Yokohama F・Marinos

レポート

REPORT

2019 明治安田J1 第10節 vsサンフレッチェ広島

前半レポート

 第10節、連勝を目指して3位・サンフレッチェ広島と対戦する。F・マリノスの先発は、前節の鹿島アントラーズ戦から一人変更、左サイドバックに4節の大分トリニータ戦以来6試合ぶりとなるティーラトンが起用された。広島には、昨年のリーグ戦で2敗しているだけに、まずアウェイで借りを返したいところだ。
 試合は、広島のキックオフでスタート。1分、この試合最初のCKをゲットしたF・マリノスは8分、何本もショートパスをつないでサイドへ展開、三好のパスに遠藤が走る。
 10分まではラインをやや下げて守備ブロックをつくっていた広島が、10分を回るとカウンターから両サイドを使って仕掛けてくる。しかし12分・左右からのクロスもシュートを打たせず、13分のドリブルに対しては広瀬とチアゴ マルチンスがしっかりと挟んでマークする。その後も、広島のプレッシャーに自陣でこらえるシーンもあったF・マリノスだが、34分、決定機をものにする。
 三好のパスを受けたマルコス ジュニオールがマークにつかれながらも巧みなドリブルで運び仲川へスルーパス。トラップからGKをかわした仲川が左足で決めた。
 仲川の2試合連続ゴールで先制したF・マリノスは、広島の反撃を跳ね返す。41分には喜田が鋭いポジショニングからシュートブロック、42分・44分には巧みなラインコントロールによって、広島のラストパスはいずれもオフサイドとなった。前半、1‐0とリードして折り返す。

ハーフタイムコメント

横浜F・マリノス アンジェ ポステコグルー

横浜F・マリノス
アンジェ ポステコグルー

「すばやくボールを動かして、相手を動かしていこう。
相手がプレスにきても、あわてないこと。
リスタートを早くすること」

後半レポート

 3分に三好、遠藤、マルコス ジュニオールのコンビネーションでシュートにつなげたF・マリノスだったが、その後は自陣で守備の時間が続いていく。ただゴール前などで集中したディフェンスをみせ、広島に決定機を与えない。7分・ゴール前にこぼれて来たボールをパク イルギュがダッシュして抑え、15分の連続攻撃もハードマークでシュートを打たせない。
 18分からは反撃に転じ、まずオフサイドとなったものの天野が柔らかい浮き球でのパスを遠藤に送る。21分には遠藤のアーリークロスがファーサイドへ走り込んだ仲川に向かったが、相手のクリアに阻まれた。そしてその1分後、決定機を迎える。三好のスルーパスが仲川へ。仲川はフェイントでマークを外してシュートコースをつくり左足を振り抜いたが、GKの好守に防がれた。
 この後、両チームのベンチが激しく動く。24分・26分と広島が連続して選手交代を行うと、F・マリノスも27分に最初の選手交代で大津がイン。29分には、広島が3人目の選手交代でパトリックを送る。
 30分・畠中がクロスをヘッドで好クリアすると、31分・松原、34分・扇原とF・マリノスも交代カードを切って攻守を引き締める。
 広島は左サイドにボールを集めて起点をつくる。44分、その左からのクロスを喜田がジャンプしてヘッドで跳ね返した。アディショナルタイムは5分。F・マリノスの堅守は続く。47分・カウンターからのFWの突破をチアゴ マルチンスがケア、48分・相手陣内で粘り強くボールを追ってロングボールをオフサイドに誘うと、51分にはパク イルギュが好セーブ。クロスからのヘディングシュートを見事に弾き出した。ラストプレー、CKに対してもスキをつくることなくクリアし、タイムアップ。
 浦和レッズ戦に続きリーグ戦2度目の完封勝利で、勝点を「18」に伸ばした。 

横浜F・マリノス 試合後監督コメント

横浜F・マリノス アンジェ ポステコグルー

横浜F・マリノス
アンジェ ポステコグルー

「良い勝利ができたと思います。特に前半、良い形で、そして良いテンポでゴールも奪えましたし、自分たちのサッカーができました。
後半は、コントロールがちょっとできなくなってしまいました。相手も、追いつかなければならないという部分もある中で、プレッシャーをかけてきました。そういう点で非常に難しい展開になりました。
それでも2点目を取れるチャンスもありましたし、全体的にみれば、非常に良い勝利をおさめることができたと思います」

質問:先制点を決めた仲川選手についての評価を教えてください。
「ゴールもそうですが、マルコス ジュニオールと遠藤と3人のFWの連携によってゴールが生まれたのだと思います。
広島さんは堅い守りのチームだとわかっていましたので、ゴールをこじ開けるのは、なかなか難しいだろうと思っていました。もちろん1点だけではなく、2点目も、そして3点目も取りにいこうと思っていました。
自分は、1人の選手だけを取りあげて評価しようとは思っていません。仲川選手だけがプレーしているわけではなく、前の3人がしっかりとそれぞれの動きの中でスペースをつくり、そしてゴールまでたどり着いたのです。FW3人だけではなく、他の選手の働きも同じです。そういう部分でも、選手たちはいいプレーをしてくれました」

質問:前節の鹿島戦、今日の広島戦と良い守備が連勝をもたらした要因になっていると思います。ディフェンス面については、どのように評価していますか?
「チーム全体で、うまく守備もできています。
鹿島も、今日の広島も、非常に個が強い選手がいる中で、自分たちは一人ということではなく、チーム全体で守り切る、力を合わせてやるというディフェンスです。もちろんこのシーズンを通して、まだまだ成長できる部分はたくさんあると思います。
今日の前半は自分たちがほとんどボールを持った中で、守備のところは見えづらかったかもしれません。けれども、後半は自分たちがボールをコントロールできずに相手が攻め込んで来る場面が多かった中、しっかり選手たちが声を掛け合ってプレーしてくれたと思います」

試合後コメント

「(令和のJ1ゴール1号は試合前から狙っていた?)そうですね。チャンスがあるのは自分たちの試合ともう1試合、J1ではあったので、それは狙っていましたね。
(ゴールシーンについては?)ファーストタッチして、すぐ打とうとしたんですけど、GKが倒れ込んできたというか、ちょっと近くにいたので、タイミングをずらしてかわして打った感じですね。イメージどおりです。
(ゴールパフォーマンスは「令和」?)令和の『令』をやっていました。『和』は、さすがにできなかったです(笑)」 

「お互いのサッカーが明確に出た試合でした。広島はリトリートして、自分たちにボールを持たせて自分たちのミスを狙う形だし、F・マリノスはつないでいく形が出せました。
先制点は自分のロングボールからで、崩し切れたかというとそうじゃなかったんですが、でも勝つためにはそういう勝ち方も絶対に必要だと思っているので、堅守を誇る広島から前半に先制点を取れたことは良かったです。
後半は暑さもあって、自由にボールを回させてもらえなかったんですが、もうちょっとチャレンジするべきだった。でも、アウェイで是が非でも勝点3を持って帰りたかったので、試合に勝てたことが良かったと思っています」

「チームが勝点3を取れたことがすごく嬉しかったです。リーグ戦で久々に出場して、自分自身100%ではない部分がありました。
ルヴァンカップに比べて、リーグ戦のほうが相手の力の入れ方も強いので、その部分で不安はありましたが、自分のプレーとチームメイトを信じて一生懸命やりました」

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