Yokohama F・Marinos

レポート

REPORT

2018 明治安田J1 第34節 vsセレッソ大阪

前半レポート

 最終節に臨むF・マリノスのスタメンは、前節から2名変更、3試合ぶりに喜田、5試合ぶりに畠中が起用される。また第23節から戦列を離れていた中澤が、サブメンバーに入った。
 試合は、C大阪のキックオフで始まる。右からチアゴ マルチンス、ドゥシャン、畠中と3バックを組んだF・マリノスは、立ち上がり2分・仲川のドリブル、3分・松原のドリブル、4分・天野のFKと先手を取る。
 5分からはC大阪に反撃されたが、ここを跳ね返すと再び攻勢に出る。8分、遠藤がクロスを入れ、10分には仲川、遠藤とつなぎ、遠藤からパスをもらった扇原がダイレクトシュート。
 その後もエキサイティングな攻撃の応酬が繰り広げられ、相手ゴールに迫る両チーム。しかし21分、C大阪のスルーパスからのシュートを飯倉がビッグセーブで阻むなど、ともにフィニッシュには至らない。
 30分を回ってもアグレッシブな応酬は続き、どちらにゴールが生まれてもおかしくない展開に。しかし33分の松原のシュートなども決まらず、0-0のまま前半を終了した。

ハーフタイムコメント

横浜F・マリノス アンジェ ポステコグルー

横浜F・マリノス
アンジェ ポステコグルー

「自分たちが動くことでスペースを作り出そう。
後半も自分たちのテンポでプレーしよう」

後半レポート

 攻撃的なサッカーは後半も続く。F・マリノスが開始直後に連続CKをゲットすれば、4分にはC大阪がタイミングのいいパスをDF裏へ送る。ここはチアゴ マルチンスが相手アタッカーと並走して走り勝ち、先に追いついてボールをGKに渡す。
 するとこの直後、F・マリノスが0-0の均衡を破る。仲川がドリブルで持ち込み右足シュート。こぼれたところを、天野が左足でうまく流し入れた。
 天野の今季リーグ戦5得点目でリードを奪ったF・マリノスは、アドバンテージをキープしながらゲームをコントロールしたいところだったが、テンポアップしたC大阪の攻めに押される。そして11分、最初のピンチは飯倉とドゥシャンの連係でしのいだものの、その直後にサイドから崩され追いつかれてしまった。
 さらに畳み掛けるC大阪。15分のミドルシュートは飯倉が何とか弾き出してCKに逃れたものの、このCKから逆転ゴールを許してしまう。C大阪のショートコーナー、クロスからのヘディングシュートがバーに当たって跳ね返ったところを、C大阪・清武にヘッドで押し込まれたものだった。
 追いかけるF・マリノスは20分に二枚替え、久保、ヴィエイラと攻撃的なプレーヤーをピッチに送る。徐々にボールを握り両サイドを機能させたF・マリノス。24分、遠藤のダイレクトクロスにヴィエイラが飛び込んだが、一歩届かず。さらに28分、左CKからのセカンドボール、ヴィエイラのシュートは相手のブロックに阻まれた。
 29分・31分、C大阪の攻めをいずれも飯倉の好守で防ぎ、再び相手陣内へ。32分、天野のパスをヴィエイラがヘディングシュートをミートしたが、フィニッシュには届かない。
 37分に3人目の選手交代で中澤が入り、C大阪ゴールに迫るF・マリノス。しかし、39分の仲川の一撃も決まらない。アディショナルタイムは5分。最後まであきらめず攻め続けたF・マリノスだが、ゴールシーンは生まれずタイムアップ。順位は変わらず12位で、今シーズンを終了した。 

横浜F・マリノス 試合後監督コメント

横浜F・マリノス アンジェ ポステコグルー

横浜F・マリノス
アンジェ ポステコグルー

「正直、今日の試合について、どう総括していいか分からないのですが、選手たちは全員、良く頑張ってくれて、勝利に値する内容だったと思います」

質問:先制してからの時間帯、やや不安定だったように感じました。その原因については、どう考えていますか?
「その時間帯で、自分たちの選手が相手にシャツを引っ張られたプレーでホイッスルが鳴らず流されてしまったシーンがありました。
そういう場面で切り替えられなかった部分も含め、ゲームの流れを変えたのはC大阪ではなく、自分たちだったということは分かっています」

質問:今シーズンの途中で、中盤のバランスに重きを置くという戦術的な方向転換をしたように思えたのですが?
「私は、そうは捉えていません。シーズンを通して、すごく成長してくれたと思っています。
来年も、今年と同じように攻撃的なサッカーをしようと思っています」

質問:今シーズンを振り返って、うまくいった点とうまくいかなかった点について教えてください。
「やはり結果がすべてだと思うので、良くなかった部分があったという点は踏まえなければなりません。
ただ、常に攻撃的、得点を奪いにいったというのはシーズン当初から最後まで同じだったと思います。しかし、コンスタントに良いパフォーマンスが出せなかったことによって、良い結果が出せなかったのかもしれません。
そんな中でも、先ほども言ったようにチームとしては成長をすることができたと思っています」

質問:相手のF・マリノス対策を上回るためには、何が必要だと思いますか?
「もちろん、どんなチームも毎試合毎試合、勝てるわけではありませんから、相手のF・マリノス対策の影響については、私はそれほど意識してはいません。すべては自分たちのパフォーマンス次第だと考えています。
今日のようにゲームをコントロールしていても、何かが起こって自分たちのペースにはならないというときもあります。
ですが、やはり自分たちの、F・マリノスらしいサッカーができていれば、絶対に勝つというわけではないとしても、相手がF・マリノスを止めることはかなり難しいだろうと思います」

試合後コメント

「(試合が終わった後も、サポーターが自分の名前を呼んでくれて)感動的でした。F・マリノスは、ここにいて気持ちがいい、居心地のいいチームです。F・マリノスに来てからの2年間はポジティブなことしか思い浮かばないですし、私にとって宝物です。
(昨年からウーゴ自身の発案で、勝利後に円陣を組んで喜び合ってきたが)勝点3の価値を高めて、チームに一体感をもたらしたくて始めました。この素晴らしいサポーターに恩返しするため、タイトルが取れなかったことがとても残念です」

「先制できるところまでは五分五分の試合をしていると思いましたし、チャンスもつくられてましたけど、自分たちもチャンスをつくっていたので、決め切るか決め切れないかの差だったと思う。そこが勝敗を分けたと思います。
(3バックの感触は?)ある程度スムーズにいったと思いますし、上手くやれていたと思います。
(今季は内容と結果が伴わない試合が多かった?)それが詰めの甘さですし、まだまだ強いチームになり切れていない証拠。しっかりこの一年間積み上げてきたものを、来シーズンに生かさないと意味がない」

「新しい監督、新しい選手の加入、チームとして新しいサッカーへのチャレンジなど、全てが新しいシーズンだった。そんななか、なかなかチームとして結果が出なかったり、僕自身もケガをしてしまい満足のいくプレーができなかったり、ネガティブなことが重なってしまったシーズンでした。
今日は最後に監督が出してくれて、あらためて、試合っていいなと思った。サポーターの前でプレーできる幸せ、F・マリノスのユニフォームを着てプレーする喜びを、たった10分間でしたが、感じることができて良かったし、久しぶりにサッカーの楽しさを味わいました」

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