試合速報
Match Report

2017 天皇杯 準決勝
横浜F・マリノスvs柏レイソル

試合 日程結果・放送予定

2017/12/23

15:05キックオフ

等々力陸上競技場

横浜F・マリノス
柏レイソル

横浜F・マリノス

柏レイソル

2

1

0

前半

1
1

後半

0
0

延長前半

0
1

延長後半

0

入場者数:20,696人

試合終了

後半24分
伊藤 翔
延長後半13分
ウーゴ ヴィエイラ
前半11分
ハモン ロペス

前半 レポート

 ファイナリストの座をかけて争う準決勝。F・マリノスの相手は、柏レイソル。J1リーグ最終節で完封勝利をおさめてから3週間ぶりの公式戦となる。F・マリノスの先発は左サイドバックは下平が務め、山中は二列目の左に入った。
 試合はF・マリノスのキックオフで始まった。F・マリノスは集中した入りで先手を取る。1分、マルティノスがキープしてFKをゲットしたのに続き、4分には山中とヴィエイラが連係して突破を図る。山中は、その1分後にも裏に走ってリターンパスをもらって仕掛ける。
 7分からは柏も反撃に移る。そして11分、ハモン ロペスにロングシュートを決められ、F・マリノスは先制を許した。
 追いかけるF・マリノスは、両サイドを起点に柏ゴールに向かう。12分、マルティノスがシュートを放ち、24分には山中がオーバーラップした下平にパスを渡した。そして28分には、松原のラストパスに天野が飛び込んだが、一歩及ばずGKに抑えられた。35分前後にはF・マリノスが相手ボールに良く詰めてセカンドボールを拾い、分厚い攻めを展開する。しかし決定的なシーンは訪れず、0-1のまま前半を折り返す。

ハーフタイムコメント

エリク モンバエルツ 監督

横浜F・マリノス
エリク モンバエルツ 監督

「両サイドを有効に使っていこう。
シンプルにプレーしよう。
冷静に戦おう」
下平 隆宏 選手

柏レイソル
下平 隆宏 選手

後半 レポート

 開始直後の3分、F・マリノスは最初の交代カードを切って、ケガの扇原に代わって伊藤をピッチに送る。5分、難しいタイミングでニアにクロスを入れられたが、これを飯倉が素晴らしい反応で防ぐと、ここからF・マリノスが攻勢に立つ。6分・下平のフィードを伊藤が左からの折り返しを狙い、9分・山中のクロスにヴィエイラが素早く飛び込んだ(シュートは惜しくもミートできず)。
 柏がプレッシャーを強めてF・マリノス選手に詰めてきたが、F・マリノスも中町を筆頭に怯むことなく対応、次第に流れを引き戻す。20分・天野のFK、21分・マルティノスのクロス。そして24分、下平のクロスを、伊藤がヘッドで合わせてフィニッシュした。
 同点に追いついたF・マリノスは、決定機をつくれないものの柏に主導権を渡さずゲームを進める。33分・好位置でFK獲得、37分・山中の鋭いクロスなどで追い込む。そしてアディショナルタイム、距離のあるFKで山中が強烈な一撃、GKに防がれたものの、左足からの低い弾道を見舞った。しかし2点目には至らず、1-1のまま前後半を終了、勝負は延長戦へ。

[延長前半]
 柏の出足が上回り、F・マリノスは自陣でこらえる展開。だが、ここで飯倉が好セーブを連発、7分のクロスや11分のニアでのワンタッチシュートをストップした。
 終盤にも強烈なミドルを打たれたが、ここも好捕し失点を許さず、スコアは1-1のまま。

[延長後半]
 1分の飯倉の好セーブで始まった延長後半、F・マリノスの運動量が上回りペースをつかむ。5分に二人目の交代で加わった遠藤の推進力も柏守備陣を揺さぶり、チャンスを広げていく。
 9分には、松原がカットインから惜しいシュートを放つ。そして13分、スピードに乗ったカウンター攻撃。松原のパスを受けて遠藤がドリブルからヴィエイラへ。ヴィエイラはマークを振り切り右足シュート、鮮やかに流し込んだ。
 2-1と勝ち越したF・マリノスは、栗原を守備固めに起用。最後の柏の反撃を、飯倉のビッグセーブなどでしのぎ、タイムアップを迎えた。決勝への切符を勝ち取ったF・マリノスは、元日、セレッソ大阪と頂点を争う。
エリク モンバエルツ 監督

横浜F・マリノス
エリク モンバエルツ 監督

「非常にインテンシーの高い、両チームともに自分たちの力を出し合った好ゲームだったと思います。
前半、いいスタートをしたのですが、相手の素晴らしいシュートで先制されてしまいました。
前半は相手に押される展開が長く続きました。柏が非常にボールポゼッションに優れて、良いプレーをしていたと思います。
ただ後半に関しては、我々がある程度ゲームをコントロールできました。特に伊藤翔が入って、彼が攻撃面を活性化してくれました。翔が入って2トップになったことで、戦術的な変更がうまくいきました。ボールをよりキープできて、攻撃のチャンスをつくることができました。
そして、自分たちの素晴らしい美しいゴールで同点に追いつきました。
延長は難しい展開になりました。やはり選手に疲労が出てきました。しかしベンチにスピードのある選手がいましたので、自分たちは交代によって、きっと違いを出せるだろうと考えていました。そのスピードのある遠藤が入って、素晴らしいアクションからの勝ち越しのゴールが生まれました。ゲームの最後の方は、自分たちに運もあったと思いますけど、非常に素晴らしいゲームができたと思います。
決勝に向けて、この勢いを生かして、良い準備をしていきたいと思います」

質問:伊藤を入れた2トップを、横ではなく縦に並べたと思いますが、その意図を教えてください。
「2人のFWにしたわけですけど、翔には、ラインの間でビルドアップなどのプレーにより関わって、そこでしっかり顔を出すなどの役割を求めました」

質問:遠藤を、右の中盤に入れた狙いについて教えてください。
「渓太は、トレーニングから右の前の位置で練習をしてきています。それは、彼のスピードを生かすためです。得点シーンも、まさしく練習でいつも求めていることですけれども、ワンツーでタテに突破して、そこからのパスでゴールが生まれました。
投入直後は状況的に渓太が左に入りましたけれど、すぐマルティノスを左に回して、前で生かせるという意味で渓太を右でプレーさせました」

質問:最初の交代は、扇原がケガをしたところだったと思いますが、あのケガがなくても伊藤を入れていたのでしょうか?
「ケガがなければ、まだ交代はしなかったと思います。もう少し状況を見極めて、どういう交代をするか考えていったと思います。
オプションとしては喜田、バブンスキ―などがありました。もちろん翔もいました。1点リードされていたという状況だったので、翔という選択肢を使いました。リードされていた中では、翔の投入が一番いい交代だと考えました」

質問:決勝戦の相手、C大阪については? そして決勝戦が、F・マリノスでのラストゲームになります。意気込みを教えてください。
「私の最後のゲームになるというのは確実なことです。間違いありません。
今シーズン苦しめられているC大阪に、何としても勝ちたいという思いです。勝つためには、自分たちのプレーの質を最大限に高めて、最大のパフォーマンスを出すということが必要だと思います。
もちろんC大阪のことはリスペクトしていますが、自分たちはC大阪を倒せるクオリティーを持っていると信じています」
下平 隆宏 選手

柏レイソル
下平 隆宏 選手

選手コメント

パク ジョンス

DF2
パク ジョンス

「ホント、素直に嬉しいです。今日の試合もみんなの力で勝ち取った試合でした。今日だけではありませんが、試合に出ている選手だけでなく、出ていない選手も合わせて、チームの力が一つになれました。それは準決勝までのすべての試合にいえることです。
F・マリノスに入ったときから感じていたのは、F・マリノスというチームはカップ戦の準決勝で満足するチームではないし、リーグ戦も3位で満足するチームではないということです。いま優勝するチャンスが目の前に来たので、これからが大事です」
伊藤 翔

FW16
伊藤 翔

「(同点ゴールは)いいところに走れば、いいボールが来ると思っていました。匠に感謝したいです。
監督からは下がり目でやってくれと言われていました。2列目のほうがボールを引き出しやすかった。
(途中出場で結果を出したことについて)それは続けていかないと、生き残っていけない世界ですので。自分の仕事ができたと思います。でも(大事なのは)次ですね! 1週間ありますが、浮かれずに決勝を戦えるメンタルをつくって、いい準備をしたいと思います」
天野 純

MF14
天野 純

「厳しい戦いでした。試合内容がどうというより、勝って決勝に進出できたことがすべて。達成できて良かったです。
相手が後半に運動量が落ちるのは分かっていました。相手をしっかり走らせることができていたので、後半は自分たちのペースで試合を運ぶことができました。
(ウーゴの決勝ゴールの瞬間は)僕はセンターサークルに残っていて、輪に加わらなかったので、一緒に喜べませんでした。でないと、審判の方も試合を再開できません。そこは僕の役目だと思っていますから。
前半から自分たちはしっかりビルドアップできていました。それが後半、ジャブのように相手に効いたのだと思います。
(FKは決めたかった?)そうですね、でも決勝で決めます! 勝ってモンバエルツ監督を送り出したいと思います」
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