Yokohama F・Marinos

レポート

REPORT

2019 明治安田J1 第30節 vsサガン鳥栖

前半レポート

 優勝争いを続けるF・マリノスが、サガン鳥栖とのアウェイ戦に臨む。先発オーダーは、前節に負傷した仲川がベンチスタートとなり、前線の右サイドには4試合ぶりのスタメン出場となる遠藤が入る。その他の10人は前節と変わらない。
 F・マリノスのキックオフで始まる。すぐに遠藤が鋭いドリブルで仕掛ける。鳥栖は、F・マリノスの後方からのビルドアップのところでリズムを崩そうとプレッシング、チェイシングを行う。だがF・マリノスは、ボランチが動いてパスコースをつくる等、うまくかわしてペースをつかむ。10分・マテウスのシュート、13分・マルコス ジュニオールのクロスなどで鳥栖ゴールに迫った。17分には、ティーラトンのクロスに遠藤がジャンピングボレー。しっかりミートしたボールはGKの手を弾きネットに突き刺さった。
 遠藤の今季5ゴール目で先制に成功したF・マリノスは、その5分後にも左からの攻め。マテウスがライン際で粘ってルーズボールに向かい、飛び出して来た相手GKよりも先にボールに到達してエリキにパス。エリキはGKのいないゴールに強烈な右足シュートを決めた。
 さらにF・マリノスは3点目を目指して激しく攻める。28分、遠藤のショートパスを受けたマルコス ジュニオールが狙ったが、これは相手GKに阻まれた。
 攻守に切れのいい動きを見せるF・マリノス。37分にはマルコス ジュニオールが相手のバックパスを追いかけてGKにプレッシャーをかける。42分・相手のクロスに対してはチアゴ マルチンスが下がりながらジャンプしてヘッドで好クリア。そしてアディショナルタイム、裏に抜けられ危ない形となったが、パク イルギュが判断良くダッシュして蹴り出し、ピンチを救った。

ハーフタイムコメント

横浜F・マリノス アンジェ ポステコグルー

横浜F・マリノス
アンジェ ポステコグルー

「ボールを奪った瞬間に簡単に失わないこと。
良いテンポでボールをまわしていこう。
自分たちでゲームをコントロールしよう」

後半レポート

 2点リードで迎えた後半、積極的に攻勢に出て来た鳥栖に対し、F・マリノスは守備バランスに気を配りながら好機をうかがう。3分のサイドアタックは、遠藤がプレスバックしてボールを奪い、4分のFKも空中戦で競り勝ちクリアする。5分にCKからポストに当たるシュートを打たれたが、跳ね返ったところを詰められる前にクリア、ピンチを逃れる。
 11分には反撃、松原のパスから右サイドの遠藤がクロス。その2分後にはオフサイドとなったがマテウスのFKが壁に当たってこぼれたところを遠藤が左足で狙った。さらに17分・扇原が遠藤へのタテパス、19分・マルコス ジュニオールとエリキのワンツーとコンビネーションプレーで形をつくる。
 しかし20分過ぎからは、1対1の局面で鳥栖に押される場面が出始め、23分にサイドからボールを決められて1点を返された。その後も、いつものボールポゼッションのリズムが出ないF・マリノスは、なかなか効果的なオフェンスが展開できない。
 30分、選手交代で大津が入り立て直しを図る。35分をまわり、サイドで起点をつくり反撃。38分・39分、マテウスが仕掛ける。
 さらにアディショナルタイム(4分)、48分・ティーラトンのスルーパスからエリキ、49分・カウンターから遠藤と追加点のチャンスを迎えたが、いずれも相手GKの好守に防がれた。
 そしてタイムアップ。F・マリノスは、後半はゲームコントロールに苦しんだものの、2-1で3連勝、勝点を「58」に伸ばした。 

横浜F・マリノス 試合後監督コメント

横浜F・マリノス アンジェ ポステコグルー

横浜F・マリノス
アンジェ ポステコグルー

「チャレンジングな、本当に難しい試合になると想定していました。
シーズン終盤のこの時期は、順位を巡って激しい争いが展開されています。自分たちも優勝を狙えるところにいます。
その中で、前半は素晴らしい2ゴールが生まれるなど、本当に良い展開で進められたと思います。
後半は、相手が追いつかなければならないという状況ですから、非常にプレッシャーをかけてきました。そのため、自分たちはゲームコントロールできない難しい時間帯もあったのですけれども、その難しい中でもチャンスをつくり、勝利という結果を手にすることができました」

質問:久しぶりの先発出場で先制ゴールを挙げた、遠藤選手の評価を聞かせてください。
「遠藤は良いゲームをしたと思いますし、素晴らしいゴールを決めてくれました。日々の努力、そしてハードワークを続けるなかで、このようにスタートから出て結果を残せました。
彼がやるべき仕事をし、そして素晴らしい結果を見せてくれました。非常に良かったと思います」

試合後コメント

「チームとして3点目を取って、相手を意気消沈させて試合を終わらせるというゲームプランでしたが、チャンスはつくれたけれど、決めることができず、逆に失点しました。でも、そこであせることなく、あわてることなく、最後まで戦い切れたことで今日の勝利につながりました。
残りの試合、たぶんこういう試合ばかりだと思います。みんな腹をくくって、内容より結果を大事に考えながら戦っていきたいと思います。
みんながハードワークしてくれたおかげでコースが限定されたので、僕が簡単に失点してはいけない。そういう強い気持ちをもって守りました」

「ゴールを決める前にもクロスのシーンがあって、そこでしっかり反応できなかったぶん、次はしっかり中に入ろうと思っていました。結果が求められる試合だったので、一つ結果を残せて良かったと思います。
(先発は久しぶり?)テルくんはもちろんスゴイ選手だと思う。でも、今回こうやって出番が回ってきた中で、自分は自分のプレーをしっかりして、自分の味を出そうとした。無難なプレーに終始するよりも、やり切って今日の試合を終えようと思っていました」

「このアウェイの地で勝点3が取れたことは、本当にすごく嬉しいことです。残りまだ4試合ありますけど、引き続き集中して全力でやっていきたいと思います。
渓太(遠藤選手)とは日々の練習から相性がいいですし、希望どおりのところに入って来てくれました。渓太が決めたことで僕にアシストがついたので、渓太に感謝したいですね。
うちのチームが好調な原因は、ひとつにはチームワークがいいこと、二つ目はF・マリノスというファミリーで戦っていること、そして三つ目がボスのおかげでチーム一丸となって戦う姿勢を植えつけられたこと。今後も、そういう姿勢を大事にしていきたいと思います」

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