Yokohama F・Marinos

レポート

REPORT

2020 明治安田J1 第1節 vsガンバ大阪

前半レポート


 第1節は昨年と同じカード、ガンバ大阪戦。ただ昨年はアウェイだったが、今シーズンはホームでの開催となる。F・マリノスの先発はGKパク イルギュ以外、水曜日のACLシドニーFC戦と同じメンバーで臨む。
 G大阪のキックオフでスタートした試合は、序盤からスピーディーな攻撃の応酬となる。2分、F・マリノスがマルコス ジュニオールのドリブルからオナイウ阿道がつないで遠藤へ展開すれば、3分にはG大阪の宇佐美が裏に抜けてシュート。これはパク イルギュが好セーブ。そして4分・マルコス ジュニオールがワントラップからのシュートを放つと、その2分後、F・マリノスはG大阪のフォアチェックでボールを失い、先制ゴールを奪われてしまった。
 追いかけるF・マリノスは、相手陣内でポゼッションしながらチャンスをうかがうが、なかなか決定機をつくれない。17分・松原から仲川へのパスはオフサイドとなり、18分・マルコス ジュニオールからのラストパスもオナイウ阿道に渡らなかった。
 22分・CKからチアゴ マルチンスのヘディングシュート、25分・仲川のドリブルからの左足シュートも決まらず、30分、遠藤の一撃も左外へ。
 33分、井手口のロングシュートを懸命に戻ったパク イルギュがスーパーセーブしたF・マリノスだったが、その1分後にカウンターから追加点を与えてしまった(VAR確認あり)。
 その後もF・マリノスが攻勢に立ち相手陣内に攻め込むもフィニッシュには至らず、前半は0-2で終了。

ハーフタイムコメント

横浜F・マリノス アンジェ ポステコグルー

横浜F・マリノス
アンジェ ポステコグルー

「相手のプレッシャーに慌てずにプレーしよう。
パスをテンポ良く繋いで、自分たちのサッカーをすること。
全員でコンパクトに、一人一人助け合いながら戦おう」

後半レポート


 まず1点がほしいF・マリノスは、キックオフ直後からボールを握ってG大阪陣内に攻め入る。1分・オナイウ阿道の左足シュート、5分・遠藤のクロス、11分・仲川のサイドアタックなど攻勢を続ける。だが14分のチアゴ マルチンスのミドルシュートもバーを越えるなど、フィニッシュには届かない。
 状況を打開したいF・マリノスベンチは20分、最初の選手交代で喜田を下げてエリキを投入(キャプテンマークは扇原に)。その5分後には左サイドバックに高野を送り出した。
 ここからF・マリノスの連続攻撃が繰り広げられ、29分、扇原のパスをマルコス ジュニオールが左足で合わせる。ボールは相手GKの頭上を抜いて、左スミに飛び込んだ。
 1点差に詰めたF・マリノスは、さらにパワーアップしてG大阪ゴールに向かう。32分・松原のミドル、38分・ボール奪取してから遠藤がドリブル。そして41分には3人目の選手交代でエジガル ジュニオを投入。
 アディショナルタイムは4分。48分、49分とゴール前で惜しい場面をつくったが惜しくもゴールには至らず、タイムアップ。F・マリノスは、昨年8月の第23節以来となるリーグ戦黒星を喫し、開幕戦を飾ることはできなかった。 

横浜F・マリノス 試合後監督コメント

横浜F・マリノス アンジェ ポステコグルー

横浜F・マリノス
アンジェ ポステコグルー

「残念な結果になってしまいました。特にスタートから10分、15分のところで相手に得点されてしまいました。
その後、選手たちはしっかり切り替えてうまくやれた部分も多かったですし、チャンスという部分もたくさんつくれました。しかし残念な結果でした」

質問:相手はかなりF・マリノスのやり方を研究して対策を練ってきたと思います。もちろん、他のチームはそのように臨んできて当然だと思います。それを乗り越えるために、これからどういうふうにやっていかなければいけないと考えていますか?
「結果に関しては、自分の責任です。
スタートがスローになってしまうと、特に失点をしてしまうと、試合は難しくなってしまいます。そこから自分たちの流れに戻すのは難しくなります。難しい状況に、自分たちで追い込んでしまったのだと思います。
ただ、それは本当に自分の責任だと思います。選手起用も含め、しっかりと戦える準備を、もう一度自分で頭に入れながら次に向かわなければいけないと思います。
ですが、チャンスはしっかりとつくれましたので、選手たちは本当に良くやってくれたと思います」

質問:チャンスはつくれていましたが、もっと強引にゴールを奪いに行っても良かったのではないでしょうか?
「負けようが勝とうが、やり方を変えていくというのは自分の中にありません。
やはり一番大事なのは、自分たちがどうスタートするかだと思います。
選手交代してからも、もちろんゴールを奪いに行ったのですが、少し焦りが出てしまいました。もう少し落ち着いてやれば、良かったかもしれません。
その中でも選手たちは、たくさんチャンスをつくっていましたし、流れを戻そうと意識してのプレーも見えました。
ただ我々だけではなくどのチームであっても、自分たちでこういう状況をつくってしまうと、試合は難しくなります。
神戸戦のスタートも、そうでした。自分たちのいつものスタートではありませんでした。そうなると、相手がモチベーション高くスピードアップしてきます。自分たちはそれ以上にスタートをしっかりしていかなければならないと思います。それを、こういうゲームから学ばなければならないのです。そこを選手たちがしっかり頭で理解をし、チーム全体で“もう一度やっていくのだ”と取り組まなければならないと思います。
相手がどこだろうが、結果がどうであろうが、自分たちがやらなければならない部分である“スタートからしっかりと自分たちのリズムでやらなければいけない”というのを、今日もまた、選手たちは学んだはずです」

質問:先週のACLから中3日で、ほとんどメンバーを代えませんでしたが、その点、パフォーマンスに影響はなかったのでしょうか?
「先ほども言いましたが、結果に関しては自分の責任だと思っています。
おっしゃったように中3日のゲームで、一人、二人メンバーを代えても良かったのかもしれないという思いもあります。
ですが、どういうふうに良いバランスを取ってやっていかなければならないのかという部分が、すごく大事になってくると思います。今日の結果に関しては、やはり自分の責任です。それらをしっかりと踏まえて、次に向かって行きたいと思います」

質問:今日の選手交代については?
「もちろんゴールを奪うために、選手交代を行いました。残り10分、15分という部分で4、5回はビッグチャンスをつくりました。高野にしても、エリキにしても、エジガル ジュニオにしても、代わって入った選手が前からプレッシャーに行くなどしっかりプレーしてくれたと思いますし、たくさんチャンスをつくれたと思います」

質問:スタートの悪さについての原因は、何だったのでしょうか?
「今日、何人か布陣を変えてやっていたら、違った結果になっていたかもしれません。ですが、いずれにせよ、ああいうスタートをしてしまうと相手に自信をもたせてしまいます。
G大阪にしても神戸にしても、そして次の相手にしてもそうですが、良いチームが本当に多いです。そのなかで、自分たちのサッカーを最初から100%できなければ、やはり難しい状況にはなります。
チーム全体、総合的に見れば我々は良いチームですが、自分たちのチームにスーパースターはいません。しっかりベストを尽くしてスタートからの入りが良くなければ、やはり自分たちで難しい状況にしてしまうと思います。そういう部分でも、自分たちのサッカーをしっかり最初からやることが大事ですし、それを心掛けて日々行っています。
今日はこういう結果になりましたけれども、次に向けてしっかりとやらなければいけないと思っています」

試合後コメント

「試合の入りのところで自分たちのリズムでできなかったのもあるし、先に失点してしまったこともある。敗因はいくつかあると思うが、どうしていくかは自分次第。みんなで原因を話し合い、この負けをどう次に生かしていくかを考えたいと思います。
(相手が4-3-3のアンカーシステムでくることは)想定内でしたけど、そこにとらわれていたわけではない。自分たち次第だった面も大きかったと思います」

DF16
高野 遼

「相手も90分間ずっとプレスをかけることは体力的にきついので、必ずどこかで自分たちの時間帯がくると思っていました。もう2、3本仕留めることができれば、勝てたと思います。今日の結果に落ち込まず、次も頑張らないといけません。
(久しぶりの出場だが)まだまだシーズンは長いので、どこかで必ず出番はある。そのときにいいプレーができるよう、日々の練習から常に準備していきたいと思う。このレベルの高いチームでやれるのは選手として幸せなこと。その中で常に自分が這い上がってやるぞという気持ちでやっています」

「前半は入りというか、立ち上がり何分かのところで、少しミスが多かったり、ボールを相手の陣地で動かすことがなかなかできなかった。その中で失点してしまい、奪われた後も落ち着きを取り戻すことができないまま、失点してしまった。
そういう立ち上がりの時間帯だったり、シンプルにやることも大事だと思う」

フォトギャラリー