試合速報
Match Report

2017 明治安田J1 第30節
横浜F・マリノスvs鹿島アントラーズ

試合 日程結果・放送予定

2017/10/21

19:03キックオフ

日産スタジアム

横浜F・マリノス
鹿島アントラーズ

HOME

AWAY

横浜F・マリノス

鹿島アントラーズ

3

2

2

前半

1
1

後半

1

入場者数:29,716人

試合終了

前半3分
伊藤 翔
前半14分
天野 純
後半29分
遠藤 渓太
前半47分
山本 脩斗
後半21分
植田 直通

前半 レポート

 首位・鹿島アントラーズを迎えて行われる、今シーズン後半戦の大一番。F・マリノスはワントップにケガから復帰した伊藤翔が起用された。伊藤は5月27日の清水エスパルス戦以来、約5か月ぶりのスタメンとなる。また右サイドバックに下平、二列目の左にはバブンスキ―が入った。
 F・マリノスのキックオフで始まった試合は、早い時間帯でF・マリノスの先制点が生まれる。まずマルティノスが左足で思い切って打ったシュートがマーカーに当たりCKに。この左CK、天野のキックを正面で伊藤がジャンプ。ヘディングシュートが左ポストの内側に当たり、ボールはネットに吸い込まれた。
 その後、リードを奪われた鹿島が押し込むが、F・マリノスは集中したディフェンスで跳ね返す。12分のCKも、しっかり空中戦に競ってフリーでのヘディングシュートを許さない。
 すると14分、天野が相手CBからボールを奪ってペナルティーエリア内に持ち上がる。GKの動きを見ながら、左足で左スミに流し込んだ。リードを広げたF・マリノスは、19分・マルティノスのスライディングでのクリアなど決定機を与えず、20分過ぎから反撃に移り、何度かいい形をつくる。
 終盤の鹿島のオフェンスも、こらえていたF・マリノスだったが、アディショナルタイムでのCK、鹿島にゴールを奪われた。前半は2-1と1点のリードで折り返す。

ハーフタイムコメント

エリク モンバエルツ 監督

横浜F・マリノス
エリク モンバエルツ 監督

「守備はもっとアグレッシブに。
攻撃は相手のプレッシャーに勝っていこう」
大岩 剛 選手

鹿島アントラーズ
大岩 剛 選手

後半 レポート

 前半同様、後半も見応えのある攻防が展開される。鹿島の強い当たりとボールポゼッション、対するF・マリノスはていねいな対応でしのぎ、コンビネーションを絡めた速攻でやり返す。
 7分、鹿島の分厚い攻めを粘って、下平が大きくクリア。9分、クロスを飯倉ががっちりキャッチ。12分にはF・マリノスの反撃、山中が天野からのリターンパスを受けて2度、左サイドを仕掛ける。その3分後、山中は守備でも貢献、フリーになりかけたアタッカーをタックルで止めた。この2分後、F・マリノスは最初の選手交代でマルティノスを下げ、遠藤をピッチに送る。さらに20分、2人目の交代を行い、扇原がボランチに入る。
 しかし、この交代直後の21分、鹿島にCKからのヘディングシュートで2-2の同点とされてしまった。追いつかれたF・マリノスはエンジンを掛け直し、鹿島ゴールへアグレッシブに攻めかかる。27分、遠藤が右足ミドルを見舞う。そして29分、山中の左足でのラストパスに遠藤が走り込み、反転して右足シュート。これがネットに飛び込み、F・マリノスは勝ち越しに成功した。
 遠藤の今季2ゴール目により3-2としたF・マリノスは、37分に3人目の交代選手として栗原が最終ラインに入りディフェンスを固める。36分、レオ シルバの強烈な一撃は、飯倉がスーパーセーブ。
 アディショナルタイムは5分。最後、鹿島はCKにGKの曽ヶ端もペナルティーエリア内に上がって、同点を狙う。しかし、ここもF・マリノスは一丸となって跳ね返す。そしてタイムアップ。F・マリノスは、8年ぶりとなる日産スタジアムでのリーグ戦勝利を勝ち獲るとともに、ACL出場権内である3位に上昇した。
エリク モンバエルツ 監督

横浜F・マリノス
エリク モンバエルツ 監督

「試合の振り返りは、少し長くなります。
予想していたように、非常にインテンシーの高いゲームでした。
最初の20分、良い入り方をしました。すごく良かったです。自分たちがリードしたのは、ロジックだったと思います。
その後、ちょっと下がりすぎましたね。そしてハーフタイムの直前にCKから失点したのは、残念でした。
後半、“もう少し高い位置で守備をしよう”と選手に要求しました。そして後半、良いスタートを切りました。
ただ鹿島のパワーに押されました。再びコーナーキックで決められて同点に追いつかれました。自分たちは、ちょうど身長の高い選手に交代したのですが、そこで失点してしまいました。
パラドックスなのですが、同点に追いつかれて、もう一度自分たちのプレーができるようになりました。同点にされたことが、自分たちを目覚めさせたような気がします。何度かいいチャンスをつくったのですが、相手のGKもうまく止めました。そして、またチャンスをつくり続けて、それが得点につながりました。
その後はゴールをしっかり守るために栗原を投入して、ゴール前の競り合いや空中戦の強さを補強しようとしました。
そして、今日も多くのファン・サポーターがスタジアムに来てくれて、12番目の選手として、我々を最後まで後押ししてくれて力になってくれました。そのことにも感謝したいと思います」

質問:負けると優勝の可能性がなくなる試合でしたが、その状況で首位の鹿島を倒した、この1勝の価値は?
「そのような優勝を狙うチャンスが残るという考え方もできるのですが、それよりも、私としては、とにかく1試合1試合をしっかり勝っていくということを考えています。
鹿島にしても川崎Fにしても、我々より勝点的に差があります。もちろん勝利によって優勝の可能性を残すのは大事なことではあるのですが、1試合1試合、少しでもいいプレーをして、最大限のパフォーマンスをして、このまま上位争いを続けて、最終的に少しでも上位にいることをやっていきたいと思っています。
さらに勝つことと同時に、我々には多くの若い選手がいますので、彼らを成長させていくことも大事なことです。そして勝ちながら、若い選手たちに勝つメンタリティーを植え付ける。これが非常に大きな目標だと考えています」

質問:良い内容と言った序盤の約20分間ですが、どのようなゲームをしようと選手に指示をしていたのでしょうか?
「鹿島が高い位置からプレッシャーに来るというのは、予想していました。しかし我々は、そのプレッシャーをかわすためのクオリティーを持っています。前からのプレッシャーをかわせれば、背後に大きなスペースが空いています。
そのためにワンタッチのプレーで何度かプレッシャーを外すことができました。そしてサイドチェンジ等、ワイドなアタッカーをうまく使って攻撃を仕掛けることができました。
最初はそれが何度か機能していたのですが、その後に疲れや正確性を欠いてしまい、最初ほどうまくいかなくなったと思います」

質問:来週の水曜日の天皇杯、そして日曜日にJリーグで、磐田と連戦になります。どちらを重視しますか?
「全てのゲームに勝ちたいですね。
天皇杯を勝ち抜いていくことも重要です。ただ選手の疲労度は考慮しなければなりません。そして出場停止の選手もいます。こういうことを考慮したうえでベストのメンバーを組みたいと思います。
まず次戦の天皇杯のことをしっかり考えてベストのメンバーで臨むこと。そして、また次にベストを考える。まず1試合、そして次、と考えていきたいと思います」

質問:決定機の数は鹿島の方が多かったのではないかと思います。その中でF・マリノスが守り切りました。この理由については、どう考えていますか?
「自分たちの長所でも強みでもある、センターバックの空中での競り合い、クロスに対する守備において強さを持っています。
ただ、全員でゴールを守るという意識が働いて、低い位置になってしまったのだと思います。鹿島を称えなければいけないのですが、彼らはフィジカルなパワー、強さを持っていて、我々が高い位置から守備に行くということが難しかったです。もし自分たちが前から行けば、背後にスペースを空けてしまいます。その裏に入っていく強さを鹿島は持っているので、自分たちは少し下がって、まず裏のスペースををコントロールしなければなりませんでした。
この二つの理由から、守備が下がったのだと思います。
そして最終的には我々は3点取って、相手はセットプレーでの2点でしたね」
大岩 剛 選手

鹿島アントラーズ
大岩 剛 選手

選手コメント

山中 亮輔

DF24
山中 亮輔

「鹿島に、だいぶ決定的なチャンスをつくられたし、難しい試合でした。2点ポンポンと先に取れて最初はラクでしたけど、全体的には鹿島のゲームだったと思います。でも、そこで勝ち切れたのはウチの強さでもあると思いました。
(決勝点のアシストについて)相手の右サイドが積極的に出ていたので、ここで一つ相手をはがせればと思いました。うまくはがせたけど、そこからどうしようかと顔を上げたら、渓太がタイミング良くダイアゴナル(斜め)な動きで入って来たので、そこをシンプルに使いました。それまでは、正直自分は何もできなかったので、悪いなりにも一つ仕事ができたのでホッとしました。
でも、ボールホルダーにもっとプレッシャーをかけなければいけなかったと思いますし、今日のように強い相手に対して、自分の良さを出さなきゃいけなかった。今日の試合のビデオを見ながら、しっかりチェックして、厳しい試合でも自分をしっかり出せるよう準備していきたいと思います」
伊藤 翔

FW16
伊藤 翔

「本当に(1点目のゴールが)入って良かったです。CKは昨日から感触が良かった。純のボールもすごく良かったですし。
(ゴール後はウーゴのパフォーマンスをした?)そうです。ウーゴがケガしちゃったから。仲良しなので、ちゃんとウーゴに届けばと思ってやったんですけど、ウーゴからしっかりLINEが届いてました。『見てたよ』って(笑)」
中澤 佑二

DF22
中澤 佑二

「とにかく首位に勝ったのはデカイ。まだ優勝を諦めたわけではないし。鹿島とは相性も悪かったが、どんな形であれ勝つことが一番大事。
今日は割り切った戦い方でした。前半からボールを持たれて、シュート21本と結構、打たれました。
だから翔を含めて、前線の選手がよく守備をしてくれた。攻撃のところでも、翔と純の前の2人が結果を出したのは良いことだと思います。
2-2に追いつかれても攻めの姿勢を崩さなかった。渓太がスピードを生かして、鹿島のCBに仕掛ける場面が何度もあったので、彼なりに自分の武器を出せたんじゃんないかなと。
今日の試合は内容がどうこうでなく、勝点3を取れたことがどれほど大きいか。ACL圏内に入ったので、いいモチベーションのまま天皇杯とリーグの磐田戦の大一番を迎えられる。またしっかり調整して、集中を切らさずにいいコンディションで臨みたいです」
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