明治安田生命J1リーグ第17節 柏レイソル戦 試合後監督会見
無料記事 試合 コメント ケヴィン マスカット
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Q:試合の総括をお願いします。

今は試合が終わってすごく感情的にもなっています。とにかく楽しい試合でした。 エキサイティングでみんなが楽しんでくれたのではないかなという結果でした。その中で、宮市が復帰後初ゴールを決めたことも良かったと思います。

内容に関しては、終わったばかりですしもう一度今日の夜であったり明日落ち着いた段階で見返していきます。もちろん良い部分はあったと思っています。足りなかった部分は、自分たちがボールをコントロールしている中で相手の嫌がるようなプレーが少なかった。44分が経ってVARが入ったり、そういう部分で90分経った後もこの時間ぐらいまではあるんじゃないかというところもありました。ゴールが生まれることを私は分かっていましたし、全く驚きではないです。私たちがやろうとしてるところもありましたが、今日の試合では危険な部分を出すことが少なかった。

Q:試合展開に関して

前半は多くの局面でボールをコントロールする時間がありましたが、ボールを握っているだけでチャンスを作るという部分までは行けなかった。私たちがボールを握っている中で、前方向に行けなかったというのがありました。ですが、前節私たちは3点を決めました。そして今日は4点、この2試合、カップ戦を含めずに言うと7点を決めています。なので別に守備的にもなっていないですし、より自分たちは攻撃的なサッカー、私たちのサッカーを続けてやっていく。そういうところが大事ですし、やっているからこそこの得点数だと思っています。

大事なのはゲームの中で継続して私たちがやろうとしているサッカーを90分通してどれだけできるのか。それをしっかりと伸ばさないといけないと思います。私たちがボールを握っていて自分たちのゴール付近で失ってしまい、相手に危ない部分を出させてしまった場面もいくつかありました。ですが、そこで長いボールを蹴るのか。そうではなく私たちは私たちのサッカーを信じて、仲間を信じて、私たちはできると信じて勇敢な気持ちを持った上でこのサッカーをやっていく。焦れずにやる。そういう部分ができればもっともっと良くなると思います。もっともっと成長できると思います。まだまだここから伸びる、伸びしろはあるので、どんどんそういうところを見てやっていきたいと思います。

Q:日産スタジアムで"フットボール”の魅力が詰まった試合をできたことに関して

3点目も本当に素晴らしいゴールだったと思います。今は試合が終わってまだ1時間も経っていないです。その中でリラックスした状態でもう一度このサッカーを振り返った時に、もっともっと色々な部分が見えるのではないかと思います。そして勇敢な気持ちを持った選手たちがあのピッチに立っていましたし、お互いが仲間を信じ、みんなが兄弟だと、そういう中でしっかりとやれた部分はありました。強い魂を持った、気持ちを見せてくれたのはピッチに立っている選手たちでした。普段の人生の中でもそうです。諦めるのは簡単です。でも私たちはこの試合の中でしっかりと支配し、攻撃的なサッカーをやっていく。それは決して簡単ではないです。難しいです。逆に難しい方を私たちは選んでいます。投げやりになり、諦めることは簡単です。そうすれば楽になりますから。

でも、自分たちはそうせずにやっています。決して、今、他のチームがどうこうということで話してるわけではないです。あくまで私たちのことを話しています。私たちはここが最大限ではなく、続けてやっていくことが大事だと思っています。まだまだ私たちは強くなれます。ここからどのように上げていくか、そこをやっていきたいと思います。

Q:ビルドアップのリズムが良くなかったことに関して

私は相手もそうですし、私たちのチームもリスペクトしています。私たちはこのサッカーの重要性とやるべきことは何かというのを全員が知っています。今日の試合でテンポが良かった悪かったというのは、私たちも見て分かります。良い時もあれば、そうではない時もあり、私たちがそれを1番分かっているので。一森からスタートして、センターバックの2人(エドゥアルド、畠中)がいます。その前にはダブルボランチの2人(渡辺、喜田)がいます。相手がいる中で、後ろからビルドアップするというのは本当に大きなリスクを伴います。ですが、私たちはそのリスクを負ってでもやりたい。

私たちは信じてこのサッカーをやっています。もちろん前からのプレッシャーはたくさんあるとは思いますが、どこから相手のプレッシャーが来ているのか、プレッシャーが来るとその後ろは空きますし、私たちがフリーな状況になります。選手をどのように探して前方向に持っていけるか。勇敢な気持ちを持って、必ずより良くなっていくことを信じています。皆様は今日の試合内容だけを見ればF・マリノスがああだった、こうだった、良くなかった、テンポが良くない。 マイナスなことしか聞こえてこないかもしれません。ですが4ゴールを決めています。これが良かったら何点決まっているのですかという話です。私たちはこのサッカーを焦れずに信じてやっていますし、これからもしっかりと準備をして、どんどん成長していきながら、もっともっと向上して、もっともっと良くしていく。それだけを考えてやっていくのでよろしくお願いします。