Yokohama F・Marinos

レポート

REPORT

2018 ルヴァンカップ 準決勝 第2戦 vs鹿島アントラーズ

前半レポート

 水曜日の第1戦・2-1の勝利に続く第2戦は、ニッパツ三ツ沢球技場でのホームゲーム。F・マリノスのメンバーは、先発・サブともに第1戦と同じメンバー。対する鹿島は、第1戦から両サイドバックとFWの計3人を代えた布陣で臨む。
 約1万3千人の大観衆がスタンドを埋める中、試合は鹿島のキックオフで始まった。序盤から両チームとも、縦にボールを入れてスピーディーな展開から仕掛け合う。4分、F・マリノスは遠藤がドリブルからクロスを送り、ヴィエイラがニアに走り込んだ。9分にはCKからチアゴ マルチンスがヘディングシュートを放つと、10分には反撃を受けたが、飯倉が至近距離からのシュートをストップ。
    エキサイティングな攻め合いは続き、19分にカウンターから1対2の形をつくられたが、チアゴ マルチンスがラストパスにタッチして決定機を防ぐ。するとその1分後、鹿島ゴールに持ち込み天野がシュート、このリバウンドをヴィエイラが右足で鋭くネットに突き刺した。
 ヴィエイラの第1戦に続く得点で先制に成功したF・マリノスは、25分・29分と鹿島の攻勢をしのぐと34分にサイドからの攻め。遠藤のパスで裏に抜けた天野が折り返し、仲川が右足で流し込んだ。
 リードを2点に広げたF・マリノスは、その後もオフェンシブな姿勢を貫く。38分・天野の直接FK、40分・遠藤のミドルシュート、41分・山中のクロスで鹿島ゴールを脅かした。前半、2-0とリードして折り返す。

ハーフタイムコメント

横浜F・マリノス アンジェ ポステコグルー

横浜F・マリノス
アンジェ ポステコグルー

「守備はコンパクトに。
攻撃はテンポよく。
後半、開始10分、パワーを持って入ろう」

後半レポート

 追いかける鹿島は、選手を1人代えてスタート。後半も、アグレッシブな攻撃の応酬が展開される。最初にチャンスをつかんだのはF・マリノス。3分、天野の鮮やかな縦パスで、仲川が左サイドから持ち上がり数的優位なカウンターの形となったが、アタッキングサードでのラストパスのタイミングがずれてシュートには持ち込めない。
 9分にオフサイドとなったものの、クロスからのシュートを打たれたF・マリノスは、その1分後に遠藤が巧いターンでマークを外し快走、ラストパスを送る。このボールをヴィエイラが右足で合わせたが、惜しくも左に外れた。13分・F・マリノス、14分・鹿島とシュートを打ち合った後の16分、ともに選手交代を行う。F・マリノスは喜田がピッチに入る。
 そして17分、F・マリノスは飯倉のつなぎを拾われて、土居にゴールを許し1-2に。ここからF・マリノスは押されて守備の時間が増えてくる。22分のピンチは飯倉がドリブルシュートを好セーブしてしのいだものの、25分に左からのクロスをセルジーニョにヘディングシュート決められて同点に。
 この試合2-2となり、2戦トータルのアウェイゴール数で並び、3点目を失ってはいけない状況に。29分、F・マリノスは2人目の交代カードを切り、イッペイ シノヅカがイン。そして、攻撃を立て直し、鹿島陣内に攻め込む。30分・天野のCKからチアゴ マルチンスがヘディングシュート。35分・天野のFK。
 終盤、まず40分に最後の選手交代でユン イルロクが入る。44分・45分と鹿島の激しい連続攻撃をしのいだF・マリノス。アディショナルタイムは4分。最後は相手GKも上がってきたCKを、きっちりクリアした直後、試合終了のホイッスルが鳴った。
 激戦を制しての1勝1分で、F・マリノスは2001年以来2度目の決勝戦進出を勝ち取った。 

横浜F・マリノス 試合後監督コメント

横浜F・マリノス アンジェ ポステコグルー

横浜F・マリノス
アンジェ ポステコグルー

「目標は達成できたかなと思っています。両チームともすべてを出し切りました。
前半は自分たちのゲームができた中で、後半、やはり鹿島が強いチームというのを再認識させられました。後半は、かなりのプレッシャーを受けた試合でした。
ただ、今日のゲームにおける目標は達成したと思っています」

質問:後半、相手に押し込まれた要因については?
「いえるのは、やはり相手が良いチームだということです。鹿島はACLも勝ち残っていて、Jリーグでも3位です。
そして後半に関しては、捨て身のような攻撃だったと思います。その中で、自分たちは対応しなければなりませんでした。選手たちは最後まで身体を張ってくれました。
チームの成長のプロセスとして、勝つことも覚えていかなければなりません。その中で、最後は勝利ではなかったですけれども、決勝に行くに値するパフォーマンスでした。
さらに良い判断ができていれば、3点目も取れたと思います」

質問:1対1の局面での強さが目立ちましたが、そのあたりは監督の目にはどのように映っていましたか?
「前半は、ボールが動くのが速かったですね。おっしゃるように1対1のところも良かったのですけれども。
後半に関しては、ボールを動かすのが遅かったことによって、相手にプレッシャーをかけるチャンスを与えてしまったと思っています。
ただ、この2試合を通して言えることは、強い相手とやることでチームとして成長できたと思います。これから、もっともっと良くなっていくと思っています」

質問:ファイナルに進出できたという点への感想は?
「もちろん目標は優勝することです。私のJリーグ1年目でタイトルを取るチャンスがあるということで、非常に楽しみにしています。2013年シーズン以来、クラブがタイトルを取っていないということですが、タイトルを取れるようなチームにするために自分はこのクラブに来たのだと思っています。そこは本当に楽しみです。 このルヴァンカップ、ほとんどの試合で得点を挙げていますし、決勝に値するパフォーマンスは見せ続けてきていると思います。特にグループリーグ突破後は、神戸、G大阪、鹿島など強いチームを倒しました。これらのパフォーマンスをしてきたので、決勝に進むことができたと思います」

試合後コメント

「ホントにタフなゲームで、強い相手でした。まずは突破できたことが良かったです。
後半は守りに入ったことと、決勝のことも頭をよぎったのが、押し込まれた要因かもしれない。失点の仕方も良くなかったと思います。
僕個人としては、最初にいらないファウル、カードをもらってしまい、そこから厳しくいけなくなったことを反省しなければいけません」

「押されている時間帯、危ない時間帯に自分が投入されて、考えたのは、まずディフェンスをしっかりやる。そしてボールを奪ったとき簡単に奪われない、キープして自分たちのリズムをつくることでした。
(追加点も大事だが)自分のところで得点の可能性が高くないとき以外は、サイドでキープする、時間をうまく使うことも必要なのじゃないかと思ってプレーしました。
最近あまり出場機会がありませんが、試合に少しでも出られるのならチームのために何かを残したい、チームのためにプレーできるよう、いつもいい準備をしています」

「まずはベリーハッピー! すごく嬉しいです。
試合が始まる前、トンネルを抜けて入場したとき、スタジアムにエナジーがみなぎっているのを感じました。それが後押しになって、前半は自分たちのサッカーができました。
後半は2点を取られて難しい時間帯が続きましたが、最後の最後まであきらめず守り切れて良かったです」

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