Yokohama F・Marinos

レポート

REPORT

2019 明治安田J1 第17節 vsFC東京

前半レポート

 折り返しとなる第17節、2位のF・マリノスはアウェイに乗り込み、首位のFC東京と戦う。注目の直接対決、F・マリノスの先発は前節出場停止のマルコス ジュニオールがMFに入り、その他の10人は前節と同じメンバーで臨む。ゲームキャプテンは、喜田。
 F・マリノスのキックオフで始まった試合は、序盤からお互いにアグレッシブに仕掛け合う。まずF・マリノスは1分、エジガル ジュニオのポストプレーからマルコス ジュニオールがゴール前に走り込む。7分・遠藤のグラウンダーのクロス、12分・仲川のドリブルとサイドが機能し始めたF・マリノスは、15分に右サイドからチャンスをつくる。喜田の右深いところへのパスを仲川が良く走って追いつき、クロス。これを中央に詰めたマルコス ジュニオールが右足でネットに突き刺した。
 マルコス ジュニオールの今季8点目で先制に成功したF・マリノスだったが、その2分後に反撃されて、同点に追いつかれる。さらに21分、ショートカウンターから危ない形になりかけたが、ここは喜田が相手アタッカーのドリブルをストップしてボールを奪う。
 この後、徐々にF・マリノスがサイドの幅を使ってポゼッションし、パスを細かくつないでスピードアップするタイミングをうかがう。そして36分には左CK、ティーラトンのボールをチアゴ マルチンスがヘッドでミートしたが、キーパーの正面を突いてしまった。
 相手陣内でボールを動かしてペースをつかんでいたF・マリノスだったが、38分、カウンターから、逆転シュートを決められた。
 追いかけるF・マリノスは、43分、45分とFC東京ゴールに迫るがフィニッシュには届かず、前半を1点のビハインドで折り返す。

ハーフタイムコメント

横浜F・マリノス アンジェ ポステコグルー

横浜F・マリノス
アンジェ ポステコグルー

「相手は疲れてくる。ボールをどんどん動かして止まらないこと。
相手陣地でプレーしてスペースを突いていこう」

後半レポート

 同点を狙うF・マリノスは、積極的に相手陣内に攻め込む。2分・ティーラトン、5分・仲川と両サイドから仕掛ける。9分には仲川のクロスに和田が飛び込む。
 F・マリノスのペースかと思われたのだが、その1分後の10分、サイドから持ち込まれ、クロスからのヘディングシュートで3点目を失う。
 リードを広げられたF・マリノスは13分、ゴール前に飛び込む仲川へ天野がクロス。仲川がヘディングシュートを狙ったが、ボールはクロスバーの上へ。その4分後、FC東京の攻めからディエゴ オリヴェイラに、この日2点目となる4点目を決められてしまった。
 3点差を追いかけるF・マリノスは、21分・マルコス ジュニオールのドリブル、24分・エジガル ジュニオがシュート。そして25分、マルコス ジュニオールとのワンツーで右サイドを突破した仲川がクロス。遠藤がゴール前へ入るが、シュートは打てない。
 30分に最初の選手交代で三好が送られ、さらに攻勢を強めるF・マリノス。36分・2人目の交代でFW山谷がイン。山谷は交代1分後に強烈なミドルシュートを放つ。そして38分、三好とのワンツーから遠藤が左サイドを突破。クロスを仲川が右足ダイレクトボレーでフィニッシュ、1点を返し2-4に。
 その後も41分のFKなどで好機をつくったF・マリノスだが、スコアは動かせず試合終了。首位攻防・直接対決で悔しい敗戦となった。 

横浜F・マリノス 試合後監督コメント

横浜F・マリノス アンジェ ポステコグルー

横浜F・マリノス
アンジェ ポステコグルー

「本当に残念な結果でした。何が残念かと言いますと、もちろん結果そのものもですが、内容が良かった中で結果がついてこなかったという点です。
チャンスをたくさんつくれた中で、なかなか決め切れず、守備のところでのミスがありました。そういうミスをしてしまうと、FC東京のようなチームにはやられてしまうと思います。本当に残念でした」

質問:今日は、F・マリノスにしては攻撃のスピードが少し足りなかったように思えたのですが、その点はいかがでしたか?
「難しい試合ではありました。なぜならFC東京は守備が堅く、加えて非常に深い位置まで固めていました。
そういう部分で、いつものように裏のスペースを速いスピードで突いていくことができませんでした。相手の守備が深いところにいたので、そこで集中して自分たちが落ち着いてボールを回すことが大事だったと思います。
失点してしまって、追いかけるような試合展開になると、やはり相手のセットアップしたやり方によって難しくなると思います。
自分たちが先制して、2点目、3点目を取れれば、また状況は変わってきたと思います。ですが今日のような展開は、相手に自信を持ってやらせてしまったと思います。
負けたという結果に関しても悔しいのですが、やはり内容が良かった中で負けてしまい、自分たちに結果がついてこなかったという点が、今日は悔しかったです」

質問:シーズンは半分終わりましたが、これから移籍で新しい選手が加わる可能性はありますか?
「特に大きな動きはありませんが、水戸から守備の伊藤選手が加わります。
もちろん強化セクションでは、いろいろなポジションの部分での検討をしているとは思いますが、その他の動きは、まだわかりません」

質問:内容と結果を一致させるために、どういう部分が必要だと考えていますか?
「自分のサッカーとはエキサイティングなサッカーですし、見に来てくださるファン・サポーターの皆さんがワクワクするサッカーをやってきました。これを変えるつもりはまったくありません。2年目の今シーズン、今の段階でも良いサッカーチームになっていると自負しています。
まだまだ発展途上ですし、まだまだ学ばなければいけない、成長しなければならない部分はあります。やはりチャンピオンになるためには、学ばなければならないと思います。
我々も、そしてJリーグの他のクラブも若い選手たちで構成されています。若い選手たちが、今日のようなゲームから、何を学び、それをどう次につなげるかだと思います。
自分たちは、変わらずにチャレンジしていく、そういうサッカーを続けていくつもりです。今日のようなカウンターで来るチームに対して、自分たちはどう戦うのか。今日の教訓を、どう活かすかだと思います。しかし自分のやろうとしているサッカーは、ここで止まることはありません。どんどん突き進んでやっていくだけです。
今日の経験、学びを次に活かして、残りのシーズンを戦っていきたいと思っています」

質問:ボールはコントロールしていてもゴールが生まれない時間帯で、選手交代やポジションチェンジなどの動きをしませんでしたが、それは、ゲームはうまく進んでいると考えていたからでしょうか?
「ハーフタイム、選手たちに“とにかく後半も続けてやっていこう。前半、悪いところはなかった。チャンスをたくさんつくっている”と言いました。
相手の陣地でしっかりボールを回せたと思います。修正点はCKとか、自分たちのミスという部分でした。
やはり最後の部分です。14本のシュート、そして14回、15回ぐらい相手のボックスの中に侵入できたと思います。ですから最後のところ、フィニッシュの部分で精度を欠いてしまったかもしれません。
しかし自分は、常にアウェイにも来てくださる最高のサポーターに、ワクワクするエキサイティングなサッカーを見てもらいたいと考えています。そして彼らも、それを期待していると思います。そういう部分を続けていきたいと思っていますし、笛が吹かれてスタートしてから最後まで、あきらめずに自分たちのサッカーを続けることが大事だと思っていますし、選手たちにもそう話しています」

試合後コメント

「FC東京は、しっかり後ろを固めてカウンターという形がある。向こうの狙っている形でやられてしまったかなと。
ボールは持ててましたけど、後半に向こうはかなり修正してきたという印象があります。やっぱり守備のところは、かなり形も整備されていましたし、そういう相手に、ウチはやられないのもそうだけど、どうやって点を取っていくかが大事。
ウチは乗り越えないと、この先きつくなってくる。こういう相手に勝ち切ることが必要だと思います」

「今日は負けてしまいましたけど、内容的には自分たちのサッカーができたと思う。けれども、良くなかった部分はしっかりと修正していかなければなりません。
この結果を受け止めて、修正する部分はちゃんと修正して、リーグ後半戦に臨みたいです」

「(3点リードされている状況で)どんどん仕掛けようと思っていました。シュートが打てたのは良かったのですが、決め切りたかったです。
(最初のシュートはGKに弾かれたが)自分がシュートを打ってから、ちょっと流れが自分たちの方に変わったかなと思いました。3点差じゃなく2点差だったら、引っくり返せたと思います」

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