2024明治安田J1リーグ第8節 湘南ベルマーレ戦 試合後監督会見
無料記事 試合 コメント ハリーキューウェル
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Q:試合の総括をお願いします。

正直、残念な気持ちでいっぱいです。自分たちは2度リードした中で相手も10人と1人少ない状況になり、自分たちはもちろん勝ちにいきたかったです。湘南もハードワークをして同点にされてしまいました。本当に湘南も良い部分、強さを出していたと思います。ですが、試合が終わればフィジカル的にも湘南はだいぶ疲れていたように見えました。膝をついて倒れた選手もいました。この中2日、3日というスケジュールが続いて本当にタフでした。このチャレンジなシーズンを迎えて、こういう時でも自分たちは戦わないといけないですし成長し続けないといけない。そういうことは頭の中にありますが、ここで止まることなく下を向いていてもしょうがないのでしっかり前を向いて次なる挑戦に向けて良い準備をしていきたいと思います。

Q:数的優位を生かせなかった印象です。最後の15分ほどの試合運びについてはどうでしたか?

10分15分のところですが、自分の中ではフレッシュな選手を使っていきたいなと思っていました。そのために交代を行ってきました。全員が良い状況でプレーした中で、加藤が負傷という形でいったん出たんですけど、大きな問題にはならないなと自分は思っています。ですが、正直まだ終わったばかりで残りの時間帯の詳細は今ここではお答えすることはできないのですが、湘南もハードワークすることであったり、本当に良い部分を出してきたと思っていました。自分たちも良い部分はありました。特に前半に3、4回大きなチャンスがあった中で決めきれなかった。そういうところで自分が今日まで味わっているJリーグの部分を言わせていただきますと、このリーグは1点リードしたからそれで90分終わるとは思わない。それがこのリーグだと思っています。守り切ろうとすると、やはり相手もどんどん来ます。それを上回って逆転してしまう可能性もある。それがこのリーグだなと思います。1点入れたところで満足しない。やはり2点目、3点目を取りにいかないと逆にやられてしまうだろう。それが僕が感じているこのリーグの難しさ、タフさです。やはり今日の試合でもそうですけど、自分たちに少しでもミスがあると、相手がそこに食いついて狙ってきます。完璧なサッカーの試合というのはどこもできないと思います。ですが、やはりチャンスをものにするかしないか。それが1点に繋がるか。そこに自分が見るこのJリーグの難しさを感じています。選手たち1人ひとりがしっかりとやっているのは見えますが、やはりチャンスが来た時に仕留めない限り悔いが残ってしまうのはよくないです。常に成長してやっていけたらなと思っています。

Q:塩貝選手が初スタメンで初ゴールを決めました。監督が考える彼の良さや評価は?

彼を練習の中から日々見ていますと、彼は本当に若いです。そしてスピードや強さを本当に日々の練習から見せてくれていました。そこができる選手であれば、このチームではプレーできるというのを証明しています。今日の試合も彼が掴み取った部分だと思っています。彼に対して湘南の経験のあるセンターバック2人がマークしていたと思いますが、しっかり彼も負けずにそういう選手たちに立ち向かう。そういう強さ、戦いに向かう、挑むところで彼の良さが出ていました。あとはセットプレーの流れで水沼から良いボールが来て、彼も落ち着いてゴールを決められたと思っています。彼はまだ若いです。ここから満足せずにその経験をどんどん、どんどん自分が成長するために何が必要なのか。スピードであったりそういうところをもっともっと上げることによって、彼には素晴らしい未来が待っていると自分は思っています。それが自分も見えてきますし、そのような選手がここにはいます。