試合速報
Match Report

2017 明治安田J1 第14節
横浜F・マリノスvs川崎フロンターレ

試合 日程結果・放送予定

2017/06/04

17:03キックオフ

日産スタジアム

横浜F・マリノス
川崎フロンターレ

HOME

AWAY

横浜F・マリノス

川崎フロンターレ

2

0

0

前半

0
2

後半

0

入場者数:42,483人

試合終了

後半8分
ウーゴ ヴィエイラ
後半39分
富樫 敬真

得点なし

前半 レポート

 今年初の神奈川ダービーは、日産スタジアムでのホームゲーム。前節の清水エスパルス戦で3ゴールを奪ったF・マリノスが、連勝をめざす。
 F・マリノスの先発メンバーは、ワントップにヴィエイラ、ダブルボランチが中町・扇原のコンビ。今季ホームゲーム最高となる42,483人の大観衆が詰めかける中、試合は川崎Fのキックオフで始まる。
 川崎Fが細かなパスを使いながらポゼッションするのに対し、F・マリノスはボールを奪ってから、速くシンプルな攻めで川崎Fゴールを襲う。3分・松原のグラウンダーのロングパスをヴィエイラが粘ってキープ。6分・中町のロングフィードへ齋藤が走り込む。9分には天野のボール奪取からヴィエイラがドリブル、相手のファウルで倒された。
 その後も、F・マリノスは守から攻への速い切り替えを主体に展開。16分、20分と川崎Fの攻めをしのぐと、22分・天野のパスからマルティノスの折り返し、26分・相手のクリアをチャージして齋藤が詰める。
 30分を回ると、ともに守備陣が安定感を増し、効果的なオフェンスが難しくなる。45分・松原が長い距離を走ってペナルティーエリア内でラストパスを入れるが、相手GKの手に収まった。前半は0-0の均衡は破れず、勝負は後半へ。

ハーフタイムコメント

エリク モンバエルツ 監督

横浜F・マリノス
エリク モンバエルツ 監督

「守備はコンパクトに。
攻撃は丁寧に」
鬼木 達 選手

川崎フロンターレ
鬼木 達 選手

後半 レポート

 スタートからF・マリノスが積極的に相手陣内に攻め入る。1分・コーナーキックをゲットしたのに続き、2分・扇原のスルーパスにヴィエイラが走った。さらに4分、齋藤のパスを受けたマルティノスがドリブルからシュートを狙うなど、F・マリノスが主導権を握る。
  そして8分、右サイドから天野がロングパス。これを逆サイドのマルティノスがダイレクトで折り返すと、詰めていたのがヴィエイラ。左足でミートしたシュートが鮮やかに決まった。
 ヴィエイラのリーグ戦2試合連続5点目のゴールで、F・マリノスは先制に成功。対する川崎Fは、すぐに2人の選手交代を行い状況を打開しようと図る。だがF・マリノスは、サイドのスペースを有効に使いながら集中したゲーム運びを展開。守備組織のバランスも良く、19分・飯倉がミドルシュートを好セーブ、23分・早いリスタートからのパスもきっちりクリア。
 28分にはカウンターから扇原の攻撃参加でCKをゲットし、30分には相手のミドルシュートを飯倉ががっちり抑えた。さらに35分のピンチをオフサイドでしのぐと、38分に選手交代で富樫がピッチに送られる。
 するとヴィエイラに代わりワントップとなった富樫が、登場直後の39分に貴重な追加点を挙げる。こぼれ球からマルティノスが持ち込んでのラストパスを受けての右足シュートだった。前に出て来たGKの頭上を浮かせて抜いたボールがゆっくりとネットに吸い込まれた。
 1点目同様にマルティノスのアシストからのゴールでリードを2点としたF・マリノスは、その後も安定感のあるディフェンスを展開。同時にカウンターから決定機もつくるなど、攻守に躍動。相手のミドルシュートを飯倉が慎重にキャッチしたところで、試合終了のホイッスルが鳴った。リーグ戦3連続完封勝利中の川崎Fを倒して連勝を飾ったF・マリノスは勝点23とした。
エリク モンバエルツ 監督

横浜F・マリノス
エリク モンバエルツ 監督

「予測はしていましたが、川崎Fという素晴らしいチームに対して、自分たちはポゼッションしてゲームを進めるということはできませんでした。
しかし同時にもう一つ予測していた展開が、自分たちがしっかり良い守備をして、ボールを奪った後にスピードのある選手を生かしてカウンターを仕掛けるというものでした。特に後半、まさしく予測していた展開どおりになりました。
そして2つの美しいゴールが決まり、さらにもっと点差を広げるチャンスはあったのですが、やはり川崎Fという素晴らしいチームに対して2-0という結果は、満足できるものだと思います」

質問:二列目の齋藤とマルティノスの位置を、左右入れ替えましたが、その狙いは?
「まず、私が良い判断をできたことに満足しています。
少し前から考えていました。チームとして、より効果的な攻撃をするためにどうすればいいかと考えたときに、マルティノスと学の位置を逆にするという一つのオプションがあり、今日はその決断が良かったと思います。
今後はこのオプションも使いながら、元に戻したり、また別のオプションを使ったりしながらやっていきたいと思います。チームとして効果的に攻撃する判断を毎回していきたいと考えています」

質問:最後まで、非常に集中力した守備ができたと思います。その点については?
「川崎F戦において良い結果を出すためには、良い守備をすることが絶対に必要なことでしたので、そのための準備をしてきました。特に中央のゾーンをコンパクトにしてスペースをなくすこと、そしてラインとラインの間を狭くして相手にスペースを与えないことに気をつけていました。
そして選手全員が私のゲームプラン、私の指示を守ってくれたことが、チームとしてのパフォーマンスにつながったと思います。
F・マリノスというのは、守備のクオリティーを持っています。それはJのトップクラスでありますので、今日のゲームプランは、チームの特長にも合っていたと思います」

質問:攻撃面で、ハーフタイムにどのように修正の指示を与えたのでしょうか?
「前半は、あまりにも自分たちはボールを失うのが早すぎました。
チームとして、ボールを奪った後、常に速攻を仕掛けることはできません。速攻をするのか、それともキープしたほうがいいのか、その使い分けの判断が大事だと思います。
選手に要求したことは、ボールを奪った瞬間に相手の強いプレシャ-がかかりますので、そこで落ち着いてボールをしっかり持つことでした。
後半は、相手のプレッシャーが来てもボールを失う機会が減って、それによって自分たちがそこで一度プレッシャーをかわせたことで、前への、攻撃のチャンスにつなげることができました。
やはり前半はそこのところが満足にいかず、ボールを失っていました。
川崎Fは、自分たちがボールを失った後ですぐにプレッシャーをかけてくるやり方ですので、我々が奪った瞬間につなぐというのは簡単なことではないのですけれども、そのためのトレーニングは積んできました。
ただトレーニングと実際の公式戦では、プレッシャーの強さが同じというわけにはいきません。最初のうちは、川崎Fのプレッシャーに苦しめられたという部分があったと思います」

質問:美しいゴール、特に先制点のシーンは、監督にとって理想的なものだったのではないでしょうか?
「もちろんセットプレーからのゴールというものも素晴らしいのですが、あのゴールは流れの中から決めたものでした。
我々は、幸運なことにサイドを突破してクロスを上げる選手がチームにいます。そしてあの場面は、マルティノスが逆サイド、裏に良いポジションを取っていて、ワンタッチで折り返し、さらにウーゴのシュートもワンタッチ。ワンタッチが続いて生まれた素晴らしいゴールでした。
今後も、ワンタッチからのプレーでのゴールシーンを繰り返し出してほしいと思っています。
2つ目のゴールも非常に素晴らしかったと思います。あのような状況で、敬真が非常に落ち着いて冷静にゴールを決めたという素晴らしいフィニッシュだったと思います」
鬼木 達 選手

川崎フロンターレ
鬼木 達 選手

選手コメント

松原 健

DF27
松原 健

「僕のプロ人生で初めてのダービーでした。大分、新潟のときはなかったので。だから、どういう雰囲気なのかわからなかったのですが、グラウンドに立った瞬間、両チームのサポーターがたくさんいて異様な雰囲気でした。そういったなかでプレーできたのは、いい経験でした。チームとしても、勝点3を取れたのは良かったです。
(松原自身も攻撃に絡むシーンが多いが)ああいうプレーを増やしていかないといけません。次の試合まで間が空きますが、まずは集中を切らさないようにしたいと思います」
天野 純

MF14
天野 純

「(1点目につながるクロスを上げたが)あそこは学君に1回当てて、相手のサイドバックがプレッシャーに来るのがわかっていた。自分の前にスペースが空くなと思っていたので、前を向いたら逆サイドでマルちゃんがフリーでいるのが見えた。マイナスに落として、ウーゴが決めました。
今シーズン初めて、自分たちがイメージしていたとおりの攻撃から得点を決められたので、すごく手応えを感じました。
欲を言えば、もっと圧倒して勝ちたかった。そういう試合をもっと増やしていきたい。
それにしても、今日の勝利は勝点3以上の意味があると思っている。
(攻撃の形も増えつつあるが)マルちゃん、学君も調子がいい。彼ら両ワイドが攻撃の肝であることに変わりはない。そこを生かしつつ、中央のコンビネーションを高めてやっていきたいと思います」
飯倉 大樹

GK21
飯倉 大樹

「(2点目の起点となったキックについて)学がいい動きをしていたから、俺はそこに蹴っただけ。その前から、相手は攻撃に人数をかけていて、ディフェンスラインの前が少し空き始めていた。でも、それはキーパーとフィールドプレーヤーの関係性がないと難しい。学の動きはわかっていたし、あそこに落とせばいいと思って蹴った。運良く相手にポポーンと当たって、マルちゃんがつないでケイマンが決めてくれました。
相手がもう少し早めにアーリークロスとか上げていれば、イヤだったかもしれない。でもフロンターレが最後まで崩そうとしてきたので、回しているぶん、自分たちが戻る時間がつくれた。今日の勝利がベストとはいえない。相手も(ACLで)疲れていなかったら、また展開も違っていたと思う」
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