天皇杯 JFA 第104回全日本サッカー選手権大会2回戦 FC岐阜戦 試合後監督会見
無料記事 試合 コメント ハリーキューウェル
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Q:合の総括をお願いします。

まずはFC岐阜の皆さんが本当に素晴らしいサッカーをしていたと思います。まずはそれを言わせてください。

そして、自分たちは良いところもありましたが、やろうと思っていたことができなかった部分ももちろんありました。前半はなかなかボールの動きが遅かったり、自分たちの前の動きが少し足りなかったと思います。チャンスもそこまで作れませんでした。

コンディションの部分は問題ないなと思っていましたが、だんだん疲れも出てきました。その中でも水沼の素晴らしいプレーがあり、植中がしっかりと決めてくれた。1-0でまずはリードできたところは良かったです。その後、ラスト5分くらいは結構カオスな状況になってしまいました。ですが、選手たちのキャラクターを見ても一人ひとりが諦めない姿勢を見せて2-2の同点にギリギリで追いつきました。そこから延長に入り、15分の中で自分たちは支配するサッカーができ、チャンスを作りました。もちろん相手も何度かチャンスがあった中で、自分たちはボールを握って支配することができました。最後はPK戦までもつれ込んでしまいましたし、これはどちらに転んでもおかしくない状況です。ですが、1番重要であった次のラウンドに進むことができて良かったなと思います。

Q:岐阜のどのようなところに苦戦しましたか?

岐阜は最初からハードワークをし、コンパクトに戦ってくるところもそうでした。そして最終ラインは自分たちがなかなか突破できる機会が少なかったです。そういう部分でしっかりとラインコントロールも含めて彼らの良さが出ていると思いました。もちろん自分たちも完全にやられたかというと、そうではない中で彼らのカウンターの強みを出されてしまったと思います。自分たちも難しい状況にさせられてしまいました。1-0でリードした後、自分たちのチームにリラックスした部分が見えました。やはりそういうところを見せてしまえば、相手がそこを突いてくると思います。結果的に我々は勝って次のラウンドに行きますが、それ以上にやはり岐阜がしっかりとこのような難しい状況にしてきたところは、自分たちをより強くしてくれたと思います。本当に素晴らしいチームだなと改めて思いました。

Q:チームとしての天皇杯の位置付けは?また大会を1つ失わなかったことに関しては?

このような大会は本当に重要だと思います。とにかくどの試合も変わらない姿勢を出すことが大事です。中途半端な気持ちで臨んでいるのであれば、参加しない方が良いと思います。

やはり自分たちは全てを出し切らなければいけないと思います。1つひとつベストを尽くさなければ勝ち抜けないと思います。負ければまた来年まで待たないといけない。そのような大会ですから、やはり自分たちはどのような試合でもしっかりと戦っていきたいと思います。