Yokohama F・Marinos

レポート

REPORT

2018 明治安田J1 第26節 vs浦和レッズ

前半レポート

 残り9試合となったリーグ戦、ホーム日産スタジアムに浦和レッズを迎える。F・マリノスの先発は先週のルヴァンカップ準々決勝のガンバ大阪から2人変更し、左サイドバックに山中、MFには天野が入る。なお警告累積で出場停止の松原のポジション右サイドバックには、イッペイ シノヅカが入った。  今季ホームゲーム最多となる4万人をこえる観客が見つめる中、試合は浦和のキックオフで始まる。ポゼッションしてのゲームコントロールを図るF・マリノスに対し、浦和はラインを高い位置に上げて激しくプレッシャーをかけてくる。しかしF・マリノスは、うまくサイドにボールを散らしながらパスをつなぎ、相手陣内に攻める。4分、山中のタテパスで裏に抜けた天野が折り返し、ファーへ仲川が走ったが、浦和DFがクリア。  8分・9分の浦和の攻めを飯倉の好セーブなどでしのぐと、14分にはイッペイ シノヅカのクロスを遠藤が狙う。だがシュートは打てず。しかし流れをつかんだF・マリノスが連続してチャンスをつくる。18分、伊藤がクロスに飛び込んでシュート。そして20分にはビッグチャンス。天野のパスを、裏のスペースに飛び出した仲川が受けてドリブルシュート。これが右ポストに当たって跳ね返ったところを遠藤が右足でミート。しかし浦和DFのブロックに阻まれた。  その後もF・マリノスは、22分・仲川のカットインしての左足ミドルなどで攻勢を重ねる。32分には、天野の左CKをニアで扇原がつなぎ、チアゴ マルチンスが蹴ったが、シュートはクロスバーをこえた。0-0のまま残り5分を切って、F・マリノスにピンチが訪れる。FKからのセカンドボールを浦和の宇賀神がミドルシュート。飯倉が懸命に左に飛んだが及ばず、ボールはネットイン。先制点を奪われ、前半を0-1で折り返した。

ハーフタイムコメント

横浜F・マリノス アンジェ ポステコグルー

横浜F・マリノス
アンジェ ポステコグルー

「攻撃はもっと幅を使っていこう。 守備はカバーリングをしっかりすること。 後半もいい入りをして、自分たちのサッカーを続けよう」

後半レポート

 1点を追いかけるF・マリノスは、序盤から積極的に浦和陣内にボールを運ぶ。2分のFK、8分のCKに続き、9分には天野からパスをもらった山中が鋭いクロスを送る。続いて10分・遠藤、11分・大津とアグレッシブに仕掛け、13分には仲川がミドルシュート。ボールはワクに飛んだが、GKに止められた。  15分には浦和の反撃を受けたが、興梠のシュートを飯倉が素早くダッシュしてストップ。20分、最初の選手交代でヴィエイラを送ると、F・マリノスは再び攻勢を強める。そして24分、天野のパスから遠藤がクロス。これをヴィエイラが右足でキープしながら小刻みなステップでドリブルしマークを外す、そして左足シュート。これが右スミに決まった。  ヴィエイラの今季10得点目で同点に追いついたF・マリノスは、さらに26分、30分、32分といい形をつくるが、フィニッシュには届かない。逆に34分、カウンターからのラストパスで勝ち越されてしまった。   1-2と再びビハインドとなって2分後、クロスから伊藤がヘディングシュートを放ったが、これも相手GKの好セーブにあう。38分、2人目の選手交代でユン イルロクが加わってからも浦和陣内でのオフェンスを続けたF・マリノス。45分には遠藤のクロスをドゥシャンがヘディングシュート。アディショナルタイムは5分。49分、ヴィエイラが狭いところをドリブルしてシュートしたがGKの両手におさまる。52分、天野のFKも浦和の壁を破れずタイムアップ。この対戦カード3連勝中のF・マリノスだったが、1-2で7戦ぶりの敗戦となった。 

横浜F・マリノス 試合後監督コメント

横浜F・マリノス アンジェ ポステコグルー

横浜F・マリノス
アンジェ ポステコグルー

「本当に勝つべき試合だったと思いますし、決定機が何回もあって、3点も4点も決める場面があったと思います。 その中でも勝つメンタリティーという部分に関しては、選手たちも責任を感じなければいけないと思います。そういうところを改善していかなければならないと思います。 ただ繰り返しになりますが、勝つべき試合だったと思います」 質問:残留争いのなか、攻撃的にチャンスをつくるところと失点のリスクについては、これから、どのようにバランスを取ろうと考えていますか? 「自分たちがやるサッカーには、まったくリスクがないと思います。今日の試合をみても17回、自分たちにチャンスがあり、相手は5回でした。 相手が20回チャンスをつくっているのであれば、リスクがあると言わざるを得ませんが、そうではないと思います。試合をみていただければ、自分たちはフリーキックであったりコーナーキックなどからも決定機をつくっていました。 先ほども言いましたけれども、勝つメンタリティーというところは、ゴールのシーンのところでは決め切ることが大事だと思いますし、逆にディフェンスではが止め切ることが大事だと思います。そういうところは変えていかなければならないと思っています」 質問:後半の決勝点を奪われたシーンについてのディフェンスラインについては、どのようにとらえていますか? 「あのシーンに関しては、少し守備ラインが低かったかなと思います。そういうところでは、本当にあのシーンだけではなくて、サッカーというのは全体を見なければいけないと思います。 そして、その中で先ほども言いましたけれども、勝つメンタリティーというところでは、まだまだ足りない部分があります。 こういう試合が初めてであれば、選手を全面的にほめていると思いますが、こういう試合が何回も何回も起こっている中で、たとえば自分たちはコーナーキック数がリーグで一番多いと思うのですけれども、決め切る、本当に決め切ろうという気持ちを、もっともっと出していかなければならないと思います」 質問:何度も監督の話に出ている勝つメンタリティーをF・マリノスが身に付けるには、どのようにしなければならないのでしょうか? 「そこの部分は、必ず変えようと思っています。 先ほども言いましたけれども、本当に残念なのは、観客数4万人以上という大変多くのサポーターが来てくれた中で勝てなかったことです。 この試合の敗戦に関して、アンラッキーだったと思っているのか、それとも本当に勝ちたかったのか。勝つ気持ちの本当にある選手を今後、メンバーに選んでいくと思います。 このサッカーをやるというのは、ただワクワクするサッカーを見せるとか、アタッキングフットボールをやりたいとか、そういうわけではありません。そうではなく、これが勝利に一番近い方法だからやっているのです。 今いる選手たちは、この目指すサッカーはできると思っています。けれども、その中でメンタルというのが重要です。勝ちたいのか、本当に悔しがっているのかというのをもう一回検証しながら見ていきたいと思っています。そして、その部分は変えていきます」

試合後コメント

「自分が試合に入る前から、チームはかなりのチャンスをつくっていましたし、スタジアムも勝つためのいい雰囲気が出ていました。最後のところで、ゴールが遠かったです。 今日、勝つことができれば順位的にも上に追いつくことが可能だっただけに、残念です。 (山中と交代で入って)渓太がサイドバックに下がって、自分が前のポジションを取りましたが、渓太は攻撃の選手なので、彼を活かすために自分が中に入ってプレーしました。 サッカーで勝つためには、もうちょっとのところの踏ん張りが必要です。最後にガツンとやることが大事になってきます」

「純をできるだけ高い位置で自由にプレーをさせるように、自分は守備のことを考えた。相手の攻撃の芽を潰せていたんじゃないなかと思います。 チームの出来は悪いと思っていなかった。本当に失点のシーンで、ああいうセットプレーで取られたのは、すごく残念だと思います」

「相手にも自分たちにもチャンスがあって、どっちに転んでもおかしくないゲームでした。失点しても自分たちのサッカーはできていたし、チャンスもつくれていただけに、悔しい試合でした。 内容は悪くないけど、結果が伴わない、こういうときこそチームは一つにならなければいけない。上を向いていくことが大事だし、誰も下を向いていません。 連勝できていないことが、勝点が伸びない原因。今日も連勝のチャンスだった。自分たちのサッカーのベースはできているので、あと少しのところを極めて、拮抗した試合をモノにしていきたい」

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