Yokohama F・Marinos

レポート

REPORT

2019 明治安田J1 第23節 vsセレッソ大阪

前半レポート

 ホームで連敗を止めたい4位F・マリノスの相手は、8位のセレッソ大阪。F・マリノスの先発は前節の鹿島アントラーズ戦から4人を変更。GKはJ1リーグ戦初出場となる杉本が務める。中盤には渡辺とマテウス、FWエリキと新戦力が起用された。
 試合は、C大阪のキックオフで始まる。2分・マテウスが仕掛けてFKを獲得。5分・渡辺のクロスにマルコス ジュニオールとマテウスが走り込む。そして7分・8分マテウスの仕掛けから連続してCKをゲットとペースをつかんだかに見えたF・マリノスだが、12分にサイドのクロスから詰められて先制点を奪われてしまう。
 追いかけるF・マリノスは、ボールを握ってC大阪陣内に持ち込み、チャンスをうかがう。19分、広瀬の素晴らしいミドルシュートがワクを捉えたが、相手GKの好セーブに阻まれる。広瀬は36分にも鋭いミドルシュートを左スミにはなったが、これもGKに阻まれた。
 40分、カウンターから先制弾と同じサイドからのクロスをヘッドでミートされたが、ここは杉本がファインセーブで救う。その後も、ポゼッションしてC大阪ゴールに向かったF・マリノスだが、スコアは動かず、前半は1点のビハインドで折り返す。

ハーフタイムコメント

横浜F・マリノス アンジェ ポステコグルー

横浜F・マリノス
アンジェ ポステコグルー

「いいプレスを掛けられている。後半もやり続けよう。
前の動き、フリーランを増やして、攻撃の選択肢を広げること。シュートまで持っていこう。
後半スタートから、アグレッシブに自分たちのサッカーを見せつけよう。絶対に勝とう」

後半レポート

 追いかけるF・マリノスは、前半よりも攻勢を強める。3分・喜田のパスを受けたティーラトンがドリブルから折り返す。4分、CKからのセカンドボールを渡辺が右足ダイレクトシュート。8分にもマテウスの鋭いクロス。続いて8分、マテウスのクロスをエリキが狙った。
 流れをつかんだF・マリノスは、17分、決定機を迎える。左からのティーラトンのクロスをエリキが左足ボレー。フリーでの一撃だったが、GKの好セーブに阻まれた。
 主導権を握った攻撃を続けるF・マリノスは23分、チアゴ マルチンスのフィードからエリキがラストパス。マルコス ジュニオールが裏へ走り込み、柔らかいタッチで左足シュート。これがネットに吸い込まれて1-1の同点に。マルコス ジュニオールの今季10点目で追いついたF・マリノスは、さらにC大阪陣内でオフェンスを重ねる。ただC大阪守備陣も立て直し、決定機をつくり出せない。29分にはF・マリノスベンチは最初の選手交代で遠藤をピッチに送り出す。
 ここから逆転の流れをつくり出したいF・マリノスだったが、逆に31分、FKからC大阪FW奥埜に、この日2点目のゴールを奪われた。
 すぐ反撃して、C大阪ゴールに襲いかかるF・マリノス攻撃陣、しかしなかなかフリーでのシュートの場面が訪れない。39分には2人目の交代カードを切り、大津が入る。
 アディショナルタイムは5分、両サイドを中心に猛攻を続けるF・マリノスだが、C大阪のディフェンスも譲らずタイムアップ。F・マリノスは連敗をストップできず、ホームゲームで今季2つ目の黒星となった。 

横浜F・マリノス 試合後監督コメント

横浜F・マリノス アンジェ ポステコグルー

横浜F・マリノス
アンジェ ポステコグルー

「コンディションが非常に難しい中、選手たちは本当に素晴らしいサッカーをしてくれたと思います。私がやろうとしていることを選手たちがしっかり理解し、ピッチ上でそれをプレーしてくれました。
チャンスもたくさんつくりましたし、勝ちに値する内容のサッカーをしてくれたのですけれど、勝点3をもぎ取ることはできませんでした。残念です」

質問:エリキ、マテウス選手の評価を教えてください。
「彼らだけではなく、全体として、本当に素晴らしいパフォーマンスをしてくれましたし、この難しいコンディションの中で、本当に良くやってくれたと思います」

質問:今日は前線の構成を少し変えたと思うのですが、今後についてはどのようにしようと考えていますか?
「今後のシステムについてですが、今日はケガ人や累積で出場できない選手がいましたから、少し変えた部分はありました。
しかし我々のやろうとしているサッカーは変わりません。先ほど言ったように、今日の試合を総括すると、パフォーマンスとしては選手は本当に良く頑張ってくれました。続けていくことが大事だと思っています」

質問:コンディションが難しいと言いましたが、それはピッチコンディションを指すのでしょうか?
「日産スタジアムでの最近2試合、ピッチが非常に難しい状況でした。
このピッチ状態によって、我々は、やろうとしていないサッカーをやらざるを得なくなっています。
クラブとしての成功をもたらすためには、ホームスタジアムはしっかりコントロールし、有利な状況に持っていくことが大事だと思います。
そのなかで自分たちが戦う上で、攻撃のスピードであったり、アグレッシブさ、パスワークなどを考慮しなければなりません。
開幕から我々は、ずっとホームでは負けなしでした。それがここ2試合、敗れました。ピッチ状態がその敗戦の原因になっているという気持ちも、正直あります」

質問:天皇杯など連戦による選手のコンディションには問題がなかったのでしょうか?
「選手たち一人ひとりのコンディションの部分は、まったく問題ありません。それは全く関係ありません。
約700本のパスをつなぎ、70%以上ボールを支配し、約20回のチャンスをつくりあげています。選手たちは本当に素晴らしいサッカーを本当にやろうとしてくれて、その通りに実践してくれています。
そのなかで、全てを出し切るためにやっている中で、あのようなピッチコンディションだと、難しいかなと思います。
私がピッチのことを言うのは、プレーだけではなく、選手たちの安全のためでもあるのです。ケガにつながるようなピッチ状況で試合をするというのは…。今日、試合を終えて、ケガ人が出なくて良かったと思っています。
スタンダードとして、世界のどんなスタジアムと比べても、このピッチ状況はあり得ないと思います」

質問:ピッチ状況については、事前に把握していたのでしょうか?
「特にピッチの状況について、事前に説明を受けることはありません。
もちろん、これから行われるラグビーワールドカップまでには改善すると思うのですが…。他のJリーグのスタジアムは非常に整っていると感じています。
2週間に1回行っているホームゲームで、このようなピッチ状況ですと難しいです。皆さんも、住んでいる自分の家は、綺麗に、そしていつも整理整頓をして、誰が来てもいいように、プライドを持って整えていると思います。それと同じだと思うのです。
自分たちのホームスタジアムなので、そこはしっかりやってほしいなというのがありますし、本当に残念な気持ちでいっぱいです。
何を言っても言い訳になってしまうかもしれませんが、やはりファン・サポーターをはじめ、観に来てくださっているお客様に恥ずかしいなというように感じています」

試合後コメント

「グランド状況は頭に入れていました。つなぐのがウチのサッカーですけど、つなぎの部分でリズムを崩すのは、あまり良くないと思ったので、割り切るところは割り切ってと思っていました。
けれども、割り切りが早すぎるところもあった。次またチャンスがあれば、もう少し状況を見て、蹴るところ、つなぐところの判断を良くしていきたいと思います」

FW17
エリキ

「まず最初に、サポーターの皆さんに感謝の言葉を贈りたいと思います。試合中、自分の名前を常にコールしてくれてありがとうございます。ただ、一番欲しかった勝点3を取れなかったので残念でした。
ハーフタイムにロッカールームで、マルコスと話しました。僕らがもっと動いて、両サイドのテル、マテウスが前に行けるように。後半は前に抜ける動きができました。
(マルコスのゴールシーンは)チアゴとはパルメイラスでチームメートだったし、アイコンタクトから素晴らしいパスがきました。そこでターンしてマルコスに出そうと思いましたが、相手が体を反転したタイミングで出しました。ゴールにつながって、嬉しかったです。
攻守の切り替えについては、常にいい準備をしていたし、暑さを感じないほどいいプレーができました。これで勝点3が取れていたら、幸せでした。
僕は勝利コレクターといわれるくらい負けず嫌いなので、次の試合、勝つために一丸となって準備していきたいと思います」

「チームとしては、試合をコントロールできた。ボールを持つことができたと思うんですけど、残念ながらゴールで終わることがなかなかできなかった。
やっぱりサッカーはゴールが決まらなければ、勝てないというのがあるので。ただ、こういう結果に終わりましたけど、チーム全体で練習して続けてやるしかないですね」

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