試合速報
Match Report

2017 天皇杯 決勝戦
横浜F・マリノスvsセレッソ大阪

試合 日程結果・放送予定

2018/01/01

14:42キックオフ

埼玉スタジアム2002

横浜F・マリノス
セレッソ大阪

横浜F・マリノス

セレッソ大阪

1

2

1

前半

0
0

後半

1
0

延長前半

1
0

延長後半

0

入場者数:42,029人

試合終了

前半8分
伊藤 翔
後半20分
山村 和也
延長前半5分
水沼 宏太

前半 レポート

 93回大会以来、4年ぶり通算8度目の優勝を目指すF・マリノス。先発は中盤にバブンスキ―、トップが伊藤と準決勝から2人代わる。試合はF・マリノスのキックオフで始まった。
 スタートから両チームとも攻撃的なサッカーを展開。まず1分、F・マリノスがマルティノスからのクロスを伊藤が詰めてファーストシュートを狙うと、C大阪も反撃し4分・6分とシュートシーンを見せた。しかし飯倉の好セーブなどでしのぐ。
 そして8分、今度はF・マリノスが鋭いカウンターから好機をつくる。そして左から下平が好クロス。ボールがCBの間に走り込んだ伊藤に向かうと、伊藤は胸でトラップしてコントロール、右足でゴール左に流し込んだ。
 伊藤の準決勝に続く得点で先制に成功したF・マリノスは、その後のC大阪の反撃を抑えながら、効果的なオフェンスを行う。14分・パクのロングパスからマルティノスと松原の連係、22分・松原のフィードからマルティノスのクロスを伊藤が狙う。
 その後も安定した守備を続けるF・マリノスは、C大阪の多彩な攻めにも冷静に対応、決定的な場面を許さない。なおアディショナルタイムで負傷の山中に代わり、遠藤をピッチに送る。前半、F・マリノスは1点リードして折り返した。

ハーフタイムコメント

エリク モンバエルツ 監督

横浜F・マリノス
エリク モンバエルツ 監督

「もっとシンプルにプレーしよう。
両サイドを有効に使っていこう」
尹 晶煥 選手

セレッソ大阪
尹 晶煥 選手

後半 レポート

 リードしたF・マリノスは、積極的な入りで相手陣内にボールを運ぶ。2分、ゴール正面でFKをゲット。4分にも右サイドでFKを獲得し、バブンスキ―のキックを下平が左足でダイレクトシュートを放つ。
 5分からはC大阪が攻勢に立つが、7分の連続クロスを中澤、パクがクリア、8分のミドルシュートは飯倉がしっかり抑えた。
 11分にはマルティノスの左足、遠藤の右足ボレーとシュートを浴びせたF・マリノス。15分には中町が自陣で相手ボールを奪取し逆襲につなげる。さらに18分、マルティノスが鋭い折り返しでCKとなるなど流れをつかみかけたが、20分に反撃を受ける。そして最初の一撃こそ飯倉の好セーブで逃れたものの、リバウンドを拾われ同点弾を決められてしまった。
 追いつかれたF・マリノスは24分、二枚目の交代カードを切って準決勝に決勝ゴールを挙げているヴィエイラを投入する。28分・連続攻撃からマルティノスのクロス、30分・34分の天野のFKなどC大阪ゴールに迫ったF・マリノスだが、フィニッシュには届かない。
 逆に42分にはワンツーで抜けられてピンチが訪れたが、至近距離からのシュートを飯倉がストップ。4分のアディショナルタイムも攻め合ったが、1-1のまま後半を終了。

[延長前半]
 スタート直後から、C大阪がF・マリノス陣内に攻め込む。CKなどをしのいでいたF・マリノスだったが、5分、クロスからファーポスト付近に走り込んだ水沼にヘディングシュートで勝ち越し点を奪われてしまった。
 その後も、ペースをつかめないF・マリノス、チャンスをつくれず時間が経過し、延長前半が終了。

[延長後半]
 追いかけるF・マリノスは3人目の交代選手として前田を選択、オフェンスの人数を増やして逆転を狙う。
 立ち上がりこそC大阪の守備に流れをつかめなかったものの、5分を過ぎるとパスをつないで攻勢に立った。まず7分・松原、9分・前田がミドルシュート。そして11分に前田が右から鋭いクロスを入れ、その1分後にはパクのパスカットからカウンター、遠藤のクロスをヴィエイラがヘッドで合わせる。ボールは左スミに飛んだが、惜しくもGKにセーブされた。
 アディショナルタイムは2分。CKで飯倉もゴール前に上がって必死に攻めかかるがネットを揺らすことはできない。そして、無念のタイムアップ。4大会ぶりの優勝にはあと一歩届かなかった。
エリク モンバエルツ 監督

横浜F・マリノス
エリク モンバエルツ 監督

「最初に、C大阪を称えたいと思います。
このカップ戦、最後に優勝するのは一つのチームだけです。それがC大阪でした。彼らはルヴァンカップでも優勝しており、今シーズンのリーグ戦も素晴らしい成績をおさめています。
試合に関してですが、我々はいいスタートは切れました。最初の15分間は、しっかりボールをコントロールできました。そして素晴らしいゴールが決まりました。その後、今シーズン何度かあったことなのですが、得点した後で相手にボールをコントロールされすぎました。そして自分たちが下がりすぎる展開が続きました。それが、相手の得点には結びつかなかったのですが、ゲームをコントロールできませんでした。
その後、相手に同点に追いつかれました。そして、その後ゲームは拮抗した展開になって、延長に入りました。
そこで我々のミスもあって、C大阪に2点目を与えてしまいました。
その後、我々にも決定的なチャンスがあったのですけれども、得点に結びつきませんでした。C大阪に運があったのかもしれません。その運というのも、サッカーの一部です。
やはり、C大阪の良い守備を崩すだけの良い攻撃ができませんでした。連動性であったり、パス回しのスピードも足りなかった。ボールを失うことも多すぎました。それによって同点に追いつくことができませんでした」

質問:前半の山中選手の交代がなければ、別のプランも実行できたのではないでしょうか?
「確かにそうですね。あの時間での山中の交代は、予想していませんでした。試合の終盤には、多くの選手が疲労していましたし、ヴィエイラは今週ケガをしました、山中も準決勝で少し足を痛めていました。また天野の体調不良がありました。これらを言い訳にするつもりはありませんが、そういう中で、あの山中のケガがなければ、別の手は打てたと思います」

質問:今季も守備の中心を務めた中澤選手について、どういう感想を持っていますか?
「モデルになる選手です。彼のような素晴らしい選手に出会えて幸運だと思います。
彼は、一度もトレーニングを休んだことがありません。そして私の3年間でのすべてのリーグ戦に出場しています。特別な存在です。
そして年齢にもかかわらず、私の要求するプレースタイルに適応しようと、まだ成長を続けています。
ここまで、彼がF・マリノスに与えてくれた影響に対して、心からブラボーと言いたいですし、感謝の気持ちを示したいと思います」

質問:タイトルは奪取できませんでしたが、監督の3年間で、このチームに残せたものは何でしょうか?
「この3年の間、我々はあるプレーモデルを持って、それをチームに落とし込もうとやってきました。それが、この3年目で形になり始めたと思います。そして来シーズン以降、それが高い質のものになってくれるのではないかと思います。
多くの若い選手たちが成長しました。若手が伸びたということが重要なことです。
もちろん勝利という結果は大事ですが、そのために良いプレーをするという姿勢を示すことが重要です。それを残せたと思います。この今の方向性を、ぜひ続けてほしいと思います。
そして、この機会にサポーターについても話をさせてください。F・マリノスのサポーターは、本当に特別な存在でした。これからも私の心に残るような、F・マリノスのための素晴らしい応援を、サポートを続けてくれました。そのことに感謝したいと思います。
サポーターは、きっと今シーズン見せたパフォーマンスに対して誇りを持ってくれると思います。ピッチで選手が見せるパフォーマンス、全力を出す姿勢に対して喜んでくれること、誇りを持ってくれること、それが一番大事だと思います。これこそが、サポーターに対しての感謝のしるしだと思います。
そして、ここにいるメディアの皆さまにも感謝したいと思います。この3年間、親切に受け入れてくれましたし、皆さんと良い関係を築けたことに感謝したいと思います。
メディアの皆さんは、もちろん日本代表チームのサポーターでもあるでしょう。ワールドカップで私は、もちろんフランス代表チームを応援しますが、日本代表も応援したいと思います。ありがとうございました」
尹 晶煥 選手

セレッソ大阪
尹 晶煥 選手

選手コメント

天野 純

MF14
天野 純

「序盤から自分たちのペースでサッカーができていたので、いずれ点が取れるなと思った中で、先制できました。ゲームプランどおりだったんですけど、後半ちょっと押し込まれたところで耐えきれなかった。勝つ時は、そこで耐えれますし、今日はそうじゃなかったのがすべてだったと思います。
 後半に追加点を取れるチャンスが何度もあって、その中で最後の最後で相手も体を張ってきて、突き放せなかったので、そこは残念です」
中町 公祐

MF8
中町 公祐

「リーグ戦のホームでセレッソと戦った時よりも、感触は良かった。ただ、それで勝てないところをもう一つ、F・マリノスとして積み上げなければいけないと、今は思うようにしています。
相手のメンバーも前回の対戦の時と違って、自陣に押し込まれるというよりは、比較的ウチもボールを持ちながら、ショートカウンターも決まったりしました。ある程度、手応えは良かったんですが…。
失点について、細かく突き詰めていかないといけないと思います。あとはゴールを取る、取れないとか、細かいミスとかも突き詰めないと。
今年は例年よりも経験値が低い位置からのスタートからだったので、自分もそうですけど、この経験を生かさないと、この決勝の意味がないし、今シーズンの意味がない。そこが来シーズンの課題だと思います」
飯倉 大樹

GK21
飯倉 大樹

「ここまで、このチームで来られたことは良かったし、頑張れたと思う。でも、決勝となると実力がものをいう。先制しても、その後に形がつくれなかった。いつやられてもおかしくないという雰囲気のなか、どうにか耐えていたけど守り切れなかった。
この負けを糧に、次のシーズン、どうやってサッカーをしていくのか。組織として上積みできればいい。
今シーズンここまでやれたこと、みんなに感謝して、来シーズンに向けていい準備をしたいと思います」
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