Yokohama F・Marinos

レポート

REPORT

2016 明治安田J1 2ndステージ 第11節 vsベガルタ仙台

前半レポート

 天皇杯から中2日で迎えるセカンドステージ第11節。2週間ぶりのJ1リーグ戦は、アウェイでのベガルタ仙台戦。F・マリノスは水曜日の天皇杯から4人メンバーを入れ替えた。GKは榎本、左サイドバックに新井、MFに今ステージ初先発となる中町、そして兵藤が入る。
 試合は、仙台のキックオフで始まる。伊藤のワントップで臨んだF・マリノスは、3分・齋藤、4分・伊藤が左サイドからクロスを送る。5分を回るとホームの仙台がツートップを起点にした攻撃を展開。F・マリノスはクリアボールがつながらず、自陣での時間が続くものの、守備バランスを保ちチャンスを与えない。
 20分過ぎからは、F・マリノスが流れをつかみ、サイドからのカウンターで相手陣内に持ち込む。24分、齋藤のドリブルからのリバウンドを新井が遠目から右足シュート。29分にはFK。中町のキックから栗原が左ポスト付近でヘディングシュートを狙う。34分には右から前田が、ドリブルからカットインして左足シュート、惜しくも左に外れた。
 41分には見事なコンビネーションでチャンスを演出する。左コーナーフラッグ付近で兵藤がヒールパス。新井が受けると中央へ送る。このボールを中町が右足で振り抜いたが、相手選手にブロックされた。
 前半、F・マリノスは巧い試合運びで要所を締める。45分はディフェンスの場面、裏のスペースへの浮き球に対し、まず中澤がハモン ロペスにきっちりと競り、こぼれたボールを栗原がケア。前半は0-0のまま終了、勝負は後半戦へ。

ハーフタイムコメント

横浜F・マリノス エリク モンバエルツ

横浜F・マリノス
エリク モンバエルツ

「守備はコンパクトに。
攻撃はスペースを上手く使っていこう」

後半レポート

 立ち上がりの仙台の攻撃にも、榎本がサイドからのクロスをがっちり捕って難なく防いだF・マリノス。5分を経過するとギアを入れて鋭いオフェンスで仙台ゴールに迫る。6分、小林とのワンツーで右サイドを抜けた前田のクロスを、ファーに走り込んだ伊藤が左足で合わせる(右に外れる)。9分にも伊藤。バイタルエリア付近の齋藤を狙った小林のアーリークロス。このセカンドボールを後方にいた伊藤が右足ダイレクトシュート。鋭い一撃が右スミに飛んだが、GKの好セーブに阻まれた。
 14分にはボールを失い、ペナルティーエリアまでハモン ロペス持ち込まれたが、中澤が危ないコースに身体を入れて、シュートミスを誘う。
 16分からは再びF・マリノスのペース。まず前田がカットインから左足ミドルを見舞うと、20分には齋藤がドリブルで仕掛ける。さらにその1分後には連続攻撃でプレッシャーをかける。22分、最初の交代カードを切ってカイケがトップに入った後も、F・マリノスの流れは変わらない。27分、兵藤のパスからカイケが強烈な右足シュート。29分には前田のクロスを齋藤が身体を投げ出して頭で合わせた。
 28分に2人目の交代、金井がインして左サイドバックに。31分、33分にもオフェンスのシーンを披露したF・マリノスだが、なかなか得点は奪えない、しかし38分、ついにフィニッシュの瞬間が訪れた。左から齋藤が持ち込み、相手DFのクリアのセカンドボールを、ゴール前の兵藤が右足シュート。鮮やかにネットに突き刺さった。
 兵藤の今季リーグ戦初ゴールにより先制に成功したF・マリノスは、集中した攻守を続ける。44分のウイルソンの強烈なシュートも榎本が好捕。1点のリードを守り切って勝利をつかんだF・マリノスは、5勝目を挙げ、勝点20に到達した。 

横浜F・マリノス 試合後監督コメント

横浜F・マリノス エリク モンバエルツ

横浜F・マリノス
エリク モンバエルツ

「今日は、まさしく自分たちが描いていたシナリオのゲームができたと思います。ボールを奪ってから、前に早く出て行く、そこをプランとして持っていました。
そのゲームプランが、非常に上手くいきました。前半、相手にほとんどチャンスをつくらせませんでした。そして後半は、よりスペースが生まれてきて、自分たちがゲームコントロールしやすくなるだろうと予想していました。そのとおりの展開になって、我々が有利にゲームを進めて、チャンスをつくることができました。そして最終的に得点を挙げることができました。チャンスの数からいって、我々が勝利に値する内容ではないかと思います」

質問:中盤を、パク ジョンスをアンカーにして、その前に中町と兵藤を配しましたが、その評価を教えてください。
「そのとおりです。まず守備の方は、4-1・4-1の形で中を締めること。そして相手のクサビのプレーを防ぎたいという狙いがありました。攻撃では、ボールを奪ってから、ジョンスを底に置いたトライアングルで中盤での数的優位をつくって、相手のブロックをこえていきたいというこの狙いが、特に後半、うまくいきました。それで、何度もチャンスをつくれたと思います」

質問:引き分けが多い今ステージにあって、ゲームプランという理由以外に、今日のゲームで勝ち切れた要因を教えてください。
「たしかに引き分けは多いのですが、ゲーム内容が違いますので、その理由も当然違ってきます。
守備がうまくいってピンチが少ないゲーム、たとえば今日のようなゲームですが、より攻撃的なところが課題で、より多くのチャンスがつくれるかどうか、そしてそれを得点に結びつけれるかどうか、そこが勝ち切れるかどうかにつながります。
逆に守備が良くないとき、守備がうまく機能していないときは、相手に同点に追いつかれたりして引き分けてしまったゲームもありました。
今日のゲームに関しては、仙台の攻撃は、我々がゲーム前に予想していたやり方だったので、それにうまく対応できました。ですので、今日は、より攻撃の方をより機能させるということがポイントで、それがうまくいって勝ち切ることができました」

質問:15日間で5試合というハードスケジュールを終えて、感想を教えてください。
「選手が本当にファンタスティックだったと思います。なぜなら、ケガ人が何人かチームにいます。今、フィールドプレーヤーが17人ぐらいしかいません。そのメンバーで、この連戦を戦うことができました。
ですので、選手交代の選択肢がありません。メンバーをローテーションさせる余裕がありませんでした。その中でも、この連戦、選手がアグレッシブに、ハードにやってくれましたので、その点、本当に満足しています」

試合後コメント

DF15
新井 一耀

「足をつりました。90分やらなければいけなかったのに途中で抜けちゃうというのは、チームの戦術だったり、迷惑をかける部分が多かったので、本当に今の課題かなと思ってます。
前半は0-0で耐えて守備から入るというのが、チームの戦術だった。本当に0点で折り返したのは、良かったと思います。
自分がやることは徹底していた。守備で1対1で負けないということと、いいタイミングがあれば攻撃参加するというところで徹底してできていたので、今までのデキよりは良かったかなと思いますね」

MF25
前田 直輝

「まず勝てたことが良かったと思いますし、チームみんなのおかげだと思います。僕が何かをこれをやったというわけではないですけど、勝てて良かったです。
今までの試合よりかは体が動いたとは思いますけど。でも、結果を求めていた中で、何も残せなかった。学さんだったり、ヒョウさんみたいに、ゴールやアシストという結果を出せるのは、すごいなと思います。そこに僕も早く追いつけるようになりたいです。
手応えはあったかもしれないけど、まだ1試合だけ。これを続けることが大事だし、続けていけるようにしたいです」

FW16
伊藤 翔

「無事勝てて良かった。ルヴァンカップの第2戦、天皇杯の初戦、そして今日の仙台戦、勝たなきゃいけない大事な3試合を全部勝つことができた。勝つことがチームにとって、何よりの良薬だし、良かったんじゃないかと思います。
僕もチームが楽になるようシュートを決めたかったんですが、その分、ヒョウ君が決めてくれたので良かった。彼は水曜日の試合、休んでいるので、あれくらいやってもらわないと困る、と本人にも言ってやりました(笑)」

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