

質問:新戦力が機能している一方、仲川選手やエリキ選手が、まだ結果を出せていないのですが、そのあたりはどのように考えていますか。
「ご存知のように、彼らもケガから戻って来た選手です。彼らも試合に出続ければ必ず点が取れると思いますし、やり続けてくれればと思っています」

試合後コメント

「(来日初ゴール、そして2ゴール目、その感想は?)来日してから時間が経ちましたが、2得点決められて、すごく嬉しく思います。F・マリノスのチームメート、そしてクラブ関係者の皆様にあたたかく迎え入れてくれたことを感謝しています。点を決めて、チームに貢献できて嬉しいですし、今日の試合は監督が言った戦術を、皆で連携を取りながらうまくプレーできましたし、プラス勝利という形で終われて嬉しく思います。
今日は、ボールを持ってないときには相手にプレスを強く掛けること、ボールを持っているときは、相手陣地でしっかりボールを回す。リズムを速く、テンポを上げるということも言われました。それができて勝利できたのはすごく嬉しいです。
(ポステコグルー監督が、まだ100%フィットしてはいないと言っていましたが、これからもっともっと良くなるという感覚を持っていますか?)そうですね、監督のおっしゃる通りです。今日こんなに試合に出たのは久しぶりですので、今後、試合を重ねて出場時間を重ねていけば、もっともっと成長すると思いますし、チームに貢献できると思います」

「(ゴールも含めての自分のプレーについて)中盤に結構スペースがあったので、そのスペースでボールを受けて・叩いてというのを意識していましたが、その中でゴール前に入って行けたのは良かったと思います。
自分はなかなか点を取るタイプではないですけれど、本当に結果がほしかったので、これを続けていければいいと思います。
今までは上手くつないで間で受けてというプレーを意識していたのですが、そこからゴール前に入っていくこと・シュートを打つことという意識の変化が、今日の結果につながったと思います。
(連戦に向けて、これからについて)過密日程のなかでは、全員の力が必要になると思います。一人一人が本当に良い準備をして、良い練習ができています。誰が出ても、F・マリノスのサッカーは変わることはないし、これを続けて1試合1試合、戦っていければいいと思います」

DF16
高野 遼

「きつい時間帯もありましたし、うまくいかなかったこともあるけど、とにかく結果が出て良かったと思います。
(前田選手とのコンビネーションについては?)もっと守備のところで声を出して、(前田選を)動かせればいいし、攻撃の部分ではもっとお互いに特徴を出し合えると思う。そういうところを練習から詰めていければいいと思います」

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