Yokohama F・Marinos

レポート

REPORT

2018 ルヴァンカップ 準決勝 第1戦 vs鹿島アントラーズ
横浜F・マリノスvs鹿島アントラーズ

前半レポート

 ファイナル進出を争う相手は、鹿島アントラーズ。まず第1戦をアウェイで戦う。F・マリノスの先発は、DFドゥシャン以外は5日前のリーグ戦第29節と同じメンバー。
 F・マリノスのキックオフで始まった試合、まずF・マリノスが仕掛ける。1分、遠藤のパスを受けた天野が折り返し、3分には左からのFKを山中が狙う。だが鋭いライナーは、惜しくもクロスバーに当たった。
 5分を回ると鹿島のプレッシャーが厳しくなり、中盤での攻防が激しくなる。その中、F・マリノスは10分の空中戦で松原が競り勝つなど、守備で集中力を発揮。19分、23分の安定した守りに続き、24分にはスルーパスを飯倉がペナルティーエリア外に出てクリアした。
 オフェンスではバランス良く両サイドを使ってチャンスメークを目指すF・マリノスだが、鹿島の守備を崩せない。30分を回ると、鹿島が前に出て来る。そして33分、ゴール前でファウルを取られてPKを与えてしまう。しかしこのPK、鹿島の土居のキックはクロスバーに当たった。
 その後も両チームがオフェンシブに戦う展開が続いたが、スコアは動かない。42分の鹿島の攻めは、飯倉が至近距離からのシュートを好セーブでしのいだ。前半は0-0で終了。

ハーフタイムコメント

横浜F・マリノス アンジェ ポステコグルー

横浜F・マリノス
アンジェ ポステコグルー

「ボールをもっと動かそう。
両サイドを有効に使おう。
マリノスのテンポでプレーしよう」

後半レポート

 前半にも増して、中盤でのボールの奪い合いが激しくなる。序盤は鹿島がやや押し気味だったが、F・マリノスが要所を締めてフィニッシュを許さない。7分のクロスもDF陣がきちんとマークしてアタッカーにプレッシャーをかけた。続いて10分のFKにもドゥシャンがヘディングで大きくクリア。
 15分過ぎからはF・マリノスのポゼッションが上回り、鹿島ゴールに迫る。23分には仲川からショートパスをもらったヴィエイラが、持ち込んでのシュートを狙う。ヴィエイラは28分にも、巧みなドリブルからシュートを打ったが、DFのブロックに阻まれる。
 31分、F・マリノスは最初の選手交代でイッペイ シノヅカが入った1分後に、フィニッシュシーンが訪れた。ゴール正面のFK.天野の左足からの一撃が、鮮やかな軌道でゴール左に飛び込んだ。
 0-0の均衡を破ったF・マリノスは38分に2人目の選手交代、喜田がピッチに送られる。40分、スピーディーなカウンターをこらえると、その1分後に反撃し、イッペイ シノヅカがシュート。44分には3人目の選手交代で中町がイン、5分間のアディショナルタイムに突入する。
 47分、チアゴ マルチンスのシュートブロックでピンチを逃れたF・マリノスだったが、48分にCKから同点ゴールを奪われる。
 しかし追いつかれたF・マリノスは、すぐに切り替えて鹿島ゴールに向かう。50分、FKを山中が直接シュート。GKが弾いたところを詰めていたのがヴィエイラ。左足でネットに突き刺した。
 壮絶なアディショナルタイムの攻防を制したF・マリノスが、2-1とアウェイで先勝、アドバンテージを持ち帰って4日後の第2戦に臨む。  

横浜F・マリノス 試合後監督コメント

横浜F・マリノス アンジェ ポステコグルー

横浜F・マリノス
アンジェ ポステコグルー

「もちろん鹿島という非常に強い相手だけに、厳しい試合になることは想定していました。その中でも、しっかり勝ったことは非常に嬉しいです。
前半に関していうと、五分五分の展開だったと思います。その中で、PKもありましたので決定機は相手の方が上回っていたと思います。
後半、我々は守備の面でもハードワークができていて、かなり良いサッカーができていました。主導権も握れていたと思います。
そしてアウェイでも攻める姿勢を忘れず、最後までプレーできたことは本当に良かったと思っています」

質問:アウェイでの2‐1の勝利は、第2戦にどのようなアドバンテージがあると思いますか?
「もちろんまだ半分ですので、そこまで大きな影響はないと思っています。鹿島は非常に良いチームですので、2試合目もタフな試合になることを想定しています。
2試合目はホームゲームなので、サポーターたちの力を借りて、しっかりと試合に勝ちたいと思っています」

質問:2ゴールとも、フリーキックから得点が生まれました。
「確かに結果的にはセットプレーからの2ゴールでしたが、それは押し込んでいるからセットプレーにつながっているわけです。自分たちの攻撃サッカーが、相手のファウルや、コーナーキックを誘っているのだと思います。
コーナーキックの部分は、今日はあまり良くなかったと思っています。ここは、自分たちがもっともっと成長していかなければならないと思っています」

質問:アディショナルタイムに追いつかれたのですが、すぐに切り替えて勝ち越しゴールを奪いました。このあたり、チームの精神的な成長が表れているのではないでしょうか。
「そうですね、精神面も成長していると思います。そこが最後、1-1で終わっていいところでもあったかもしれませんが、しっかりと2点目を狙う、最後まで攻める姿勢を忘れないというところが素晴らしかったと思います。
ここ2カ月間を振り返ってみても、自信がついた結果、精神面でも強くなったと思っています」

試合後コメント

「(途中出場ながら積極的にシュートを連発して)決められそうなシーンもあったので、決めたかったです。後半は相手も疲れていたと思うので。
(遠藤との交代で)サイドハーフで出るとは思わなかった。でも準備はしていたので、戸惑うことなくやれました。
(アディショナルタイムに追いつかれたのは)みんなも疲れていたので、集中力も切れかかっていたかもしれない。それは反省しなければ…。 でも、最後に勝つことができて良かった。今回はウーゴが決めましたけど、一試合を通して頑張ったチームみんなで取ったゴールだと思いました」

「(決勝点のFKは自身も蹴るチャンスはあったと思うが)いや、ヤマのほうがパンチ力あるし、前半からも当たっていましたから。ああいうスクランブルみたいなゴールもアリかな、と思っていました。ヤマが自信をもって蹴って、いい結果につながって良かったと思います。
失点したのはもったいなかったけど、アウェイゴールで2点取れたことをポジティブに捉えたいと思います」

「すごく難しい、タフなゲームでした。鹿島は素晴らしいチームで、自分も何度もこのピッチで戦いましたが、なかなかポジティブな結果が得られませんでした。
ヤマはシュートのパンチ力があるので、キーパーがキャッチするのは不可能だと思いました。僕はストライカーなので、そこであきらめない気持ちがゴールにつながったと思います。
日曜日のホームゲームは、ぜひ満員にしたい。サポーターの力が絶対に必要です」

フォトギャラリー