Yokohama F・Marinos

レポート

REPORT

2019 明治安田J1 第25節 vsガンバ大阪

前半レポート

 前節の名古屋グランパス戦、5得点のゴールラッシュで3位に浮上したF・マリノスが、ニッパツ三ツ沢球技場に14位のガンバ大阪を迎え撃つ。F・マリノスのスタメンは、FWにマテウスが入った以外は前節と同じ10人。対するG大阪は、5試合連続引き分け中。
 F・マリノスのキックオフで始まった試合、F・マリノスが序盤からポゼッションしてG大阪陣内にボールを運ぶ。4分・ティーラトンが裏のスペースを走る仲川へ浮き球でのパスを送り、5分には扇原のロングボールが右サイドのエリキに渡る。そして、その1分後にはマルコス ジュニオールが右足でミドルシュートを放った。
 その後もペースを握ったF・マリノスは、11分・広瀬のクロス、14分・マルコス ジュニオールのスルーパスなどで崩しを図る。だがG大阪のディフェンスも堅く、フリーでのシュートのシーンには結びつかない。20分を回ってからも、F・マリノスがオフェンスの数で優位に進めるが、決定機は訪れない。
 しかし35分過ぎから、F・マリノスはギアを上げてG大阪ゴールに襲いかかる。37分・マルコス ジュニオールが相手ボールを奪って右サイドへ展開。38分には扇原のパスを仲川がつないでマルコス ジュニオールが深いところから折り返す。そして39分、分厚い攻めから最後はティーラトンが左足ミドルシュート。コントロールされた一撃が右スミに決まった。
 ティーラトンの初得点でリードしたF・マリノスは45分、ケガのマテウスに代わって遠藤がピッチに送られた。前半、1点のリードで折り返す。

ハーフタイムコメント

横浜F・マリノス アンジェ ポステコグルー

横浜F・マリノス
アンジェ ポステコグルー

「プレスは2度、3度と繰り返し続けてかけていこう。
後半、ボックス内では落ち着いてプレー精度を高めよう。
ボールをどんどん動かしてスペースを突いていこう」

後半レポート

 F・マリノスは、後半も1分・遠藤のミドルシュート、3分・マルコス ジュニオールのラストパスに仲川が走り込むなど良い入りを見せる。そして8分、コンビネーションから決定機を生み出す。エリキのパスを受けた仲川がシュート。これはGKに防がれたが、仲川はこぼれ球を拾って中央のマルコス ジュニオールへつなぐ。マルコス ジュニオールは落ち着いてコースを定め、今季13点目となるゴールを決めた。
 リードを広げられたG大阪は、13分に二枚替えで反撃態勢に移る。19分のサイドアタックを、GK杉本の鋭い反応などでしのいだF・マリノスだったが、22分に単独突破を許し1点を返された。
 その後も、セットプレーやサイド攻撃で守備の時間が続いたF・マリノスだったが、CBを中心にしのいだ。そして33分、マルコス ジュニオールのラストパスから仲川がシュート。これは左ポストに当たったが、このボールを拾った遠藤が右足でシュート。左スミに決まって3-1と再び点差を2に広げた。
 優位に立ったF・マリノスは、ここから選手交代も行いながら安定した攻守を展開。4分のアディショナルタイムもボールを握ってスキを与えず、このままタイムアップを迎えた。  

横浜F・マリノス 試合後監督コメント

横浜F・マリノス アンジェ ポステコグルー

横浜F・マリノス
アンジェ ポステコグルー

「すごく良いゲームでした。勝つために、しっかりとハードワークをしていたと思いますし、ゲームコントロールもしっかりとできていました。
自分たちがゲームをコントロールできていなければ、相手はカウンターという危険な部分、強みを持っています。ですが、自分たちがしっかりとコントロールしたことによって、良いチャンスがつくれた中で良いゴールも生まれましたし、良いパフォーマンスもできたと思います。全体的には、とても良いゲームでした」

質問:前節から中央に仲川・右にエリキという攻撃の新たな形で良い結果が出ていますが、手応え、評価を教えてください。
「エリキも、今日はケガで交代してしまったマテウスも、すごく良いパフォーマンスをし続けてくれています。まだまだ学んでいる部分はある中で本当に良くやってくれていると思います。
自分たちのチームのケガ人が多い中で、良い選手、質の良い選手がほしいとクラブに伝えたのに対して、要望通りに良い選手が来てくれたと思います。
本当に良くやっていると思います。2人とも足も速いですし、しっかりと前方向に行ける選手です。プレーによって、相手にとって危険な部分を見せられたと思います」

質問:2点リードした後、選手交代もしてシステムも変えたG大阪の攻撃に、どのように対処したのでしょうか?
「2-0になった時点で、彼らもリスクを負ってアグレッシブにいかなければなりませんでした。ですので、相手の勢いが出てきたのは自然なことだと思います。
その中でも、自分たちは慌てることなく落ち着いてやることが大事だったと思います。難しい時間帯もありましたが、うまく切り抜けられたかなと思います。
そして今日のG大阪さんだけではなくアグレッシブに前から来るどのチームに対しても、自分たちはボールを取った後に前方向へのカウンターという強みを持っています。今日も、その部分を、うまく何回か出せたと思います」

質問:今日、初ゴールを挙げたティーラトン選手が、チームにどういうものをもたらしてくれていますか?
「率直に言って、本当に素晴らしいゴールだったと思います。彼にとって、本当に良かったと思います。
彼はサイドバックでありながら、いろいろなやり方をこなさなければなりません。もちろん、これは広瀬も同じです。彼らは、すでに日々の練習からハードワークして、一生懸命にやってくれている選手です。
それは簡単ではありません。今までやって来たこととは全然違うのです。タイ代表のキャプテンも務め、豊かな経験のあるティーラトンが新しいことに挑戦してくれています。そんな中で、日々の成長に向けて一生懸命に取り組んで、素晴らしい姿勢を示してくれています。
1点目のゴールは、自分たちが良い流れをつくっている中で、なかなか得点を決められない状況でした。あの1点で、ようやく落ち着いてやれたのだと思います。本当に良いゴールでした」

質問:センターで使っている仲川選手についてですが、これは新しい発見なのでしょうか? それとも、あれぐらいやれるとわかっていたのでしょうか?
「できる選手だと知っていました。彼は理解力も十分ですし、吸収も早いです。そしてマルコス ジュニオールとの連携という部分も非常にうまくできていると思います。
正直、この何試合か、彼は100%の状態ではありません。少し痛みがありながらも、日々の練習から本当にハードワークしている選手の一人です。こういう姿勢を見せてくれている以上、彼が成長していくのは間違いないですし、今後も良い形で良いパフォーマンスを続けてくれると思います」

質問:連敗から脱出して2連勝。良い状態に戻っていると考えていいのでしょうか?
「直近の日産スタジアムでの2試合は、パフォーマンスが良かったなかでも、結果にはつながりませんでした。
ただ我々は、結果につながらず負けたからと言って、いろいろ変えようというつもりはありません。ピッチの状況で自分たちのサッカーがやれなかったという部分があったというだけです。
ホームだろうがアウェイだろうが関係なく、ピッチが素晴らしい状況のもとでプレーできれば、自分たちは良いサッカーができます。ゴールが生まれる過程でも、浮き球ではなく、グラウンダーでどんどんパスをつなげて崩していけるはずです。そういうものが、ここ2試合で出ていると思います。
そして、こういうなかで選手たちのメンタルの強さという培ってきた部分もあると思います。昨年にはなかった部分で、今年はより強さを出してくれています。
良いピッチであれば、自分たちは良いサッカーが続けられると思いますし、これからもその部分でしっかりと良い形でやっていきたいと思います」

試合後コメント

「前に役者がいるので、そこは信頼しています。勝つためにカバーリングだとかバランスを取るとか、一見、目立たないことが必要であれば、率先してやります。
勝つことがすべてだし、自分たちのサッカーを出せれば、勝てる自信がある。そこはイコールです」

「(3ゴールとも絡んだ?)いや、そんな感じじゃないです。2点目のマルコスのゴールは、アシストになったのかなと思います。そのほかは別にそんなに関わっている感じはないです。
(1トップで気を使っていることは?)『深さ』を取るというか、あまり下がらないで、マルコスのスペースを空けることを意識しています。あとはマルコスにセンターバックがついていったら、その裏のスペースを狙っていくことは意識しながらやっています」

「(失点した)あの時間帯を耐えないと、ああいう試合になっちゃうかなというのがあった。あそこでなんとかゼロで抑えれば、またこっちの時間帯が来ると信じていたので。
あれはGKが捕らなければいけないシュートだった。それはまた改善点としてポジティブにとらえて、また練習からそこを追求していきたいです」

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