Yokohama F・Marinos

レポート

REPORT

2019 明治安田J1 第20節 vsヴィッセル神戸

前半レポート

 3連勝をめざし、ヴィッセル神戸とのアウェイ戦に臨む。先発は前節の浦和レッズ戦と同じ11人。なおF・マリノス・喜田、神戸・イニエスタと、両チームとも背番号「8」の選手がゲームキャプテンを務める。
 試合は神戸のキックオフで始まった。F・マリノスのいつものビルドアップに対し、神戸はラインを高く上げて前線から奪いどころをつくりにくる。序盤、神戸のプレッシャーに押され、F・マリノスは3分にファーストシュートを許す。6分にはイニエスタの浮き球のパスでFWが左サイドを抜け出したが、ここはチアゴ マルチンスがスピーディーに戻ってマークについた。
 10分を過ぎると、F・マリノスは連動から攻撃の形ができてくる。12分・ティーラトンのパスから遠藤がドリブル、14分・バイタルエリアでエジガル ジュニオから広瀬へのショートパス。20分にもバイタルエリアでエジガル ジュニオが仲川へのラストパスを狙う。
 30分を回ると、両チームともよりアグレッシブに仕掛ける。神戸はイニエスタのパスから決定機をうかがうが、F・マリノスは集中した守備で跳ね返す。32分には縦パスからエジガル ジュニオが強烈なシュートを打ったが、これは相手GKが好セーブ。
 続いて38分、エジガル ジュニオがプレスから相手GKのボールを奪取。奪ったボールをつないで、最後は仲川のパスをエジガル ジュニオが右足で右スミに突き刺した。エジガル ジュニオの3試合連続11点目のゴールで先制に成功したF・マリノスが、前半1-0とリードして折り返す。

ハーフタイムコメント

横浜F・マリノス アンジェ ポステコグルー

横浜F・マリノス
アンジェ ポステコグルー

「すばやくプレスをかけてロングボールを蹴らせよう。
相手のプレッシャーにあわてず自信を持ってプレーすること。
ワンタッチ、ツータッチでテンポ良くボールをつないでいこう」

後半レポート

 追いかけるホームの神戸が、前半以上に積極的な入りでF・マリノス陣内に攻め込む。F・マリノスは、ここをしのぐと反撃に移り7分、左サイドを崩して扇原のクロスにエジガル ジュニオがスライディングして飛び込む。だがこのプレーでエジガル ジュニオは負傷し、9分に三好に交代、トップにはマルコス ジュニオールが入る。三好は、交代直後に裏のスペースを突く鋭い動きをみせた。
 ところが14分、F・マリノスがゲームコントロールし始めるかと思われたが、チアゴ マルチンスがレッドカードを受けて退場。10人となったF・マリノスは2人目の選手交代、移籍後初出場となる伊藤がピッチに送られ、CBを務める。
 17分、イニエスタの直接FKをパク イルギュの好セーブでしのいだF・マリノスは、数的不利を感じさせない逞しいオフェンスを展開。22分・三好、23分・マルコス ジュニオールと惜しいシュートを放った。さらに28分には分厚い連続攻撃からティーラトンがシュート。
 そして32分、マルコス ジュニオールのFKを仲川が走り、ペナルティーエリア内で倒されてPKに。キッカーはマルコス ジュニオール。十分に間合いを取り、GKの動いた逆方向である左スミに蹴り込んだ。
 マルコス ジュニオールの今季9点目により2-0とリードを広げたF・マリノスは、37分に3人目の選手交代で大津がイン。大津は激しく動いて攻守に貢献する。
 アディショナルタイムは7分。46分に遠藤がミドルシュートを放つなど、F・マリノスは前への姿勢を忘れない。最後、連続CKも一丸となったディフェンスを続けた。10人になりながらも2-0と完封勝利を飾ったF・マリノスは、勝点39に伸ばし、得失点差も二ケタとなった。 

横浜F・マリノス 試合後監督コメント

横浜F・マリノス アンジェ ポステコグルー

横浜F・マリノス
アンジェ ポステコグルー

「すごくチャレンジングな試合だったと思います。 前半は、なかなか自分たちの思ったようなサッカーができず、十分なゲームコントロールもできませんでした。
後半は良くなっていたのですが、エジガル ジュニオがケガをして交代せざるを得なくなり、さらにレッドカードが出て一人少ない状況で戦わざるを得なくなりました。そんな中でも結果がついてきて、良かったです」

質問:最初の選手交代で三好選手を入れましたが、その狙いについて教えてください。
「先ほども言った点なのですが、なかなかコントロールできていなかった部分があったので、三好選手を入れることによって、落ち着かせることができるのではないかと考えました。
エジガル ジュニオのアクシデントで、予定していた交代ではなかったのですが、やるしかなかったという展開でした」

質問:退場者が出て、無失点で勝てたという点についての評価を教えてください。
「10人になってもゼロに抑えたということではなく、1人少ない状況でも、前に行くという姿勢が大事だと思っていました。
“1人少ない状況でも前に行くんだ”という姿勢で神戸に脅威を与えようと思っていましたし、それができていたと思います。
そして2、3回、追加点のチャンスをつくった場面がありました。今の自分たちには、そのようなメンタルの強さが成長につながっていると思っています」

試合後コメント

「一人少なくなって清水戦と同じような状況になったとき、すぐにキー坊が来て、シン(畠中)も陸斗も来て、話し合いました。“清水戦の借りを返せるタイミングだ。しっかりやっていこう”と話しました。
それから、10人になったとき、どうつなぐのか、タイミングをみて監督に聞きに行きましたし、シゲさん(松永コーチ)にも聞きました。PKを獲得したときも含めて、何度もチーム内で確認できたことが良かったと思います。
ただ欲を言えば、結果論ですが、もう少しできたのかなと。試合中はアップアップしていましたが、さらにチームが一つ上に行くためにも、今後の課題としてF・マリノス全体として共有していきたいと思います」

「(監督が、試合に)入るときは楽しんで、と言ってくれたので、入りやすかったといえば入りやすかったですね。
(交代がわかった瞬間は?)実際ビックリしましたけど、そんな緊張する時間もなくて、逆に入りやすかったです。
(ピッチ上で選手同士で話し合っていた?)こうしよう、ああしようと周りの選手が言ってくれたし、自分もこうしてと言った。周りの選手もしゃべってくれて、すごくやりやすかったですね」

「ウイングに求められていることを、今年がボス(ポステコグルー監督)の体制になって2年目ですけど、みんながわかってきたのかなと。
もちろん自分もそれを吸収して、個人としてもチームとしても表現できていることが、数字に表れている。それが今勝ち続けている、好調の要因なのかなと思います」

フォトギャラリー