Yokohama F・Marinos

レポート

REPORT

2018 明治安田J1 第29節 vs北海道コンサドーレ札幌

前半レポート

 F・マリノスにとって、今シーズン2度目となる金曜日開催のリーグ戦は、北海道コンサドーレ札幌との対戦。F・マリノスの先発は前節と同じ11人、サブも4試合ぶりとなるオリヴィエ ブマル以外は変わらない布陣で臨む。なおF・マリノスはドゥシャン、札幌はチーム最多得点を挙げている都倉など3選手が出場停止となっている。
 前節同様に雨が降り続く中、試合はF・マリノスのキックオフで始まった。1分・左から山中、右から大津の連続クロスや5分・遠藤のドリブルでの仕掛けなどで先手を取ったF・マリノスは、7分に最初の好機を迎える。仲川のボール奪取から、ヴィエイラがパスを受けて右足シュート。
 しかし10分を回ると、札幌のスピーディーな展開に苦しむ。ファーストディフェンダーが機能せず前線にパスを送られ、オフサイドとなったものの15分、17分と危ないシーンが続いた。
 そして19分のピンチは畠中の身体を張ったシュートブロックで防いだものの、21分にジェイに先制点を決められてしまう。
 リードされたF・マリノスは、24分に反撃。遠藤のクロスをヴィエイラがつなぎ、仲川が左足で左のサイドネットに沈めた。
 同点に追いついたF・マリノスは、ここからペースをつかみ攻勢を強める。31分、仲川のパスを受けた松原がグラウンダーのクロス。39分には大津、天野が球際で競り勝ちFKを獲得。そして42分、天野のパスで左サイドを抜け出した山中が切れ込んでクロス。これをニアでヴィエイラが鮮やかにフィニッシュした。2-1と逆転したF・マリノスがリードを奪って前半を折り返す。

ハーフタイムコメント

横浜F・マリノス アンジェ ポステコグルー

横浜F・マリノス
アンジェ ポステコグルー

「攻撃はもっと圧力をかけていこう。
守備はボールを失った時の切り替えを早く。
後半も集中力を持って、全員で闘おう」

後半レポート

 いい入りをしたF・マリノスが、スタートから安定した攻守を展開する。3分、相手のロングボールを山中がしっかり戻って、相手アタッカーより早く追いついてキープ。続いてのオフェンスは、4分・天野からヴィエイラ、5分・松原からヴィエイラとクロスからの流れをつくる。11分には仲川のドリブルから、好位置でのFKを獲得した。さらに12分には松原の鋭い縦パスから仲川が裏へ走る。
 22分、カウンターから反撃されたが、クロスを畠中が落ち着いてクリアし決定機を与えないF・マリノスは、パスをつないでポゼッションで優位を保つ。そして31分に3人目の選手交代を行った札幌に対し、F・マリノスベンチは38分からフレッシュなメンバーをピッチに送りゲームコントロールを続ける。まず喜田が入り、続いて45分・中町がイン。
 アディショナルタイムは5分。F・マリノスは47分に最後の交代枠を使い、FWオリヴィエ ブマルが加わった。その後も主導権を渡さずにゴール前を締め、そのままリードを守ってタイムアップを迎えた。F・マリノスは、今シーズン初のリーグ戦3連勝を飾り、勝点を38に伸ばす。 

横浜F・マリノス 試合後監督コメント

横浜F・マリノス アンジェ ポステコグルー

横浜F・マリノス
アンジェ ポステコグルー

「非常に良い内容だったと思います。
もちろん相手の素晴らしい先制点があったのですけれども、その前も自分たちのサッカーができていました。かなりチャンスもつくれていて、非常に良いパフォーマンスで良かったと思います。全体的な内容も良かったと思っています」

質問:今日のパフォーマンスで、一番良かったポイントは? 「相手のカウンターが脅威だというところで、相手の陣内に押し込んでプレーしていた点が非常に良かったと思うのと、そしてクレバーな判断ができたと思います。
2点目のシーンも、相手を押し込んで、その状態からチャンスに持っていってゴールにつなげることができました。その部分も非常に良かったと思います」

質問:両サイドの山中と松原が、シーズン当初よりもかなりセンターの位置に入ってプレーしていましたが、どういう意図があったのでしょうか?
「ここまでサッカーを変えるのには、正直、かなり時間がかかるのは仕方がないことだと思っています。
それでもインサイドのポジションを取って、相手のマークを混乱させることへの順応はかなり時間がかかったのですけれども、今は、その理解が進んでいます。なぜ中を取るのかというのも、彼らが理解しているからこそ、これぐらいいいパフォーマンスができているのだと思います」

質問:相手がいつもと違う4バックでしたが、その対応は選手に任せていたのでしょうか、それとも何か指示を与えていたのでしょうか?
「正直、キックオフまで札幌はいつもの形でやって来ると思っていました。4バックは、キックオフ直後にわかったことでした。
選手たちに常に伝えているのは、“スペースを見つけろ”ということです。サイドバックだからここにいなければいけない、ミッドフィルダーはここにいなければいけない、というのではいけない。
サッカーの試合では、スペースが必ずあるので、それを見つけることが大事です。その点ができているのは、選手たちの理解力が上がってきた証拠だと思います」

質問:大混戦となっている今季のJリーグの戦いを、どのように捉えていますか?
「正直、順位表は見ていません。順位にとらわれてしまうとダメだと思います。
3連勝はしましたが、3連勝しても自分たちのやりたいサッカーができていなければ全然ハッピーじゃありません。自分もそうですし、コーチたちスタッフも同じです。
毎試合毎試合それができているかどうか、日々成長できているかどうか、という方が大事です。順位は、それがしっかりできていれば、必ず上がっていくと思います。
ちなみに、今日は全員がいいパフォーマンスができていました」

試合後コメント

「3連勝がかかっていて、すごく大事な試合だった。チームの調子が良かったので、勢いをつけるような試合をしなければいけなかった。勝利ができて3連勝できて、次につなげられるかなと思います。
(後半はどういう気持ちでプレーしたか?)ポジティブな考えで絶対に失点しないことしか考えなかった。ピッチ内で上手く仲間とコミュニケーションを取りながら、失点しないように心がけてました」

「自分たちのペースで前半からサッカーができて、先に点を取られましたけど、切り替えていつものF・マリノスらしいサッカーを続けていけば、勝てると信じていました。
ウーゴからいいボールが来て、トラップしたとき相手のスライディングが見えたので、うまく切り返せた。そこで早くシュートにいけたのが良かったと思います。
(ゴール後のパフォーマンスは)(伊藤)翔君のパフォーマンスです。いまケガをしているので、彼の気持ちや思いを込めました。今日3連勝がかかっていて、試合前にも翔君から『今日も決めてよ』と言われていた。かなえることができて、良かったです」

「チームとして形ができているし、いいチームになっているなと実感している。
やるべきことがチームとして統一できているし、1点取られようが、僕らは点を取れると思っている。チームとして攻めて、もちろん守るところは守ってというのができている。
今日は、タカや中の選手と話し合ってやったことが、いい方向につながったと思ってます」

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